【玄語\小冊\物部\混物】83.txtの検索用訓読。 総ルビ訓読版  検索用原文



13950: 大は小と異にして。而して有は資と同じからず。然りと雖も。

13951: 成する者は応する有り〉

13952: 資する者は給する有り》故に

13953: 之を有に資して帰を一にす〉

13954: 之を各に成して物を立す》

13955: 之を一有に資す〉

13956: 之を各体に成す》

13957: 各物各天地は。終に各其の勢を張る。蓋し

13958: 持中なる者は。濁境なり。

13959: 其の天は則ち気は恬して風は動す〉

13960: 其の地は則ち山は峙して水は俯す》

13961: 其の昜は則ち燥火なり〉

13962: 其のAは則ち水湿なり》而して

13963: 雲雨上に出没す〉

13964: 動植下に生化す》

13965: 雲雨は濁中に浄す〉

13966: 動植は濁中に穢す》

13967: 浄は則ち運為は握歩の跡を没す〉

13968: 穢は則ちBCは交字の態を露す》蓋し

13969: 動植なる者は。天地間の小物なり。然りと雖も。

13970: 我は動中の一物を為して。神中の一気を具す。

13971: 眇たる形骸を以て。天地を人に於て開す。遂に大物と勢を張る。

13972: 植は則ち冷止無意なり〉

13973: 動は則ち温動有意なり》夫れ

13974: 物は天地を有す〉

13975: 気は神本を具す》

13976: 動は天物を成す〉

13977: 植は地物を成す》

13978: 動は神気を専らにす〉

13979: 植は本気を専らにす》

13980: 能く本気を専らにして〉而して地物を成す〉故に

13981: 植は〉其の神 則ち無意なり〉

13982:    其の体 則ち地に著くなり〉

13983: 能く神気を専らにして》而して天物を成す》故に

13984: 動は》其の神 則ち有意なり》

13985:    其の体 則ち居天なり》故に

13986: 植体は〉則ち内を実して以て止す〉冷を地の寒に資す〉

13987: 動体は》則ち内を虚して以て動す》温を燥の煦に資す》蓋し

13988: 大物の有は〉上下を以て〉而して中外に居す〉故に

13989: 小物の資は》本末を以て》而して上下に居す》然り而して

13990: 植は〉本を下にし末を上にす〉

13991: 動は》本を上にし末を下にす》

13992:  一に於て有せらる〉

13993:  二に於て反せらる》故に

13994:  本気を以て生を為すは〉則ち彼此 同なりと雖も〉而も

13995:  冷止は我れ之れを悪む〉

13996:  温動は我れ之れを好む〉

13997:  神気を以て霊を為すは》則ち彼此 同なりと雖も》

13998:  有意は我れに運す》

13999:  無意は彼れに運す》

14000:  華栄し実種するは》  則ち彼此 同なりと雖も》

14001:  彼れは質実を以て〉物を外に於て取り〉生を下体に於て養う〉

14002:                    実を上頭に於て結ぶ〉

14003:  此れは気虚を以て》物を内に於て取り》生を上竅に於て養う》

14004:                    子を下体に於て生す》

14005:  生を為し命を為すは。則ち彼此同なりと雖も。而れども

14006:  彼れは根より生じて〉而して命は根に在り〉

14007:  此れは首より生じて》而して命は首に在り》惟だ

14008:  有意を以て立する者は〉有意に事有り〉

14009:  無意を以て立する者は》有意に事無し》是に於て。

14010:  無意は〉有意の事に混然たり〉

14011:  有意は》有意の事に粲然たり》

14012:  既已に粲然たり。視聴聞味。思慮知弁は。

14013:  其の物を有す〉

14014:  其の事を有す》

14015:  偏なる者より之を観れば〉彼れに無き者は我れに有り〉

14016:  全なる者より之を観れば》彼れに混有する者は》

14017:              此れに粲立す》是の故に。

14018:  身を有する者は。本末内外を有す。

14019:  動は外を実にし〉植は内を実にす〉而して

14020:  動は上を本にし》植は下を本にす》

14021:  本末内外。動植の同じき所なり。

14022:  有意は向う所有り。向背は前後を為す。

14023:  前後有れば。必ず左右を有す。故に

14024:  前後左右は。有意に分す〉

14025:        無意に混す》

14026:  有意は。視聴聞味。知覚好悪を用う。故に

14027:  耳目鼻舌。意智情慾は。有意に分す〉

14028:             無意に混す》是れ

14029:  多少の有無の対を成す所なり。

14030:  未だ混粲の分を知らず。多少の対に於て泥む。

14031: 大物は〉 FFに居して〉而して袞袞に従す〉故に

14032: 小も》亦た天地に居して》而して節序に従す》然り而して

14033: 植は〉華実を配として〉而して幹苗に継ぐ〉

14034: 動は》牝牡を配として》而して子母に継ぐ》

14035: 大物は〉 気 其の物を運し〉神 其の事を為す〉故に

14036: 小も》亦た気 其の物を運し》神 其の事を為す》然り而して

14037: 植は〉止して無意に運為す〉

14038: 動は》動して有意に運為す》蓋し

14039: 大なる者は〉機体象質なり〉諸を風恬水陸に縮す〉

14040:              諸を彩声気性に醸す〉故に

14041: 動植は》則ち其の風恬水陸に居す》

14042:       其の彩声気性を用す》

14043:  虚は天を為す〉

14044:  実は地を為す〉

14045:  風は転旋す〉

14046:  恬は持立す〉

14047:  質は水を湛う〉

