【玄語\小冊\物部\小物】82.txtの検索用訓読。 総ルビ訓読版  検索用原文



13483: 夫れ転中の万物なる者は〉日影を以て天地と為す〉

13484:   持中の万物なる者は》水燥を以て天地と為す》

13485: 転中に居すを以て〉天物は常に動す〉

13486: 持中に居すを以て》地物は終に止す》是の故に。

13487: 日影は天地を天に於て為す〉剖して之く者は〉

13488: 上にして星漢なり〉明を発して転行に勝る〉

13489: 下にして月辰なり〉暗を含んで運行に勝る〉

13490: 水燥は天地を地に於て為す〉分して散する者は〉

13491: 上にして雲雨なり〉清を以て竪中に動す〉

13492: 下にして動植なり》濁を以て横中に動す》蓋し

13493:  天物なる者は〉箇箇円成なり〉

13494:  昜象は影に居して光を発す〉

13495:  A象は景に居して光を受す〉

13496:  昜象なる者は星漢にして〉東運は至って微なり〉転と伴うが如し〉

13497:  A象なる者は辰沫にして〉東運は甚だ速きなり〉遅速留退す〉

13498:  地物なる者は》箇箇異形なり》

13499:  昜質は天に在して清を為す》

13500:  A質は地に在して濁を為す》

13501:  昜質なる者は雲雨なり》升降に著く》

13502:  A質なる者は動植なり》横竪に見す》

13503: 蓋し天なる者は〉杳渺にして測験に闕く〉

13504:   地なる者は》撫摩にして交接に熟す》故に        (自筆により「親附」を「撫摩」とする。)

13505: 其の説や。天を略し地を悉にす。蓋し

13506: 大は転持覆載を以て成す〉是を以て

13507: 持も亦た風恬水陸を以て応す》

13508: 風恬水陸は天地を開す〉而して

13509: 雲雷雨雪は象質を為す》

13510: BC摩盪して。物は其の間に化す。

13511: 物の其の間に化する。其の体に毎換す。

13512: 成敗を以て鮮腐を為す。夫れ〉

13513: 小なる者は居して資す〉

13514: 大なる者は容して給す》是に於て

13515: 転は理を規矩に於て成す〉

13516: 持は理を横竪に於て成す》

13517: 転持は覆載に象す〉以て能く恬は立し風は旋す〉

13518:              山は峙し海は俯す〉

13519: 資する者は大を為す。復は其のBCする所に給す。

13520: 神為は給資の中に居して。変化は無窮なり。

13521: 動植は地を発して天に居す〉

13522: 土石は気を結して地に凝す》故に

13523: 動植は〉虚質なり〉

13524: 土石は》実質なり》

13525:  水なる者は横質なり〉気は下に鬱して〉而して水は上に和す〉

13526:  山なる者は竪質なり》燥は下に煦して》而して気は上に達す》

13527:  気は下に鬱す〉故に其の植は鮮少なり〉

13528:  水は上に和す》故に其の動は蕃滋なり》

13529:  燥は下に煦す〉故に其の植は衆多なり〉

13530:  気は上に達す》故に其の動は鮮少なり》是の故に

13531:  動は水に多し〉而して燥に少し〉

13532:  植は燥に多し》而して水に少し》

13533:  水物は吐納を以て息を為す〉

13534:  陸物はGHを以て息を為す》

13535:  鳥獣艸木は〉竪中に在りて其の体 立す〉

13536:  魚龍藻樹は》横中に在りて其の体 俯す》然り而して

13537:  動行は迂曲なり〉

13538:  竪立は邪長なり》

13539:  動なれば則ち其の体は横俯す〉

13540:  植なれば則ち其の体は竪立す》而して

13541:  其の中も又た各おの俯立して相偶す。

13542:  細かに其の錯綜する所を観れば。則ち

13543:  水動の伏は〉伏せ潜むと雖も〉而も寝る無し〉時有りて跳躍す〉

13544:  燥動の立は》立ち行くと雖も》而も寝る有り》時有りて坐す》

13545:  鳥は横に翔びて竪に寝る〉

13546:  獣は竪に行きて横に寝る》且つ

13547:  鳥は天気に資すること多し〉故に体軽くして飛ぶ〉飲むこと少にして尿せず〉

13548:  獣は地気に資すること多し》故に質重くして走る》飲むこと多くして尿す》

13549:  魚は虚気を受けること多し〉水に因りて息を為す〉

13550:  亀は実気を受けること多し》気を閉して潜む》

13551:  是の故に。大物はBCに為す。      (自筆により「是以」を「是故」とする。)

