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自然界に存在するものを陰と陽の集合に分類配置するためのテンプレートです。。バイナリーを示す「剖対反比図一合」とペアになる図です。なお、この図はスライドさせると中心部までぴったりと合いますので、私は「すべらし一合図」と名付けています。 この図の特徴は集合図であることです。その意味で梅園の集合図とよんで良いものです。集合図は通常ベン図が使われますが、ベン図の場合は、要素は任意に決められます。たとえば、3個のものの集合を作るとときは、みかん3個、りんご3個、アメ玉3個、など、何でも良いわけです。それが通常の集合の扱い方で、集められるものは、集合が決定します。白いシャツの集合なら、赤いシャツや白いスラックスは除外されます。 この図の場合は、集合で規定される前に、不並立によって世界全体が論理的に区分されていますので、陰の集合と陽の集合に分かれます。その意味では、最初のふたつの白い円、黒い円に分けられた図は、世界全体を陰の集合と陽の集合に分けたということが出来ます。それが一対一に対応しますから、足し合わせれば中性になります。つまり、陰と陽を統合したすべての集合の集合としての「玄なる一元気」という白紙の図に戻ります。 また、この図もむろんどこまでも再現なく広がる図です。 ベン図はもとより、論理学もそうですが、西欧に始まった集合論や論理学は、根源が陰と陽に分かれれる東洋の発想とは異なります。そのため、集合の規定も任意ですし、論理式の変数に何を入れるかも任意です。しかし、『玄語』の場合は陰の要素は陰の集合の要素と成らざるを得ず、陽の要素は陽の集合の要素と成らざるを得ませんし、陰の命題は、陽の命題と一対に成らざるを得ません。この場合の命題とは『玄語』のそれぞれの文のことです。 また、陰の文は、陰の語から構成された命題であり、陰の文には黒傍点が打たれています。陽の文は、陽の語から構成された命題であり、陽の文には白傍点が打たれています。これまで誰も、このような『玄語』の記述様式に着目した人はいませんでした。20年前に三浦梅園資料館から出版された上下二巻の『玄語』は、陰の文と陽の文の二行一対形式(二行連。カプレット形式)を再現していますが、誰も注目しませんでした。編集は私が担当しましたが、読みは書誌学の大家である五郎丸ひさし氏が担当しました。 出版に当たっては国から100万円の補助がありましたが、現在では人の目に触れることはありません。 |