14048:  燥は陸に充つ〉故に

14049:  風恬水陸なる者は〉機体象質より成す〉

14050:  清は天を為す》

14051:  濁は地を為す》

14052:  静は彩を呈す》

14053:  動は声を激す》

14054:  熱は気を発す》

14055:  潤は性を収す》故に

14056:  彩声気性なる者は》色性気性より醸す》是を以て。

14057:  風恬水陸の境は。則ち

14058:  彩声気性の充つる所なり。故に

14059:  合して之を言えば〉動植は〉動静燥湿にして物を為す〉

14060:               彩声気性にして用を為す〉

14061:  分して之を言えば》動体は動にして湿なり》能く彩声気性を発す》

14062:           植体は止にして燥なり》能く彩声気性を収す》蓋し

14063:  動は。質を取りて内に養するの時〉

14064:  其の性を舌に於て覚ゆ〉之を味と謂う〉

14065:     気をHして内に通するの時》

14066:  其の気を鼻に於て覚ゆ》之を臭と謂う》故に

14067:  物に於ては〉則ち彩声気性なり》

14068:  我に於ては》則ち彩声臭味なり》蓋し一なり。

14069: 大は〉則ち成せざる莫く〉立せざる莫し〉而して

14070: 小は》則ち大に資して成す》

14071: 物に依して立す》

14072: 資すれば則ち大に応す〉

14073: 依すれば則ち與に感す》故に

14074: 大物も〉亦た本根精英を有す〉

14075: 小物も》亦た本根精英を有す》

14076:  本は天を為す〉

14077:  根は地を為す》

14078:  精はAを成す〉

14079:  華は昜を為す》故に

14080:  天なる者は〉本なり〉物は皆な之に資す〉

14081:  地なる者は》根なり》物は皆な之に依す》

14082:  精なる者は〉Aなり〉気を物に於て隠す〉

14083:  華なる者は》昜なり》体を気に於て発す》故に

14084:  気は本根精英を蔵す〉

14085:  物は天地A昜を露す》

14086:  天は地中に没す〉

14087:  地は天中に露す》

14088:  根を為す者は止す〉

14089:  本を為す者は動す》故に

14090:  天は地に通し塞は本を為す〉

14091:  天虚地実は根を為す》

14092:  精は動止を隠す〉

14093:  英は発収を見す》蓋し

14094:  神物の体は。神霊は事を運す〉

14095:        本根は物を体するを用す》是に於て。

14096:  本気は物を成す〉

14097:  神気は事を為す》

14098:  事物なる者は露す〉

14099:  本神なる者は没す》

14100:  天地は則ち本気の成する所なり〉

14101:  天神は則ち神気の成する所なり》

14102:  経は通し緯は塞す〉

14103:  動は転し静は持す》

14104:  天は虚し地は実す〉

14105:  昜は発しAは収す》

14106:  此に於てせざる者莫し。

14107:  大物は〉天地なり〉

14108:  小物は》動植なり》

14109:  大物は神本を有せば〉則ち

14110:  小物も亦た神本を有す》

14111:  本気は〉則ち彼此同名なり〉

14112:  神気は》則ち彼れを神と謂う》

14113:        此れを意と謂う》

14114:  物 異なるを以て〉而して気 異なり〉

14115:  気 異なるを以て〉而して名 別なり〉

14116:  一 剖するを以て》而して気 応す》

14117:  気 応するを以て》而して名 通す》

14118:  動為有意〉神気之物なり〉

14119:  植為無意》本気之物なり》而して

14120:  神本は相い有し。動植は全成す。

14121: 成具は。則ち天神なり〉

14122:       天地なり》

14123: 天は則ち定常なり〉

14124: 神は則ち変化なり〉

14125: 変化の地は〉神霊感運を成す〉

14126: 天は則ち乾明なり》

14127: 地は則ち潤暗なり》

14128: 潤暗の処は》水燥土石を成す》故に

14129: 物は芸芸然たり雖も。亦た惟だ一動一植のみ。

14130: 動植は。風恬の中に居す〉

14131:     水土の上に立す》

14132:     神霊の神を成す〉

14133:     感運の気を用す》故に

14134: 物は水燥土石に資す〉

14135: 以て気液之生〉骨肉の身を為す〉

14136:  潤暗結実。水燥は天に居す〉

14137:       土石は地に結す》

14138:  水燥は則ち雲雨に之く〉

14139:  土石は則ち動植に之く》

14140:  動植は。生を同じくして物を反す。故に

14141:  彼れに根幹と曰う〉

14142:  此れに身首と曰う》

14143:  動植は物を分すと雖も。而も同じく之を有す。故に

14144:  水燥土石は。我に於て得て。而して気液骨肉なり。

14145:  植は骨を欠けば〉則ち剛を肉に於て寓す〉

14146:    血を欠けば》則ち潤を気に於て寄す》

14147:  此れ温動有意なり〉

14148:  彼れ冷止無意なり》是に於て。

14149:  其の有意の器は。彼れに無くして我に有り。蓋し夫れ。

14150:  人の身を為すは。気液骨肉なり。

14151:  気は温動を分す〉

14152:  液は膏血を分す》

14153:  肉は臓腑を分す〉

14154:  骨は筋骨を分す》

14155:  膏に和して皮は外に成す〉

14156:  血に和して肉は内に成す》

14157:  皮は能く物を裏む〉                    (裏む=つつむ)