13552:       万物はBCに成す。

13553:  万物は散すと雖も。而も之を泝すれば則ち一に帰す。

13554:  一は能く二を生す。動を為し植を為す。夫れ

13555:  物の反するや。対待して合す。合して一に帰す。則ち

13556:   其の跡する所の痕を失す。

13557:  之を火灼水浸の態に於て観るに。

13558:  二に合すれば則ち復た一気の既已に著わるに帰す。

13559:  之を甲勝の時に於て観れば。

13560:  即ち乙負の時なり。

13561:  故に動植の対待に分するも。

13562:  以て生をBCの一に資するを知る。蓋し

13563:  物の成するや。必ず性体気物を供う。

13564:  動植は已に分す。動は神気に偏するを以て気物を為す。

13565:          植は本気に偏するを以て質物を為す。是に於いて。

13566:  動性は活して軽なり。

13567:  植性は立して重なり。

13568:  動体は動して浮なり。

13569:  植体は止して沈なり。

13570:  動気は通して偶なり。

13571:  植気は塞して孤なり。

13572:  動物は横して虚なり。

13573:  植物は竪して実なり。

13574:  能く其の反を知れば。則ち其の本の一なるを知るなり。

13575:  剛柔なる者は。天の体なり。

13576:  堅Kなる者は。地の体なり。

13577:  地物は体を地に資す。是に於て。

13578:  生は品を堅Kに分す。

13579:  混然たる一地球。水燥は裏虚の円を為す。

13580:  水燥は界を分す。

13581:  動植は形を変す。

13582:  動は鳥獣を分す。

13583:  植は艸木を分す。

13584:  魚龍も亦た鳥獣なり。

13585:  藻樹も亦た艸木なり。

13586: 天地の具する所は。万物 資す。

13587: 資すれば則ち之を全にすること有るが如しと雖も〉

13588: 剖すれば則ち之を偏にする所有り》

13589: 相反す。

13590: 相応す。

13591: 相潅す。

13592: 相漸す。

13593: 本生有り〉

13594: 余生有り》

13595: 天地を同にする有り〉

13596: 天地を別にする有り》

13597: 皆な神為の妙を具す。故に

13598: 動植は。其の形を塊Lにす。

13599:     其の物を横竪にす。

13600:     其の体を虚実にす。

13601:     其の気を温冷にす。

13602:     本末は彼此に異す。

13603:     神本は相い長短す。

13604: 緯偶に牝牡華実有り〉

13605: 経継に子母幹苗有り》

13606: 鳥獣〉類を横竪に分す〉

13607: 艸木》類を小大に分す》

13608: 小K大堅〉

13609: 横重竪軽》

13610: 鳥竪獣横〉艸小木大〉大分有りと雖も〉

13611: 亦た能く錯雑 還って相い結す〉故に

13612: 獣の類は〉竪は人寓を分す〉

13613:      横は猫狗を分す〉

13614:      大は牛馬を分す〉

13615:      小は貂鼠を分す〉

13616: 鳥の類は〉竪は鶴鷺を分す〉

13617:      横は鷹※を分す〉

13618:       大は鶏雉を分す〉

13619:      小は鳩雀を分す〉

13620: 陸生は文に富む〉

13621: 水生は文に乏し〉

13622: 其の文に富むを以て〉而して鳥獣は能く陸を以て水に漸む〉

13623:  横竪の間。竪に人寓有り〉

