【玄語\小冊\人部\設施】77.txtの検索用訓読。 総ルビ訓読版  検索用原文



11105: 桴鼓は相い当れば〉則ち声は其の中に成す〉

11106: 形鏡は相い当れば》則ち影は其の中に成す》故に

11107: 火は金石を相い摩するに成す〉

11108: 水は燥湿を相い結するに成す》

11109: 成すれば則ち酒は麹※に非ず〉

11110:       子は父母に非ず》是を以て。

11111: 気象運転すれば〉則ち日月歳年〉其の中に成す〉

11112: 気質GHすれば》則ち風雲雨雷》其の中に成す》故に

11113: 為すれば則ち成す〉

11114: 成すれば則ち為す》是を以て

11115: 運転GHの中。動植 成す。

11116: 人なる者は。含霊の長なり。

11117: 天に成す〉而して

11118: 人に為す》

11119: 人に為す〉而して

11120: 人に沈す〉

11121: 人に為す》而して

11122: 天に法る》

11123: 賢愚の以て分する所なり。蓋し

11124: 人は。生に厚薄強弱有り〉

11125:    身に美醜小大有り》是を以て。

11126: 智は明暗蔽悟無きこと能わず〉利鈍賢愚の生する所以なり〉

11127: 思は公私誠偽無きこと能わず》善悪邪正の分する所以なり》

11128: 天人の事は。反して合す。是を以て。

11129: 天の常変露没は〉之を言に於て弄して〉而して正誕護訐す〉

11130: 天の通塞生化は》之を行に於て露して》而して与奪殺活す》是に於て

11131: 天人芸芸。会違千万なり。

11132: 千万なりと雖も。一言以て之を尽す。曰く安と。

11133: 仁は以て人を安んじ〉

11134: 義は以て己れを安んず》夫れ

11135: 人は。類に男女有り〉

11136:    等に尊卑有り》而して相い合交す。

11137: 其の合に天人有り〉故に

11138: 交も亦た天人有り》

11139: 人の天を以て合する者は〉父子なり〉兄弟なり〉是れよりして叔姪宗族の交も自ら成す〉

11140:   人を以て合する者は》君臣なり》夫婦なり》是れよりして上下内外の交も自ら成す》

11141: 之を拡ぐれば則ち窮まり無しと雖も。

11142: 之を約すれば則ち四なり。是を以て

11143: 子の父に於ける。

11144: 臣の君に於ける。

11145: 各おの将に之を安んぜんとす。

11146: 父子なる者は〉家の君臣なり〉

11147: 君臣なる者は》国の父子なり》而して

11148: 孝なる者は親に事うるの名なり〉

11149: 忠なる者は君に事うるの名なり》

11150: 愛敬は之を尽くして。天下和睦す。

11151:  心を用うれば〉則ち誠偽は其の中に成す〉

11152:  事に服すれば》則ち怠勤は其の中に成す》

11153:  夫婦は相い配すれば〉則ち姻亜は其の間に成す〉

11154:  兄弟は相い継すれば》則ち叔姪は其の間に成す》故に

11155:  事物の間。為す者は数う可し〉

11156:       成す者は限り無し》是を以て。

11157:  師弟は父子を道に於て成す〉

11158:  夫婦は兄弟を室に於て成す》

11159:  親を親しむは愛に在り〉

11160:  疏を和するは敬に在り》

11161: 道は異なると雖も〉而も徳は一なり〉

11162: 徳は一なりと雖も》施設は各おの当る所有り》

11163: 其の義を知る〉

11164: 其の礼を考う》

11165: 交接広しと雖も。其の徳は佗ならざるなり。

11166: 夫れ人なる者は。感応 以て之を運為す。

11167: 未だ衆心の適する所にして〉而して徳を失う者有らず〉

11168: 未だ事宜の失する所にして》而して道に之く者有らず》

11169:  人情の適して悦ぶ所と〉敵せざる所にして怨むとは〉