14158:  肉は能く神を畜う》是の故に。

14159:  府なる者は〉物を納むるの名にして〉皮の別名を為す〉

14160:  蔵なる者は》気を蔵するの名にして》肉の別名を為す》

14161:  臓は上体を為す〉

14162:  腑は下体を為す》

14163:  上下の体成して〉

14164:  神本の気分す》

14165: 気は神霊感運に資して》以て心性の意》為技の意を為す》

14166:  体の大分は〉天なり〉地なり〉

14167:  人なる者は〉地中の一小物なり〉故に

14168:  水燥土石は〉我に得て〉而して気液骨肉を為す〉

14169:  気の大分は》天なり》神なり》而して

14170:  意なる者は》神中の一小気なり》故に

14171:  神霊感運》我に得て》而して神霊為技を為す》

14172:  神霊は意智の心を為す〉

14173:  感運は情慾の性を為す》

14174:  相い和して運用の為〉

14175:       言動の技を為す》

14176:  意智情慾。合して之を言えば〉則ち意智と無く〉情慾と無く〉

14177:  自然にして我れに有するは〉則ち性なり〉

14178:  運為して事に用するは〉則ち心なり〉

14179:  分して之を言えば》情慾の感応》自然に於て発するは》則ち性なり》

14180:           意智の運為》然ら使むるに用するは》則ち心なり》然り而して

14181:  無意は〉則ち精霊自然にして〉 而して感応然ら使む〉

14182:  有意は》則ち感応自然に発して》而して知運然ら使む》

14183:  天人の別なり。然り而して無意無作の神は〉往来分合を為す〉

14184:              有意有作の神は》運用言動を為す》

14185:  運用なる者は〉心に於て為す〉故に為と曰う〉

14186:  言動なる者は》外に於て発す》故に技と曰う》然り而して

14187: 彩声気性は〉物に具す〉

14188: 好悪知覚は》気に具す》

14189: 大は外より保す〉

14190: 小は内より保す》

14191: 大は則ち内を質にす〉

14192: 小は則ち外を質にす》

14193: 動植なる者は。小中の偶なり。

14194: 意を用すれば〉則ち気液骨肉を分す〉

14195: 意を舎すれば》則ち気液骨肉を合す》

14196: 内を虚すれば〉則ち養を内より取る〉

14197: 内を実すれば》則ち養を外より取る》故に

14198: 植は彩声臭味を呈す〉

14199: 動は彩声臭味を用す》

14200: 成すれば則ち自ら保し自ら運す〉

14201: 依すれば則ち或いは給し或いは資す》故に

14202: 小物は。成するや則ち各自に保運す〉

14203:     立するや則ち互相に給資す》

14204: 心性の意〉

14205: 為技の為》

14206: 動は以て之を分す〉

14207: 植は以て之を合す》

14208: 分せざれば則ち之を混有す〉

14209: 合せざれば則ち之を粲立す》

14210: 人は則ち物中の一物なり〉

14211: 意は則ち神中の一気なり》

14212: 人は己れを有して以て其の境を開く。是に於て

14213: 己れに非ざる者を併せて。己れ之と勢を張る。故に

14214: 其の遇する所は皆な物にして。而して往する所は皆な天なり。

14215:  物なる者は。天地に得て。而して物を成する者なり。

14216:  物は成して而して天地と勢を張る。是に於て。

14217:  天神は並立す。

14218:  人・物は相居す。故に

14219:  彼れも能く没露す〉

14220:  此れも亦た没露す》

14221:  露中は〉則ち天地なり〉我れに得て〉乃ち身生なり〉

14222:  没中は》則ち本神なり》我れに得て》亦た神本なり》

14223: 天に於て資す〉

14224: 與に依して立す》故に

14225: 動植は天に同居し地に立す。

14226: 水燥を以て〉 能く其の物を宅す〉

14227: 日影に従いて》能く其の気を行す》

14228: 気液骨肉〉

14229: 心性為技》

14230: 精より之を観れば〉彼此同じく有す〉

14231: 麁より之を観れば》彼此相い隔す》故に

14232: 植の跡を混有に没するも〉亦た其の気は其の中に在り〉

14233: 動の跡を粲立に露するも》亦た其の気は彼の外に在らず》故に

14234: 我の立するや。同じく混粲の気体を有す。

14235: 神気は体を混用し〉本気は体を粲成す〉

14236: 生体は神を粲有し》身体は本を混成す》

14237: 混体は則ち躯なり〉

14238: 躯は身生を以て立す〉而して生は則ち気液なり〉身は則ち骨肉なり〉

14239: 気者〉一温一動なり〉而して温は営衛を有す〉動は息脈を有す〉

14240: 液者〉一血一膏なり〉而して血は津血を有す〉膏は脂髄を有す〉

14241: 肉者〉一臓一腑なり〉而して臓腑は各おの内外を分す〉

14242: 骨者〉一筋一骨なり〉而して筋骨は亦た 内外を分す〉

14243: 混気は則ち神なり》神は意為を以て成す》而して

14244: 意は則ち心性なり》

14245: 為は則ち為技なり》

14246:  地の水燥土石は〉乃ち人の気液骨肉なり》故に

14247:  水の気を為すや。気の質に之くなり。

14248:  質に之きて未だ質を定めず。是に於てか。

14249:  水は猶お気のごとくなり。是を以て。

14250:  気は則ち温なり〉

14251:  液は則ち潤なり》故に

14252:  其の生するや〉之を摸すれば則ち温なり〉之を傷つけて則ち血なり〉

14253:  其の死するや》之を摸すれば温を得ず》 之を傷つけて血を見ず》是に於て。

14254:  観る、気の物を為すや〉死すれば則ち之を亡す〉

14255:     物の物を為すや》死すと雖も之を留むるを》故に

14256:  動植を合して之れを言えば〉神気は為技なり〉

14257:  動植を分して之れを言えば》植は神気為技を為す》

14258:               動は心性為技を為す》蓋し

14259:  神の物を為すは。物に主として。而して物を用する者なり。

14260:          物に主として。而して体を為せざるなり。

14261:  体を為せざると雖も而も物を没中に成す。

14262:  為技とは。惟だ其の発して事を為す者なり。

14263: 心なる者は》一意一智なり》而して

14264: 意は思慮を有す》

14265: 智は知弁を有す》

14266: 性なる者は》一情一慾なり》而して

14267: 情は愛憎を有す》

14268: 慾は欲悪を有す》

14269: 為する者は》一運一為なり》而して

14270: 運は運行を有す》

14271: 為は立持を有す》

14272: 技なる者は〉一声一技なり》而して

14273: 声は和激を有す》

14274: 技は守禦を有す》

14275:  気〉我之燥なり〉

14276:  液》我之水なり》

14277:  肉〉我之土なり〉

14278:  骨》我之石なり》

14279:  性情は〉我に於ては心性を為す〉

14280:  造化は》我に於ては為技を為す》

14281:  天地の我れと同じき所なり。而して

14282:  彼なる者は〉地質を内に結して〉天気を外に転す〉

14283:  我なる者は》骨肉を外に護して》温動を内に保す》是れ

14284:  天地の我と反する所なり。然り而して

14285:  気は温動を有す〉

14286:  液は膏血を有す》

14287:  肉は臓腑を有す〉

14288:  骨は筋骨を有す》

14289:  心は意智を有す〉

14290:  性は情慾を有す》

14291:  為は運為を有す〉

14292:  技は言動を有す》而して

14293:  愛憎欲悪なる者は〉好悪なり〉

14294:  思慮知弁なる者は》知覚なり》

14295:  物は好悪知覚を有せざる者無し。蓋し

14296:  人の大分は。意と身となり。而して

14297:  身は生と偶す〉

14298:  意は為と対す》

14299:  身生なる者は〉動の天地なり〉

14300:  意為なる者は》動の性才なり》蓋し

14301:  天地の條理は。質は必ず冷止す〉

14302:         気は必ず温動す》而して

14303:  植質は冷にして〉

14304:  動質は温なる者は》何ぞや。

14305:  質 動止の異を有すればなり。

14306:  性情為技なる者は。動植の共に有する所なり。

14307:  惟だ意に於て相い有無するのみ。

14308:  植は地に就きて竪立す〉地の類なり〉故に意の神を冷止に於て舎す〉

14309:  動は天に在りて横行す》天の類なり》故に意の神を温動に於て寓す》

14310:  温動なる者は〉生なり〉気血は之に繋す〉

14311:  形体なる者は》身なり》骨肉は之に成す》

14312:  質体なる者は》冷止の物なり。

14313:  神を有して此の中に動す。是れ

14314:  其の体の温なる所以なり。蓋し

14315:  天地なる者は。偏寒偏熱を以てして成する者なり。然り而して

14316:  動なる者は。温動の気を以て。冷止の質に和す。

14317:  和合は以て活す〉

14318:  乖離は以て化す》

14319:  化すれば則ち温は去り冷は生す〉以て質の自然なるを観る〉

14320:  活すれば則ち冷は去り温は醸す》以て気の使然なるに和す》

14321:  気は温にして動す〉

14322:  血は温にして活す》故に

14323:  血の体に充するは。存すれば則ち滾滾として充す〉

14324:           死すれば則ちM忽として失す》

14325:  是れに由りて之れを観るに。

14326:  血なる者は。活動の気化なるや。明らかなり。故に

14327:  血なる者は。気の化なり。

14328:  気を得て骨肉の実質と対す。是に於てか。

14329:  骨肉気血は親を為す。以て能く好悪知覚す。此の故に

14330:  感応の運為する所は。性に於て有る者は〉

14331:            神に於て之れ有り》是の故に。

14332:  意の有無は動植に於て分すると雖も。而も

14333:  動中も亦た此の有無を平分す。故に

14334:  生の好悪知覚は〉無意に於てす〉

14335:  心の好悪知覚は》有意に於てす》

14336:  同じく是れ神為なり。同じく是れ神為なりと雖も。而も其の為は則ち反す。

14337:  反に由りて同を観す〉

14338:  同に由りて反を観す》其の態は識る可し。

14339:  粗ぼ其の概を挙げて以て之れを言わんに。          (粗ぼ=ほぼ)