13624:       横に虎駄有り》

13625:  人に人※の類有り〉

13626:  寓に猿※の属有り》而して

13627:  此れ重に彼れ軽なり〉

13628:  此れ智に彼れ愚なり》

13629:  虎に虎豹の別有り〉

13630:  駄に牛馬の分有り》而して一重一軽なり。

13631:  軽なる者は猛し〉

13632:  重なる者は力す》

13633:  人類なる者は〉裸体敏性にして〉而して技在智巧なり〉

13634:  寓類なる者は》被毛性黠にして》而して技在軽捷なり》

13635:  虎類なる者は〉肢指に技有り〉猛にして利牙尖爪有り〉

13636:  駄類なる者は》蹄を以て爪に代う》強にして牙を含み角を戴く》

13637:  虎豹。豺狼。熊羆。猫犬。狐狸は。虎の類なり。

13638:  牛馬。※驢。※駱。猪鹿。羊豕は。駄の類なり。

13639:  此れ之を大と為す。而も亦た小類有り。

13640:  其の大なる者を兎蹶の類と為す。

13641:  貂鼬より。※鼠に至りて。漸く小なり。

13642:  鳥の竪なる者は。鸛鶴なり。鷺鷸と偶す。

13643:  鷹鶚烏梟は。猶お獣に虎類有るがごとし。

13644:  以て利觜尖爪を具す。

13645:  鶏雉※※は。猶お獣に駄類有るがごとし。

13646:  以て大觜長距を具す。

13647:  此れ之を大と為す。而して亦た自ら小類有り。

13648:  其の大なる者は〉鳩鴿の類を為す〉

13649:    小なる者は》燕雀の属を為す》

13650:  獣の水に漸む。

13651:  海人川童。

13652:  水豹臘虎。

13653:  海驢海牛。

13654:  水鼠海鼠。皆な陸形に従う。

13655:  鳥は最も水に漸むに於て富む。

13656:  長※短尾。矮脚にして蹼。稍や異類の如しと雖も。而も

13657:  近似する所有り。故に鵝は好んで蟲豸を食し。夜鳴 更に応ず。

13658:  鶩は能く鶏と相い群して。卵 鶏伏を假れば。

13659:  則ち其の性の鶏と遠からざるなり。是を以て。

13660:  鳧雁の遠翔。亦た能く地に居す。

13661:  漫画の重身。鴛鴦の文彩。類は愈いよ鶏に近し。然り而して

13662:  其の大なる者は孔雀と為し。駝鳥と為す。而して※※の鷺に近く。海烏の烏に近く。

13663:  海雀の雀に類する。漸水の間にも。亦た自ら大小横竪の類有り。

13664:  浮を以てする者は。立を用せず。魚を食する者は。猛を用す。故に

13665:  其の類や微なり。是を以て鷺鷸魚鷹の類は。陸形を以て水に居す。

13666: 其の文に乏しきを以て〉而して水生に惟だ魚龍のみ有り〉

13667: 魚は塊にして龍はLなり〉

13668: 之を玩べば則ち鱗裸龍鰐 分す〉

13669:  鰭鬣を以て游ぶ者は〉水の鳥と為す〉故に鱗裸を統べて〉皆な魚なり〉

13670:  手脚を具し潜む者は》水の獣と為す》故に龍鰐を統べて》皆な龍なり》

13671:  是に於てか。鳥獣は各おの鱗裸を有すなり。

13672:  鱗は〉則ち大小強弱〉微鱗巨鱗有りと雖も〉

13673:  皆な其の体は竪にして〉而して鱗を出でざるなり〉

13674:  其の手脚を生ずるや〉※と為し〉※鯉と為す〉皆な龍類なり〉

13675:  裸に於ては》則ち

13676:  海鷂の扁》河豚の円》

13677:  杜父の小〉海鰌の大〉

13678:  鰻※の長》鮫之※※》

13679:  形状は同じからずと雖も》而も其の体は横なり》而して

13680:  裸に外ならず》而して其の手脚を生ずるや》

13681:  鰐と為し》※鯊と為す》皆な鰐類なり》

