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左の図は「天象地質図一合」(てんしょうちしつずいちごう)です。この図も表裏でワンペアとなる図です。 「天象」は、天文現象のことです。「地質」は大地・水圏・大気圏・地上の生き物たちのことです。図の上に書かれた「気」「精」「天」「没」は、宇宙空間にある「天象」の性質を現しています。「天象」と「地質」のあいだに気象現象が存在します。大気の暑さは約10キロメートルくらいなので、限りなく地表に近いです。地球をリンゴとすれば、大気はリンゴの皮くらいの厚さしかありませんから、「地質」という概念は、大気圏まで入れていると考えて良いと思います。 「地質」は、基本的には、大地・水圏・大気圏で生きる地球の生き物たちのことですが、これらは水を含むという点で共通しています。これに対して天文現象を作り出す「天象」は水を含みません。水を含むか含まないかが、決定的な違いです。梅園は「俯立の諸質」という言葉を使っていますが、これは「俯す質」と「立つ質」のことで、「俯す質」は動物のこと、「立つ質」は植物のことです。「質」は水を含んでいる物のことです。生物は水がないと生きていけません。梅園の世界観にとって決定的に重要なことは、水があるかないかです。水のない世界では生物は生きていけません。これに対して「象」は水を含まないもののことです。 ページをめくると、裏の図が出てきます。今度は、概念の配置を横にして陰と陽に分けています。これは、地にも陰と陽があり、天にも陰と陽がある事を示していると考えられます。天の陰陽、つまり現代的に言えば宇宙の陰陽は、光と闇です。光は恒星から発せられ、闇はそれを吸収します。これに対して地の陰陽は、大気と大地、昼と夜、夏と冬、動物と植物、雄と雌、大気と水、雲と雨など、多種多様です。これらのことを「天象地質図一合」にまとめていると推測しています。 |