124.天地動植図(てんちどうしょくず) 拡大図と注 校異なし
125.清濁没露図(せいだくぼつろず)  校異と拡大図

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右の「天地動植図」は、いま見た「持中天地図」のバリエーションのような図です。上・下・左・右の順に解説していきます。

   転 ・・・ 天体の回転運動のこと。
 機<
   持 ・・・ 大気の昇降運動のこと。

   風 ・・・ 風・気流のこと。竜巻や暴風も含む。
 天<
   恬 ・・・ 無風状態のこと。台風の中心の無風状態も含む。

   活 ・・・ 活動性のこと。
 神<
   発 ・・・ 鳴き声などの音声を発すること。機敏に動くこと。

   立 ・・・ 地面から生えていること。
 本<
   持 ・・・ 大地の水、太陽の光を吸収すること。

   静 ・・・ 音声を出さないこと。
 植<
   冷 ・・・ 冷たいこと。

   動 ・・・ 動物のこと。
 動<
   温 ・・・ 温かいこと。

   堅 ・・・ 大地や岩盤がガッチリと堅いこと。
 体<
   軟 ・・・ 水の流動性のこと。

   山 ・・・ 山岳のこと。
 地<
   海 ・・・ 海のこと。
 
 上下左右で排反事象を構成しています。

 左は、図名なしの図だったのですが、梅園自身が朱で「清濁没露図」という名前をつけています。「校異と拡大図」を御覧ください。 この図の解説を始めるとはなはだ煩雑になりますので省略しますが、私たちの五感で感じ取れるものと日常生活を取り巻くものを配列しています。


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