13682:  鱗の 有無を以て之を分てば〉鱗一〉裸一なり〉

13683:  手足の有無を以て之を分てば》魚一》龍一なり》

13684:  凡そ鱗なる者は卵生なり〉

13685:    裸なる者は胎生なり》

13686:  鱗の鱗を没するは〉猶お微鱗の玉屑の如くなる有り〉

13687:  裸の皮を固くする》終に堅沙の※※を為す有り》

13688: 而して鱗裸龍鰐と〉螺蛤亀蟹と合して鱗甲の二種を為すなり〉

13689: 艸小木大》鳥竪獣横》大分有りと雖も》錯雑は還って相い結ぶ》故に

13690: 植の類は》竪に※竹有り》

13691:      横に藤蔓有り》

13692:      木に喬矮有り》

13693:      艸に豊細有り》

13694: 陸中は植に富む》

13695: 水中は植に乏し》

13696: 植に富むを以て》而して其の余は水に漸む》

13697:  動は能く類を隔す〉

13698:  植は能く類を雑す》

13699:  隔すれば則ち混せず〉

13700:  雑すれば則ち相い淆す》是を以て。

13701:  横竪大小。※蔓卉樹を分す。

13702:  卉樹は〉艸木の正なり〉

13703:  O蔓は》艸木の変なり》

13704:  Oなる者は〉竪なり〉

13705:  蔓なる者は〉横なり〉

13706:  卉なる者は》小なり》

13707:  樹なる者は》大なり》而して

13708:  O蔓なる者は〉艸木 各おの其の中に在り〉

13709:  卉樹なる者は》其の中 各おの艸木を有す》

13710:  類の雑する所なり。是を以て。

13711:  竪はOを為す〉

13712:  横は蔓を為す》

13713:  Oなる者は〉竪なり〉直にして曲ること能わず〉

13714:  蔓なる者は》横なり》依りて立すること能わず》

13715:  艸木の種子は〉其の芽を生ずれば皆な下に向う〉而して

13716:  O類の種子は》其の芽を生ずれば皆な上に向う》

13717:  直円の道を分資する有るに似て。

13718:  且つ柔生〉皆な皮を以て肉を覆う〉惟だ

13719:  Oは皮を以てOを為し》Oを脱して体を露す》

13720:  木を為せば〉則ち虚は竹を為す〉実は椶櫚を為す〉

13721:  艸を為せば》則ち子を結んで牟麦稲粱を為す》

13722:  華を吐して茅芒菰蒲を為す》

13723:  葱茖の葉を茎にする〉木賊燈艸の茎を葉にする》

13724:  水仙燕子の葉を重ぬる。蘭を為し。薑を為し。菖蒲を為す。万年青を為す。

13725:  皆なOの変を極むるなり。而して

13726:  水に漸めば。則ち萱を為し。荻を為す。

13727:  皆な竪理を具して横文無し。蔓なる者は横植なり。

13728:  蔓にして艸〉之を蔓と謂う〉

13729:  蔓にして木》之を藤と謂う》

13730:  同じく是れ豆と雖も〉而も※葛・藤蔓を分す〉

13731:  同じく是れ※と雖も》而も黄瓜錦茘》葡萄※※》藤蔓を分す》

13732:  同じく根を豊かにすと雖も而も※※仙糧。薯蕷※※は。藤蔓の殊なり。是に於て。

13733:  或いは相い有無し。或いは相い比類す。

13734:  弱の変化を尽くすなり。而して水に漸めば。則ち蓴を為し。菱を為す。

13735:  世は生の藤蔓を分せず〉概して之を蔓と言う〉

13736:  Oの艸木を分せず》之を艸木に疑す》

13737:  樹は枝葉根幹の條理に正し〉

13738:  卉は枝葉根幹の條理に混す》而して

13739:  木なる者は剛大なり〉氷雪を亙りて久を保す〉       (亙りて=とおりて)