14340:  労逸を知り〉睡覚を知り〉痛苦を知るは〉皆な無意の神為なり〉

14341:  適否を知り》蔽悟を知り》憂楽を知るは》皆な有意の神意なり》是を以て。

14342:  好悪知覚。有意無意 相い応す。是を以て。

14343:  生 痛を有せば〉則ち心も亦た悼を有す〉

14344:  生 痒を有せば》則ち心も亦た痒を有す》

14345:  痛は呻吟を為す〉

14346:  悼は哭泣を為す》

14347:  身痒は則ち爪掻す〉

14348:  心痒は則ち歯切す》

14349:  身麻は則ち左右の運動する所無し〉

14350:  心癡は則ち進退の運為する所無し》

14351:  人のA肌を摸すれば〉則ち肌は羞らいて口は笑う〉

14352:  人のA事を訐すれば》則ち己れ羞らいて人は笑う》

14353:  人の肌肉を割けば〉則ち肉傷つきて気痛む〉

14354:  人之親戚を割けば》則ち情傷つきて心痛む》

14355:  気は鬱して病す〉達して快す〉

14356:  心は鬱して悶す》達して安す》

14357:  気を病めば則ち身を癈す〉

14358:  知を病めば則ち徳を壊す》

14359:  是れ乃ち天人の応なり。然り而して

14360:  情慾は〉有意の感応なり〉

14361:  意智は》有意の知運なり》

14362:  体は耳目鼻舌〉手足A乳の文を有す〉而して其の為は万変す〉

14363:  心は意智情慾》運用営施の事を有す》而して其の運は錯綜す》

14364:  為は虚実守禦を為す〉而して愛憎欲悪は〉其の間に成す〉

14365:  意は運思慮知を弁す》而して善悪是非は》其の中に出す》

14366: 粲体は則ち文なり〉体は以て臓腑を成す〉而して

14367: 臓は則ち内臓外臓〉腑は則ち内腑外腑なり〉

14368: 内臓は上下を分す〉上は則ち心肺〉下は則ち肝腎なり〉

14369: 外臓は上下を分す〉上は則ち耳目〉下は則ち鼻舌なり〉

14370: 内腑は上下を分す〉上は則ち咽胃〉下は則ち腸※なり〉

14371: 外腑は上下を分す〉上は則ちA乳〉下は則ち手足なり〉

14372:  獣は必ず身を俯す。身を俯すれば則ち横なり。

14373:  横なれば則ち手足は下に在りて。A乳は上に在り。

14374:  人は竪身を以て。其の体を異にするのみ。

14375: 粲気は》則ち体の文に従うの気なり》

14376: 其の気は本神を以て成す》而して

14377: 神は則ち内神外神なり》

14378: 本は則ち内本外本なり》

14379: 内神は精麁を用す》而して精は以て保運す》麁は以て化持す》

14380: 外神は精麁を用す》而して精は以て視聴す》麁は以て聞味す》

14381: 内本は精麁を用す》而して精は以て納畜す》麁は以て収送す》

14382: 外本は精麁を用す》而して精は以て交字す》麁は以て舞踏す》

14383: 混気物なる者は〉体なり〉諸を大物に資す〉以て己の有と為す〉

14384: 粲気物なる者は》文なり》諸を身生に得て》以て己の神を用す》

14385: 植も亦た多種なり〉

14386: 動も亦た多種なり》

14387: 資給は同じからずして〉

14388: 通塞は各おの異なるなり》然りと雖も。

14389: 動中。意智の巧を極め〉

14390:    造化の機を弄する者は》人 之を最と為す。故に

14391: 我が境よりして。而して有意を推す〉

14392:            無意を察す》

14393: 混資は己を成す〉

14394: 粲立は佗を用す》

14395: 混体は〉則ち本根の身生なり〉内外臓腑の文を粲立す〉

14396: 混気は》則ち精英の神為なり》内外本神の文を粲立す》

14397:  天地天神なる者は〉我を成するの気なり〉

14398:  彩声臭味なる者は》我が交す所の気なり》而して

14399:  気は豈に啻に此の四のみならんや〉             (啻に=ただに)