11170:  安危の関する所なり〉之を善悪と謂う〉

11171:  事宜の当りて美とする所と》失して醜とする所とは》

11172:  栄辱の繋がる所なり》之を是非と謂う》蓋し

11173:  事為の多態と。誠偽と。敬慢と。譲奪と。勤怠と。隠忍と。労逸とは。

11174:  苟くも善・是に就かんと欲すれば。

11175:  択びて之を修せざることある可からず。択びて之を修す。

11176:  毀誉褒貶。殺活与奪。衆の同じくする所を得て。而して人は之を悦美す。

11177:  修せざれば則ち荒む〉

11178:  択ばざれば則ち雑る》

11179:  善を修すれば則ち仁なり〉

11180:  是を修すれば則ち義なり》

11181:  之を択ぶが為にして〉 而して学を為して之を教う〉師の任なり〉

11182:  之を修むるが為にして》而して礼を作して之に由る》君の業なり》

11183:  学礼他無し。仁義の修具なり。故に

11184:  善悪是非なる者は。悦怨栄辱の本なり。

11185:  悦怨栄辱なる者は。治乱存亡の機なり。

11186: 故に仁義の成る所は。

11187:  意智は思弁を以て運為す〉

11188:  情慾は好悪を以て感応す》

11189:  好悪なる者は〉性の自然なり〉

11190:  思弁なる者は》心の使然なり》是を以て。

11191:  自処する者は〉好悪 思弁に勝る〉故に能く恕す〉

11192:  人を観る者は》我の思弁を以て》人の情慾を律す》故に能く責む》

11193:  自恕する者を以て〉人に恕し〉

11194:  人を責むる者を以て》自らを責む》是れ好悪思弁を修するなり。

11195:  人悦べば則ち親しむ〉親しめば 則ち天下帰す〉

11196:  人恕れば則ち疏んず》疏んずれば則ち親戚棄つ》

11197:  己の醜〉知りて悪めば〉則ち慚意生ず〉

11198:  人の美》知りて愛せば》則ち讃意生ず》

11199:  讃は嘆を為し〉嘆は栄を為す〉

11200:  慚は笑を為し》笑は辱を為す》

11201:  悦怨栄辱なる者は。仁義の生ずる所なり。

11202: 乃ち道徳の全き所なり。

11203:  徳は〉有なり〉

11204:  道は》発なり》

11205:  能く其の有する者を養する者は。其の発を慎む。

11206:  心なる者は混然たり。善悪は機に分す。故に

11207:  能く其の有を養えば〉則ち善は油然として長ず〉

11208:  能く其の発を慎めば》則ち悪は兆朕を消す》       (兆朕=ちょうちん)

11209:  徳は得なり〉

11210:  道は行なり》

11211:  得なる者は之を行に於て得る〉

11212:  行なる者は之を得を於て行う》

11213:  徳なる者は〉行の主なり〉得は学に由りて得る〉

11214:  道なる者は》得の賓なり》道は礼に由りて行う》

11215:  得て有する者は〉混然として目す可からず〉

11216:  由りて行する者は》粲然として目す可し》

11217:  名に由りて論ずる者は〉其の実を失い易し〉

11218:  実に由りて行なう者は》其の名を妄失せず》故に

11219:  君子は。得る者を奉ず〉

11220:      行う者を慎む》

11221:  得て有する所の者  善なれば〉則ち

11222:  由りて行なう所の者 正し》

11223:  忠は以て君に事う〉

11224:  孝は以て父に事う〉

11225:  由りて行なう所の目なり〉

11226:  君に事うるは則ち忠なり》

11227:  父に事うるは則ち孝なり》

11228:  得て有する者の目す可からざるなり》

11229:  目に非ずんば焉んぞ斯の道を載せん〉

11230:  徳に非ずんば焉んぞ斯の目を総いん》此の故に。     (総いん=ひきいん)