13740:  艸なる者は柔小なり》春秋を逐いて相い換す》故に

13741:  華薹を以て幹を為す。

13742:  鶏冠米嚢の如き者有り。根を豊して肉を為す。

13743:  ※※蹲鴟の如き者有り。根を以て 幹を為す。

13744:  款冬芙※の如き有者り。枝を以て 幹を為す。

13745:  紫蕨鳳尾の如き者有り。野※は子を葉頭に結す。

13746:  ※荷は華を茎外に発す。皆な樹の條理に異なるなり。

13747:  其の類の雑なる者は蚕豆※豆の。竪を為し蔓を為し。

13748:  ※※接骨の。木を為し艸を為すが如き類なり。

13749:  拘杞懸鉤の属は〉樹中に卉す〉

13750:  牡丹棣棠の類は》卉中に樹す》

13751:  樹は水に在れば〉則ち質を変じて火樹海松を為す〉

13752:  卉は水に在れば》則ち形を変じて藻薀を為す》

13753:  水は動物に富む〉故に動は変を水に於て極む》

13754:  陸は植物に富む》故に植は変を陸に於て極む》故に

13755:  海動は。一胎数万なり。猶お植実のごときなり。是に於て。

13756:  手有り足無きこと。弾塗の如く。

13757:  左右を以て。腹背と為すこと。比目の如く。

13758:  身を倒にすること章魚の如し。

13759:  骨を外にすること亀の如し。

13760:  文を没すること螺蚌の如し。

13761:  物に著くこと牡蛎の如し。

13762:  毬を為すこと海膽の如し。

13763:  塊然たること水母の如し。

13764:  頑然たること海参の如し。

13765:  皆な陸変の有せざる所なり。

13766: 植に乏しきを以て》而して水生に惟だ藻樹有り》

13767: 藻は横にして樹は竪なり》

13768: 之を玩べば則ちO蔓卉樹 分す》

13769: O蔓卉樹と金石土鹵と》望んで堅Kの二種を為す》

13770:  根を水底に託すと雖も。而も華葉の水上に在る者は。

13771:  陸漸の種にして。而して水植に非ず。

13772:  全体を水に潜め。根を沙石に託する者にして。而して乃ち水植なり。

13773:  陸植は土に著して生す〉

13774:  水植は石に著して生す》

13775:  藻は則ち柔Kなり〉

13776:  樹は則ち堅剛なり》故に

13777:  藻は則ち水中の艸なり。

13778:  神馬は蔓の如し。菅藻はOの如し。昆布萵苣に類す。

13779:  黒目は蔓菁の如し。

13780:  松なる者有り。柏なる者有り。梅なる者有り。

13781:  水に居すれば生意を含む。

13782:  水を出すれば枯硬 石に類す。

13783:  珊瑚樹の如き。石闌干の如き。屈曲錚錚。華葉を閉づ。

13784:  夫の蒙茸の海蘿陟釐。鶏冠鹿尾の如きは。則ち余生は苔を為す。

13785:  苔は則ち水に専らにして〉而して能く陸に至る〉

13786:  菌は則ち陸に専らにして》而して能く水に至る》

13787:  水底石間 菌を生す〉髣髴として陸産の如し〉

13788:  石面水際〉苔を有す》依稀として水産に似る》

13789: 乏しと雖も。鱗介も亦た陸に漸む〉

13790:  鱗中の魚龍は〉陸漸すれば〉則ち蛇を為し〉蠎を為し〉蜥蜴を為し〉守宮を為す〉

13791:  裸中の魚龍は》陸漸すれば》則ち鯢を為し》※を為し》蚯蚓を為し》蚰蜒を為す》

13792:  甲は則ち亀蟹〉或いは山棲す〉

13793:  介は則ち蝸牛夜啼》或いは陸処す》

13794: 藻苔も亦た陸に漸む》然り而して

13795: 陸は植の変を極む〉

13796: 水は動の変を極む》是を以て。

13797: 水陸動植。類を分す可し。而して種は自ら無窮なり。

13798: 生気は此に於て尽きず。蓋し

13799: 苔菌蟲豸は。余生なり。余生は水陸各有り。

13800: 同じく是れ蟲なりと雖も〉一は則ち堅体なり〉一は則ちK体なり〉

13801: 同じく是れ豸なりと雖も〉一は則ち脚を用う〉一は則ち脚を去る〉

13802: 同じく是れ苔なりと雖も》或いは枝葉を生し》或いは衣黴を為す》

13803: 同じく是れ菌なりと雖も》或いは菌茸を為し》或いは寓類を為す》