14400:  寒熱湿燥は〉膚に覚る〉

14401:  善悪是非は〉心に覚る〉

14402:  軽重は捧に覚る〉

14403:  強弱は持に覚る〉

14404:  堅Kは摸に覚る〉

14405:  毒薬は養に覚る〉

14406:  配嗣器地なる者は》我を立するの質なり》

14407:  水穀便溺なる者は》我を寄するの質なり》而して

14408:  質は豈に此の四のみならんや》

14409:  ※※裘帛は》寒暑に切なり》

14410:  門牆干戈は》守禦に切なり》

14411:  薬餌は》疾病に切なり》

14412:  枕席は》臥寐に切なり》惟だ

14413:  彼の気質の各おの八なる者は》動の至切なる者なるのみ。此の故に。

14414:  魚に耳無し。鳥に※無し。

14415:  艸木は配偶に假らず。

14416:  魚介は手足に假らず。

14417:  瞽者は色に假らず。

14418:  聾者は声に假らず。

14419: 精英は能く本根を発す〉

14420: 本根は能く精英を収す》故に

14421: 天は以て己れを成す〉

14422: 神は以て己れを用す〉故に

14423: 本根なる所の者は〉胚胎に兆し〉黄壌を貫す〉

14424: 精英なる所の者は》後れて栄し先んじて謝す》昼は神に夜は昏し》故に

14425: 正なれば則ち治す〉

14426: 病なれば則ち乱す〉是を以て〉

14427: 神の躯に居す〉之れ生を為す〉

14428: 躯の神を喪す〉之れ死を為す〉

14429:  気は無体を以て動す〉

14430:  質は有質を以て止す》

14431:  気は聚すれば則ち体は結す〉

14432:  体は解すれば則ち気は散す》

14433:  暴露する者は〉体は必ず早壊す〉佗無し〉気の散し易きを以てなり〉

14434:  蟄蔵する者は》体は必ず久持す》佗無し》気の洩せざるを以てなり》

14435:  心なる者は〉気の華なり〉

14436:  身なる者は》気の根なり》

14437:  気なる者は〉動し易く佚し難し〉故に心は宜しく恬澹を以て養うべし〉

14438:  体なる者は》静を好み労を悪む》故に身は宜しく動作を以て養うべし》

14439: 神は躯を役す〉之れ覚を為す〉

14440: 躯は神を役す〉之れ夢を為す〉

14441:  視聴なる者は〉耳目の気なり〉

14442:  舞踏なる者は》手足の気なり》而して

14443:  好悪思弁なる者は。神気なり。

14444:  気は本根を為す〉

14445:  心は英華を為す》

14446:  心は固に一身の主なり。

14447:  四肢百骸。皆な其の役を為す。是の故に。

14448:  心は能く使令す〉

14449:  気は能く聴命す》則ち

14450:  耳目は視聴す〉

14451:  手足は舞踏す》

14452:  心は令すと雖も。而も気 聴かざれば。則ち聾瞽※※。癲狂妄動す。

14453:  心は尊しと雖も〉而も事を執ること能わず〉

14454:  気は卑しと雖も》而も用を己に由りて作す》

14455:  老壮病健は。惟だ気の従なり。是を以て。

14456:  心は気を役すれば〉則ち視聴云為〉自ら正し〉覚の事なり〉

14457:  気は神を役すれば》則ち神は視聴を耳目に於て役せず》

14458:  反って視聴する所の気に於て役せらる》

14459:             心は手脚を舞踏に於て役せず》

14460:  反って舞踏する所の気に於て役せらる》   夢の事なり》故に

14461:  正有り。邪有り。感有り。背有り。前事を記す有り。

14462:  将来を知る有り。由りて思う所有り。得て思わざる所有り。

14463:  愛す可く。悪む可く。驚く可く。楽しむ可く。其の状は千万と雖も。

14464:  惟だ心の気に於て役せらるるに由るのみ。

14465:  本根は困しめば則ち精華は瘁く〉

14466:  精華は病めば則ち本根は苦しむ》

14467:  憂悲思慮なる者は〉心の病なり〉

14468:  痛癢饑渇なる者は》気の病なり》

14469:  心労すれば則ち気困しむ〉

14470:  気病めば則ち心苦しむ》是を以て。

14471:  魑魅は神を毒す〉

14472:  疾病は心を乱す》則ち

14473:  恍惚は夢覚を分たず。

14474:  徒らに視て徒らに聴き。徒らに舞いて徒らに踏むのみ。

14475:  神明 主を為し。号令 厳粛なれば。則ち

14476:  肢体は各おの命を待ちて。而して皆な用を一心に統するなり

14477: 生の身に充す》之れ壮を為す》

14478: 身の生を散す》之れ老を為す》

14479: 生の神に旺す》之れ寝を為す》

14480: 神の生に旺す》之れ寤を為す》

14481:  気は。来すれば則ち充す〉

14482:     往すれば則ち散す〉而して

14483:  寤寐なる者は〉神本の更るがわる政を為すなり〉

14484:  夢覚なる者は》神本の更るがわる役を為すなり》故に

14485: 神は其の権を執れば則ち正し〉

14486:   其の権を失えば則ち狂す〉

14487:  生の本根を為するは〉猶お国の衆を以て基と為すがごときなり〉

14488:  心の英華を為するは》猶お国の君を以て主と為すがごときなり》夫れ

14489:  朝廷なる者は〉礼楽文物の所在なり〉

14490:  聡明才徳の居る所〉号令控掣の由る所なり〉

14491:  郊野なる者は》礼楽文物に於て足らず》

14492:  聡明才徳に於て乏し》亦た号令控掣の権を有せず》

14493:  前後左右》仰ぎて之れを上に於て待つ者なり》故に

14494:  上 控掣の権を執りて〉以て下を馭し〉

14495:  下 号令の命を奉じて〉以て上を聴すれば〉則ち能く太平を致す〉

14496:  上 聡明の徳を失いて》而して下を監する能わず》

14497:  下 控掣の権を竊んで》以て上を犯せば》則ち終に擾乱を致す》故に

14498:  気なる者は〉心の基なり〉

14499:  心なる者は》気の主なり》

14500:  心 号令控掣し〉以て能く気を役使す〉

14501:  気 動静云為し》皆な命を待ちて為す》是の故に。

14502:  気は苟くも痛癢驚懼有らば〉則ち懊惱戦愕し〉心の制を受けず〉

14503:  心は苟くも感激憤発有らば》則ち重傷大痂し》自覚せざるなり》

14504:  是れ主客の事なり。夫れ

14505:  視聴舞踏なる者は〉気の為す所なり〉

14506:  耳目の視聴を役し》手脚の舞踏を役する者は》心の為す所なり》

14507:  心令し気聴けば〉則ち 視て 其の色を弁じ〉

14508:             聴きて其の声を弁じ〉

14509:             舞いて其の節に中り〉

14510:             踏みて其の地を得るは〉人の正なり〉

14511:  心は之を令するを知らざれば》

14512:  気は徒らに其の用を為して》

14513:  視て 其の色を弁ぜず》

14514:  聴きて其の声を弁ぜず》

14515:  云いて其の言を択ばず》

14516:  為して其の事を択ばず》

14517:  是れ之れを狂と為す》

14518:  上下は序を有し〉治安は謀る可く〉

14519:  位序は未だ分れずんば〉烏んぞ治を謂うを得ん〉

14520:  下 苟くも上に於て聴かざれば》則ち衆 各おの其の用を為す》

14521:  国に於ては〉則ち乱を為し亡を為す〉

14522:  人に於ては〉則ち癲を為し狂を為す〉

14523:  主 権柄を専らにすれば》則ち衆 役使に於て困しむ》

14524:  国に於ては》則ち弊を為し危を為す》

14525:  人に於ては》則ち病を為し死を為す》

14526: 其の精を守すれば則ち真なり》

14527: 其の主を喪すれば則ち妄なり》

14528:  神なる者は。心の精爽なり。是を以て。

14529:  目を病めば〉則ち大虚に蚊虻を見る〉

14530:  耳を病めば》則ち漠中に蝉雀を聞く》夫れ

