73.宇宙方位図(うちゅうほういず) 校異なし
74.時処今中図(じしょこんちゅうず) 校異なし

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 右の「宇宙方位図」の「宙」は時間という場を意味します。変化が起きる場です。変化はそこになにかのものがあるから起きます。その変化は、短時間のものから長時間のものまでさまざまです。ビッグバン理論によりますと、この宇宙は、誕生して128億年になるそうです。そのあいだずっと時間は変化を率いてきました。「袞」(こん)は「袞袞」のことで絶え間なく流れ続けることを意味します。「路」は、時間の経路です。それぞれの人生は、それぞれの「路」です。同じ「路」はありません。

 第二象限の「方」は、「今」(こん)と「端」に分かれています。「今」は現在のことで、「端」は過去と未来のことです。その長さには果てがありませんので「長」と書かれています。

 第三象限の「位」は、定位点を意味する「中」とその外を意味する「外」に分かれています。地球の中心を「中」とすると、その外は広大無辺の宇宙空間になります。「中」は外にあるすべてのものを載せ、外にあるすべてのものは地球の中心を覆っていると梅園は考えました。これが「覆載」(ふくさい)です。覆うもののなかで最も大きいのが天球です。むろん天球の外の宇宙も地球を覆っていると梅園は考えました。載せるものの中で最も小さいものが地球の中心です。大地に立つ私たち地球の生命は大地に載っており、水圏も大気圏も大地に載っています。それらすべては地球の中心に載っていると梅園は考えました。載るものと覆うものは「反」の関係にあります。

 第四象限の「宇」は空間です。空間には、何かの物が存在する場所と、その場所を収容するより大きな場所があります。ある人が家にいる時、その家は「宅」です。しかし、その「宅」は、その街の何処かにあります。つまりその街が容れているわけです。この関係はどこまでも続きますから、最終的には私たちを容れる場は宇宙空間になります。

 左は「時処今中図」です。第一象限の「時」は時間です。時間は川の流れのように宇宙の縦の流れとなります。ひたひたと移り行き、運動や変化を通じさせます。
 第二象限の「処」は、宇宙にあるものが存在する場所です。果てしなく広く満ち塞がり、万物はそこに住みます。空間は、宇宙の横の広がりを造ります。

 第三象限の「中」は、自己定位点ですが、この図では地球の中心を意味します。上のものは浮き、下のものは沈みます。

 第四象限の「今」は、現在の一瞬のことです。現在の未来面は「将」つまり「将に到来せん」とし、過去面は「既」つまり「既にするに去る」のです。 「前」は、三日前、三年前、三千年前というように過去を意味します。「後」は、三日後、三年後、三千年後というように未来を意味しています。過去と未来は「反」の関係にあります。つまり排反事象です。この過去と未来というくくりを取り除けば「時は等しく今なり」つまり現在しかない、ということになります。
 

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