13804:  菌は〉一幹にして蓋を載す〉

13805:  茸は〉偏形にして物に依る〉

13806:  寓は》麦蕈馬勃 K結す》  

13807:     伏霊豕※ 堅結す》

13808: 陸は愈いよ植に富む〉則ち

13809: 水は愈いよ動に富む》

13810: 苔種は水に盛ん〉

13811: 飛蟲は陸に富む》

13812: 陸植は〉文にして多し〉

13813: 水植は》素にして寡し》

13814: 陸動は〉霊にして鮮し〉

13815: 水動は》癡にして繁し》

13816: 類有り分有り〉以て其の分を観る〉

13817: 相の相い合す》以て其の合を観る》故に

13818:  水に之く者は〉牡蛎石※なり〉植の如くにして神を含す〉

13819:  陸に之く者は》石螺石蛤なり》動の如くにして神を舎す》

13820:  其の之く所を観れば〉則ち〉

13821:  鐘乳水銀は〉水石相い之く〉

13822:  ※樟不灰は〉木石相い之く〉

13823:  牡蛎塩麩は〉動植相い之く〉

13824:  其の合する所を観れば》則ち

13825:  ※鼠・蝙蝠は》被毛垂肢》宛然として獣なり》

13826:  膃肭・海獺は》共に毛を被り》

13827:  前鰭を開けば則ち手と為り》

13828:  後脚を収むれば則ち尾と為る》

13829:  鰭を開き尾を立せば》則ち手足を為して獣なり》

13830:  手脚を収めて游せば》則ち鰭尾を為して魚なり》

13831: 虚中に在る者は〉気に恬するなり〉

13832: 実中に在る者は》質に止するなり》故に

13833: 物 潜んで質に在れば〉則ち能く生生を為す〉蓋し地の類なり〉

13834: 火 発して質に出れば》則ち能く化化を為す》蓋し天の類なり》

13835: 火 之を気中に伝えて益ます熾ん〉

13836: 物 之を質中に潜めば愈いよ蕃す》

13837: 跡は反して理は一なり。是を以て。

13838: 鳥獣は〉気物なり〉

13839: 艸木は》質物なり》

13840: 水は質を結して〉燥は生を煦し〉万物は由りて以て生す〉

13841: 燥は居らず》  神は守らず》 万物は由りて以て化す》故を以て。

13842: 動は神を含み〉天中に生化す〉

13843: 植は質を持し》地中に生化す》

13844: 雲雷雨雪〉其の上に聚散す〉

13845: 時に有り時に亡く〉母も無く子も無し〉

13846: 艸木鳥獣は》其の下に解結す》

13847: 先後換体は》相い継ぎて生化す》

13848:  気気感応し。万物変化す。

13849:  大なる者は感応に跡無し〉

13850:  小なる者は感応に跡有り》蓋し

13851:  小物は彼此偏立す。而して

13852:  其の彼此は。或いは物を同にす〉

13853:        或いは物を異にす》

13854:  物を同にすれば〉則ち雌雄牝牡の類なり〉

13855:  物を異にすれば》則ち風雲動植の属なり》

13856:  体接し気交すれば。則ち同異と無く。感応を有す。

13857:  感応すれば則ち変化有り。

13858:  若し彼れを執りて以て此れを観〉

13859:  此れに反して以て彼れに同すること能わざれば〉

13860:  則ち復た通すること能わず〉

13861:  夫れ天地の間。通ぜざる者無ければ。則ち感応せざる者無し。

13862:  我れを執りて彼れを察せず。

13863:  佗に病むなり。是を以て。

13864:  気気の相い交す。感応は此に成す。是を以て。

13865:  気より質に出没すれば〉則ち変幻を幽明の際に於て為す〉

13866:  質より気に出没すれば》則ち妖怪を恍惚の中に於て為す》

13867:  質を以て気を動すれば〉瓦釜 響を生す〉

13868:  気を以て質を動すれば》雷 山嶽を震わす》

13869:  気を以て質を感すれば〉木葉は秋に萎す〉

13870:  質を以て気に応すれば》海珠は望に満つ》

13871:  其の性を変すれば〉則ち米化して※を為し〉楠変して石を為す〉

13872:  其の質を換すれば》則ち※縮して蛹を為し》蠶脱して蛾を為す》

13873: 螺蛤は交わる無し〉