14531:  病邪は元と内に在り。而して声色は妄を外に於て為す。

14532:  心は精爽を失せざれば〉則ち声色の真妄を弁ず〉

14533:  心は精爽を失すれば》 則ち必ず蚊虻を樸し》蝉雀を駆る》

14534:  病まざる者は〉妄状を視聴に於て認めず〉

14535:  病む者は》則ち妄状を視聴に於て認む》故に

14536:  神正しくして〉而して衆と同じく視聴す〉是れ其の真なり〉

14537:  神病めば》  而して佗と視聴を別にす》是れ其の妄なり》

14538:  物は已に象形を具す。孰れか目に於て逃れん。何となれば則ち

14539:  面前の色〉目に於て印し〉目の神〉接して物を鑑すればなり〉

14540:  左右の声》耳に於て感し》耳の神》受して声を弁ずればなり》

14541:  色 目を印せず〉

14542:  声 耳を感せず》而して色と声とを成する者は。

14543:  豈に外に在る者ならんや。故に

14544:  心は邪の為に役せられ。其の視聴挙動をして。

14545:  物に対するが如くならしむる者は。実に妄状のみ。

14546:  何ぞ眼華耳鳴と。睡語夢影と異ならん。

14547: 故に生は其の可に適せずんば則ち和す〉其の否に遇えば則ち労す〉

14548:  天地なる者は〉一寒一熱なり〉而して

14549:  我が身は〉則ち寒熱に和して温〉戻れば則ち偏寒偏熱を生ず〉

14550:  天地なる者は》一燥一湿なり》而して

14551:  我が身は》燥湿を合して中》偏なれば則ち偏燥偏湿を成す》此の故に

14552:  寒暑を衝く〉

14553:  雨雪を冒す》

14554:  饑飽に過ぐ〉

14555:  嗜好に淫す》

14556:  力の及ばざる所に役す〉

14557:  智の能わざる所に労す》

14558:  彼の労苦の事。皆な職として此れ之れに由る。

14559: 其の養を得れば則ち健なり》

14560: 其の毒に遇えば則ち病なり》

14561:  食色器貨。淫すれば則ち人を毒す。

14562:  寒熱風湿。忤えば 則ち人を毒す。

14563:  水火金石。触るれば則ち人を毒す。

14564:  諂佞便戻。親しめば則ち人を毒す。故に

14565: 意は為を具すれば則ち性なり〉

14566: 為は意を能するは則ち才なり》

14567: 思なる者は〉意の物に於て運するなり〉

14568: 業なる者は》物の意に於て運するなり》是に於て。

14569: 交接の間。意は順忤を有す〉

14570:      態は治乱を為す》是の故に。

14571: 人は天地の給する所に資す〉

14572:   万物の立する所に依す》故に

14573: 大物は神を給す〉我は資して意を為す〉

14574: 大物は為を給す》我は資して為を為す》

14575: 意は則ち心性なり。

14576: 性なる者は〉神の給する所なり〉

14577: 心なる者は》霊の給する所なり》故に

14578: 情慾なる者は〉神の物と交接する所〉感応の態なり〉

14579: 意智なる者は》霊の物と交接する所》運営の態なり》

14580: 為なる者は〉神為の自ら用する所なり〉

14581: 技なる者は》霊為の佗を用する所なり》故に

14582: 運為なる者は〉気体を運行立持するなり〉

14583: 声技なる者は》気体を和激守禦するなり》夫れ

14584: 物は天地の間に並立して。而して

14585: 彼此は交接を為す。是の故に。

14586: 情は外に感ず〉而して愛憎は動く〉

14587: 慾は内に応す〉而して欲悪を出だす》

14588:  情なる者は〉心の気に感ずるなり〉

14589:  慾なる者は》気の心に感ずるなり》是を以て。

14590:  心なる者は内に在りて〉而して用を外に於て為す〉物は牽けば則ち愛憎は外に於て従う〉

14591:  体なる者は外に在り》而して事を内に於て用す》 身は動き而して色食を内に於て求む》

14592:  我の愛憎は〉佗の美醜吉凶よりす〉

14593:  酸鼻の隠〉甘心の忍〉

14594:  之を内に於て快して〉而して之を外に於て伸ばさんを思う〉

14595:  他の声色服飾は》我の耳目口体の為にして求む》

14596:  輿馬粉黛の美》絲竹羞饌の具》

14597:  之を前に於て備えて》而して之を内に於て恣するを欲す》

14598:  内に求むれば則ち外は之に従う〉

14599:  外は従えば則ち内は之を求む》

14600: 意は運して思慮は神なり》

14601: 智は営して知弁は霊なり》

14602:  愛憎の施する所〉親疏を致す〉

14603:  欲悪の接する所》悦怨を動かす》

14604:  人の美を愛すれば則ち羨む〉

14605:  己の美を愛すれば則ち矜る〉

14606:  己の悪を悪めば則ち羞づ》

14607:  人の美を悪めば則ち妬む》

14608:  思は順忤を有して〉而して喜怒は応す〉

14609:  慮は粛舒を有して》而して憂歓は成す》

14610:  智は吉凶を解す〉而して哀楽は感す〉

14611:  弁は得失を分す》而して悔咎は生す》且つ

14612:  情は。注ぎて慕う〉

14613:     背きて※う》

14614:     合を欲して求む〉

14615:     分を悪みて惜む》

14616:  意は〉鬱して慍なり〉暢して驕なり〉

14617:  智は》素して愨なり》飾りて詐なり》

14618:  思の存亡する所〉記忘有り〉

14619:  智の動止する所》信疑有り》

14620:  用弁於事物〉則ち美醜分〉

14621:  考道於進退》則ち栄辱成》此故。

14622:  神は。劫かさる有れば則ち驚く〉

14623:     危ぶむ所有れば則ち畏る》

14624:     痛む所有れば 則ち泣く〉

14625:     弄する所有れば則ち笑う》

14626:     病む所有れば 則ち苦しむ〉

14627:     役する所有れば則ち労す》

14628: 運は以て気体を運行す〉

14629: 為は以て気体を立持す》

14630: 音声を発して〉而して虚実を見す〉

14631:  為の精を用する〉一は則ち声を発す〉

14632:          一は則ち技を発す》

14633:  技を発する者は〉守禦を為す〉

14634:  声を発する者は》和激を在す》

14635:  守禦の技は〉或いは歯角に於てす〉

14636:        或いは距觜に於てす〉

14637:        或いは首尾に於てす〉而して人は則ち専ら手足に於てす〉

14638:  和激の発は》笑泣喜怒を各おの発す》

14639:  或いは音声を羽※に於て発する者有り》

14640:  或いは声音を假らざる者有り》

14641:  人なる者は。意為に長ずる者なり。故に

14642:  声音を弄して〉而して言語の文を為す〉

14643:  手足を役して》而して千百の事業を為す》故に

14644:  人は。意を適否に於て運す〉而して善悪Lす〉

14645:     智を当否に於て用す》而して是非作す》

14646:  情を口舌に於て吐して〉而して虚実成る〉

14647:  慾を手足に於て施して》而して守禦起る》是を以て。

14648:  物の已に分る。己れに切にして佗に疏す。

14649:  切なる者を守らんと欲す。故に害する者を禦ぐ。故に

14650:  学と曰う〉

14651:  礼と曰う〉

14652:  仁と曰う〉

14653:  義と曰う〉

14654:  業と曰う〉

14655:  務と曰う〉

14656:  薬餌と曰う〉

14657:  飲食と曰う〉而して

14658:  千万なる者は〉皆な守の事なり〉

14659:  衣服と曰う》

14660:  牆屋と曰う》

14661:  軍旅と曰う》

14662:  城郭と曰う》

14663:  戒と曰う》

14664:  禁と曰う》

14665:  祷と曰う》

14666:  刑と曰う》而して

14667:  千万なる者は》皆な禦の事なり》

14668:  守禦を務むるの間。物を弄するの工は。