13874: 金石は自ら結す》

13875: 分して其の道を異にす〉

13876: 合して其の居を同にす》

13877: 虚する者は実せず〉

13878: 動する者は静せず》是を以て。

13879: 此れに有する者は彼れに没するなり。是の故に。

13880: 角を有する者は牙無し〉

13881: 翼を有する者は手無し》

13882: 孰れか能く之に翼を予えて〉以て其の手を奪う〉

13883:      之に角を予えて》以て其の牙を奪う》

13884: 牙即角にして〉

13885: 翼即手なるは》反の常なり。

13886:  此に全しと雖も。彼に必ず虧くるなり。

13887:  一に於て有せられて。而して二に於て反す。故に

13888:  鳥は羽を以て手に換えて〉而して羽還って身を行すの用を為す〉

13889:    羽を以て身を行せば〉則ち脚は把※の用を為す〉是に於て〉

13890:  彼は我が手を脚にす〉

13891:  我は彼が脚を手にす〉

13892:  魚は鬣を以て羽に換え》而して鬣は還って身を行すの用を為す》

13893:    鬣は以て身を行すれば》則ち尾は還って守禦の用を為す》是に於いて。

13894:  魚は鳥の羽を鬣にす〉

13895:  鳥の脚は魚の尾なり》

13896:  鳥は啄を以て主と為せば〉  屎を以て尿を兼ぬ〉

13897:  魚は飲を以て主と為せば》則ち腮を以て鼻と為す》

13898:  足ると雖も而も偏せざる所莫し〉

13899:  偏すと雖も而も足らざる所莫し》故に

13900:  塊然たる金石〉

13901:  L然たる鳥獣》

13902:  彼れの無き所〉 此れに充つ〉

13903:  此れの乏しき所》彼れに余す》

13904:  二に於て偏なりと雖も〉而も一に於て全し。

13905:  二に於て反すると雖も〉而も一に於て足る有り》

13906:  天地は大なりと雖も。動植は微なりと雖も。

13907:  此に於て違うことを獲ざるなり。

13908: 気は聚すれば物を生す。

13909: 物は生すれば気を有す。

13910: 気は以て生を為す〉之を生と謂う〉

13911: 物は以て体を有す》之を身と謂う》

13912: 金石は塊然として本気に富む。

13913: 生化は攸久として四紀を没す。

13914: 螺蛤より亀蟹に至る》

13915: 塊然より。L然に漸む。

13916: 艸木は之を堅生に比すれば。則ちL然として文を為す。

13917: 根幹皮肉は。内外本末を具す。

13918:  堅植は塊然として〉而して金は砿に生す〉

13919:  玉は璞に抱かるれば》則ち漸く内外を生ず》

13920:  珊瑚樹・石闌干。終に枝幹を為せば。則ち又た本末を生す。

13921:  K植L然として〉而して

13922:  菌は皮肉を没し〉寓は本末を没すれば〉則ち塊Lは相い之く〉

13923:  堅動塊然として〉而して亀蟹は則ち四紀を備う〉

13924:  K動L然として》而して海膽水母》将に其の紀を没せんとす》

13925: 鳥獣は已に神気に富めば。本末内外。又た前後左右を多す。是を以て。

13926: 文章の條理は〉K生のLに粲然として〉

13927:        堅生の塊に曖然たり》

13928: 本気なる者は天成にして〉物の本を為す所以の気なり〉

13929: 神気なる者は神為にして》物の神を為す所以の気なり》

13930: 堅生と我と類を為すこと疏なり〉

13931: K生と我と類を為すこと親なり》

13932: 親しきの故に。気の本神。質の皮肉は。

13933: 我と同じく生生を種子に於て継ぐ。

13934: 同じく先後して体を換す。

13935: 本神皮肉同じと雖も。而れども亦た有余不足の相反する有り。故に

13936: 好悪知弁。彼は無意を以てす〉

13937:      此は有意を以てす》

13938: 生生の種子は。彼れに在りては〉実を為し苗を為す〉

13939:        此れに在りては》精を為し子を為す》




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