14669:  一正一誕。

14670:  一護一訐。虚実の間なり。

14671:  正なる者は〉直なり〉質なり〉

14672:  護なる者は〉以て褒し〉以て覆す〉而して千万なり〉

14673:  誕なる者は》詐なり》誣なり》

14674:  訐なる者は》以て犯し》以て害す》而して千万なり》故に

14675:  寓する者は〉言に虚すと雖も〉而も意に実なり〉

14676:  訐する者は》事に実すと雖も》而も意に虚なり》

14677:  或いは言に正にして〉而して意に曲なり〉

14678:  或いは言に迂にして》而して事に敏なり》故に

14679:  情を以て之を言えば〉一虚一実なり〉

14680:  事を以て之を言えば》虚実は共に可否なり》

14681: 動作を発して〉而して守禦を為す〉

14682:  人と物と。同じく口舌手脚を具す〉

14683:       同じく声音営施を具す》

14684:  物の声音営施は〉自使混然たり〉

14685:  人の声音営施は》自使粲焉たり》

14686:  自使混然なる者は〉何ぞや〉

14687:  鳴けば則ち其の声は自ら発す〉

14688:  動けば則ち其の技は自ら露す〉

14689:  自使粲焉なる者は》何ぞや》

14690:  泣笑は自ら憂楽に於て発す》而して歌哭は転折を以て分す》

14691:  舞踏は自ら動作に於て成す》而して技巧は意匠に由て変す》

14692:  有意の能。意匠を転折して。神霊の妙を囀り。鼓舞の巧を弄す。是れ乃ち

14693:  人の独有する所にして。而して別に吼囀飛走の外に発す。

14694:  声音は転折して〉而して事物は状を無形に於て成す〉之を言語と謂う〉

14695:  之を咨嗟咏嘆して〉而して歌曲を作す〉之を序して律呂を為す〉

14696:  技巧経営して》而して事物は体を有形に於て成す》之を事業と謂う》

14697:  之を文章修飾して》而して礼楽を為す》

14698:  之を虚にして跡を為す》

14699:  之を実にして器を為す》

14700:  声を認めて書を為す》

14701:  型を摸して画を為す》

14702:  言語なる者は〉意智情慾を声音に於て転す者なり〉

14703:  事業なる者は》意智情慾を技巧に於て舞う者なり》

14704:  言語の道は〉心に生じて〉而して声に発す〉

14705:        耳に受けて〉而して心に弁す〉

14706:  心に生じて〉而して声に発する者は〉虚も亦た状を成す〉

14707:                   実も亦た状を成す〉

14708:  或いは素を以て之を直くす〉

14709:  或いは文を以て之を飾る〉

14710:  或いは野を以て之を出だす〉

14711:  或いは誕を以て之を欺す〉

14712:  耳に受けて〉而して心に弁ずる者は〉

14713:  或いは以て之を信ず〉

14714:  或いは以て之を疑う〉

14715:  信疑の間に虚実して〉而して言に成する者は〉千万なり〉

14716:  動作の事は》心に発し》而して身に動く》

14717:        我に出で》而して彼に見す》

14718:  心に発して》而して身に動く者は》以て能く守り》以て能く禦す》

14719:  守や》以て身を修し》以て産を治す》

14720:  禦や》以て微を慎み》以て備を修す》

14721:  我に出でて》而して彼に見わるる者は》

14722:  或いは以て往す》

14723:  或いは以て来す》

14724:  往来の中に守禦して》行に成する者は》千万なり》此の故に。

14725:  好を出し戎を興す〉

14726:  禍を締び福を致す》

14727:  心性に機す〉而して

14728:  言行に定す》是に於て。

14729: 文 以て其の用を具する。猶お人の府庫を設けて。

14730: 銭帛を置き。門戸を開きて。出入を為すがごとし。故に

14731: 肺は天気を保し〉肝は地気を化し〉心は其の神を運し〉 腎は其の天を持す〉

14732: 咽は水穀を納し》胃は水穀を畜し》※は其の浄を泌別し》腸は其の穢を送輸す》

14733: 耳目鼻舌は〉彩声臭味を通す〉

14734: A乳手足は》配嗣器地を用す》

14735:  粲気は〉則ち物に接するの気なり〉

14736:  粲体は》則ち意を用するの器なり》是を以て。

14737:  神本の気は〉上下の体に居す〉

14738:  精麁の気は》内外の体に雑す》是に於て。

14739:  肺肝心腎〉耳目鼻舌〉保運化持〉視聴聞味す〉

14740:  咽胃腸※》手足A乳》納畜収送》舞踏交字す》

14741:  上体は臓を為す〉

14742:  下体は腑を為す》而して臓腑は各おの内外を有す。

14743:  内臓〉中は則ち心なり〉端は則ち腎肺肝なり〉

14744:  外臓〉中は則ち舌なり〉端は則ち鼻耳目なり〉

14745:  内腑》中は則ち胃なり》端は則ち咽腸※なり》

14746:  外腑》中は則ちAなり》端は則ち乳手足なり》

14747:  神気は〉神なり〉

14748:  本気は》天なり》而して

14749:  神本は各おの内外を有す。

14750:  内神は〉精以て神本の気を運持す〉

14751:      麁以て天地の気を保化す〉

14752:  外神は》精以て声色を視聴す》

14753:      麁以て臭味を聞味す》

14754:  内本は〉精以て水穀を納畜す〉

14755:      麁以て便溺を収送す〉

14756:  外本は》精以て配嗣に交字す》

14757:      麁以て器地に舞踏す》

14758: 混然たる体用は〉以て物を合す〉

14759: 粲然たる気物は》以て神を開す》

14760: 鳥獣鱗甲。大抵は相い類す。惟だ

14761: 人は。則を天地に於て観て〉以て道を立す〉

14762:    為を設施に於て開き》以て礼を制す》

14763: 修は以て乱を防す〉

14764: 荒は以て治を擾す》是れ

14765: 物の無き所にして。而して人事の関鍵なり。夫れ

14766: 水陸なる者は。持中の両天地なり。

14767: 堅Kの動植は。擾擾として其の間に並立す。

14768: 神為変化。有無通塞。具に尽くす所を有すなり。蓋し

14769: 物の将に生するや〉其の気は混混沌沌たり〉惟だ

14770: 神はDDとして〉天地を其の中に於て存す〉

14771: 其の既に化するや》其の物は汪汪洋洋たり》惟だ

14772: 気は袞袞として》其の物を天地に於て一にす》

14773: 生は。本生を有す〉

14774:    余生を有す》

14775: 余生は或いは気を以てして化す〉

14776: 本生は必ず 形を以てして伝う》

14777:  水陸の艸木鳥獣は〉之を本生と謂う〉

14778:  水陸の蟲豸菌苔は》之を余生と謂う》

14779:  本生は條理の正を守す〉

14780:  余生は條理の変を尽す》

14781:  本生は〉正中に変を尽す〉

14782:  余生は》変中に正を含む》是を以て。

14783:  鳥獣は正形にして〉而して鱗甲は其の変を尽す〉

14784:  O樹は正形にして》而して卉蔓は其の変を尽す》是を以て。

14785:  人は則ち竪立す〉

14786:  獣は則ち横行す》

14787:  我は則ち神霊を具す〉

14788:  物は則ち聡慧を乏す》

14789:  獣は則ち肉唇なり〉

14790:  鳥は則ち骨觜なり》

14791:  獣は鳥啄を食す。鼬はHい魚は呑む。

14792:  獣は則ち食息す〉

14793:  魚は則ち呑吐す》

14794:  鱆は〉腹を以て安頭の処を為す〉

14795:  蛇は》腹を以て手足の用を為す》

14796:  象は〉鼻を以て指と為す〉

14797:  猿は》足を以て手と為す》

14798:  馬は吻を以て牛の舌に代う〉

14799:  牛は舌を以て馬の吻に代う》

14800:  鳥は〉寝に方りて人の坐るが如し〉             (方りて=あたりて)

14801:  人は》伏に方りて魚の行くに似る》

14802:  鳥は則ち尿無し〉

14803:  蝉は則ち屎無し》

14804:  牛馬は力に勝る〉

14805:  猫犬は捷に勝る》

14806:  鳥は手を以て翼と為す〉

14807:  魚は鬣を以て肢に代う》

14808:  諸生は 口※の処を異にす〉

14809:  鱆は則ち口※の処を一にす》

14810:  人は   清潔を好む〉

14811:  烏鳶は則ち臭穢を喜ぶ》

14812:  蝙蝠は 倒懸す〉

14813:  螺は則ち倒行す》

14814:  鰕は後に向って跳ぬ〉

14815:  蟹は旁に向って行く》

14816:  諸動は〉則ち内骨外肉なり〉

14817:  甲介は》則ち外骨内肉なり》

14818:  鳥の羽翼は。則ち魚の鱗鬣なり。

14819:  牛馬の唇舌は。則ち獣の手指なり。

14820:  鴎鷺は能く水に著く〉

14821:  人は則ち好んで火を執る》

14822:  望潮は頭を没す〉

14823:  水母は骨無し》

14824:  水魚は瞑せず〉

14825:  土蟲は息せず》

14826:  蟻は髭を以て視る〉

14827:  魚は目を以て聴く》

14828:  蟷螂は竪口なり〉

14829:  蚊虻は長舌なり》

14830:  蜂は則ち満面皆な目なり〉

14831:  蛛は則ち満身皆な腹なり》

14832:  鸚鵡と河豚とは〉瞼 獣の如し〉

14833:  鯢魚と蟾蜍とは》体 獣に似る》

14834:  ※鼠は則ち獣にして翅なり〉

14835:  ※鯉は則ち鱗にして毛なり》

14836:  亀は獣の如くして卵生す〉

14837:  鰐は鱗の類にして胎生す》

14838:  蠶類は〉則ち※にして蠶〉蠶にして蛹〉蛹にして蛾なり〉

14839:  蟾蜍は》則ち胞にして蝌蚪》蝌蚪にして手脚を生ず》

14840:  禽獣は〉則ち専ら声音を口に於て用う〉

14841:  羽蟲は》則ち専ら声音を羽に於て用う》然り而して

14842:  魚鼈は則ち少用声音なり。

14843:  人の技に於ける〉学びて後ち成る〉

14844:  物の技に於ける》習わずして得る》

14845:  牡蛎石※は〉含霊にして生を艸木に類す〉

14846:  石螺石蛤は》石体にして形を動物に類す》

14847:  苔蘇は枝葉を假らず〉

14848:  菌寓は艸木に全異す》

14849: 形の伝うる所。牝牡は感応し。胎を其の中に託す。

14850: 躯殻は開折し。其の物 始めて成る。

14851: 植の子や〉或いは肉を殻にし〉或いは皮を殻にす〉

14852: 動の子や》或いは卵を殻にし》或いは胞を殻にす》

14853: 殻を繋するの処は。植に之を蔕と謂う〉

14854:          動に之を臍と謂う》

14855: 鱗比相い継ぐの痕は。或いは亡し或いは存す。

14856: 葉布き花発し〉種殻を其の中に於て繋す〉

14857: 牡感は牝応し》子胞を其の中に於て託す》故に

14858: 男女の情なる者は〉発生の感にして〉而して

14859: 子母の愛なる者は》保生の応なり》

14860: 物の生は〉之を天に於て資す〉

14861: 物の養は》之を物に於て取す》故に

14862: 日は影を以てして養う〉

14863: 燥は水を以てして養う》

14864:  己れ天を以てして生す〉

14865:  己れ天を以てして死す》

14866:  其の已に生し未だ死せざる。能く持して此の体を存す。

14867:  持存の間〉生事を有す〉是れ之れを養と曰う〉

14868:       養事に反す》是れ之れを害と曰う》

14869:  天は之を養うに気を以てす〉

14870:  地は之を養うに質を以てす》

14871:  天は之を害するに気を以てす》

14872:  地は之を害するに物を以てす》

14873:  艸木は寒暑を得て〉而して天に養わる〉

14874:     水土を得て〉而して地に養わる〉

14875:  鳥獣はGHを得て》而して天に養わる》

14876:     飲食を得て》而して地に養わる》

14877:  氛※瘴癘は〉能く動植を気に於て害す〉

14878:  水火金石は》能く動植を質に於て害す》故に

14879: 動植は生を天に於て得る〉

14880:    養を物に於て取る》

14881: 内実する者は〉外より養う〉

14882: 内虚する者は》内より養う》

14883: 同じく諸を気質に取りて成す。

14884:  植は〉無意にして止して〉天地の用を無為に於て待つ〉

14885:  動は》有意にして動して》天地の養を有為に於て作る》蓋し

14886:  内実する者は〉養を外に於て取る〉

14887:  内虚する者は》養を内に於て取る》故に

14888:  彼の生を奪い〉

14889:  我の生に給す》是に於て

14890:  殺活の道有り。是の故に〉

14891:  物の天は〉動を殺して我の生を保する者有り〉

14892:       植を殺して我の生を保する者有り》故に

14893:  保生の道は。彼を殺して我を保するに非ざる者莫し。惟だ

14894:  植なる者は無意なり〉故に惨怛の憾無し〉

14895:  動なる者は有意なり》  惨怛の意多し》惟だ

14896:  豺虎鷹※より〉蟷螂蟾蜍の属に至りて〉動を殺して以て生を保す〉

14897:  馬牛羊豕より》蝶蛾の類に至りて》  植を殺して以て生を保す》

14898:  人は。則ち動植を得て。之を水火に於て調し。能く其の生を保す。然りと雖も。

14899:  其の禀性は。惨怛を愍んで。而して殺の醜事を忌む。故に

14900: 本気は内に保運す〉

14901: 神気は外に為技す》故に

14902: 混然たる気体は〉動植 同じく之を有す〉

14903: 粲然たる気体は》植  動の用を舎つ》




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