11231:  之を安んぜんと欲するを以て心と為れば。則ち其の徳を保つ。

11232:  之を安んずるに道有り。愛と曰う。敬と曰う。

11233:  之を安んぜんと欲して。而も未だ其の道を得ん。

11234:  姑息諂佞。之を危害す。是れ

11235:  古の君子。学を設け礼を制す。人を教化の中に於て模範する所以なり。

11236:  得は善悪を有す〉

11237:  行は邪正を発す》

11238:  其の得る可き者を得て〉 之を善と為す〉

11239:  其の行う可き者を行いて》之を正と為す》

11240:  名は実を載す〉

11241:  実は名を有す》故に

11242:  君子は。実を有して名を有せず〉

11243:      名を奉して実に由る》

11105: 桴鼓は相い当れば〉則ち声は其の中に成す〉

11106: 形鏡は相い当れば》則ち影は其の中に成す》故に

11107: 火は金石を相い摩するに成す〉

11108: 水は燥湿を相い結するに成す》

11109: 成すれば則ち酒は麹※に非ず〉

11110:       子は父母に非ず》是を以て。

11111: 気象運転すれば〉則ち日月歳年〉其の中に成す〉

11112: 気質GHすれば》則ち風雲雨雷》其の中に成す》故に

11113: 為すれば則ち成す〉

11114: 成すれば則ち為す》是を以て

11115: 運転GHの中。動植 成す。

11116: 人なる者は。含霊の長なり。

11117: 天に成す〉而して

11118: 人に為す》

11119: 人に為す〉而して

11120: 人に沈す〉

11121: 人に為す》而して

11122: 天に法る》

11123: 賢愚の以て分する所なり。蓋し

11124: 人は。生に厚薄強弱有り〉

11125:    身に美醜小大有り》是を以て。

11126: 智は明暗蔽悟無きこと能わず〉利鈍賢愚の生する所以なり〉

11127: 思は公私誠偽無きこと能わず》善悪邪正の分する所以なり》

11128: 天人の事は。反して合す。是を以て。

11129: 天の常変露没は〉之を言に於て弄して〉而して正誕護訐す〉

11130: 天の通塞生化は》之を行に於て露して》而して与奪殺活す》是に於て

11131: 天人芸芸。会違千万なり。

11132: 千万なりと雖も。一言以て之を尽す。曰く安と。

11133: 仁は以て人を安んじ〉

11134: 義は以て己れを安んず》夫れ

11135: 人は。類に男女有り〉

11136:    等に尊卑有り》而して相い合交す。

11137: 其の合に天人有り〉故に

11138: 交も亦た天人有り》

11139: 人の天を以て合する者は〉父子なり〉兄弟なり〉是れよりして叔姪宗族の交も自ら成す〉

11140:   人を以て合する者は》君臣なり》夫婦なり》是れよりして上下内外の交も自ら成す》

11141: 之を拡ぐれば則ち窮まり無しと雖も。

11142: 之を約すれば則ち四なり。是を以て

11143: 子の父に於ける。

11144: 臣の君に於ける。

11145: 各おの将に之を安んぜんとす。

11146: 父子なる者は〉家の君臣なり〉

11147: 君臣なる者は》国の父子なり》而して

11148: 孝なる者は親に事うるの名なり〉

11149: 忠なる者は君に事うるの名なり》

11150: 愛敬は之を尽くして。天下和睦す。

11151:  心を用うれば〉則ち誠偽は其の中に成す〉

11152:  事に服すれば》則ち怠勤は其の中に成す》

11153:  夫婦は相い配すれば〉則ち姻亜は其の間に成す〉

11154:  兄弟は相い継すれば》則ち叔姪は其の間に成す》故に

11155:  事物の間。為す者は数う可し〉

11156:       成す者は限り無し》是を以て。

11157:  師弟は父子を道に於て成す〉

11158:  夫婦は兄弟を室に於て成す》

11159:  親を親しむは愛に在り〉

11160:  疏を和するは敬に在り》

11161: 道は異なると雖も〉而も徳は一なり〉

11162: 徳は一なりと雖も》施設は各おの当る所有り》

11163: 其の義を知る〉

11164: 其の礼を考う》

11165: 交接広しと雖も。其の徳は佗ならざるなり。

11166: 夫れ人なる者は。感応 以て之を運為す。

11167: 未だ衆心の適する所にして〉而して徳を失う者有らず〉

11168: 未だ事宜の失する所にして》而して道に之く者有らず》

11169:  人情の適して悦ぶ所と〉敵せざる所にして怨むとは〉

11170:  安危の関する所なり〉之を善悪と謂う〉

11171:  事宜の当りて美とする所と》失して醜とする所とは》

11172:  栄辱の繋がる所なり》之を是非と謂う》蓋し

11173:  事為の多態と。誠偽と。敬慢と。譲奪と。勤怠と。隠忍と。労逸とは。

11174:  苟くも善・是に就かんと欲すれば。

11175:  択びて之を修せざることある可からず。択びて之を修す。

11176:  毀誉褒貶。殺活与奪。

11177:  衆の同じくする所を得て。而して人は之を悦美す。

11178:  修せざれば則ち荒む〉

11179:  択ばざれば則ち雑る》

11180:  善を修すれば則ち仁なり〉

11181:  是を修すれば則ち義なり》

11182:  之を択ぶが為にして〉 而して学を為して之を教う〉師の任なり〉

11183:  之を修むるが為にして》而して礼を作して之に由る》君の業なり》

11184:  学礼他無し。仁義の修具なり。故に

11185:  善悪是非なる者は。悦怨栄辱の本なり。

11186:  悦怨栄辱なる者は。治乱存亡の機なり。故に

11187: 仁義の成る所は。意智は思弁を以て運為す〉

11188:         情慾は好悪を以て感応す》

11189:  好悪なる者は〉性の自然なり〉

11190:  思弁なる者は》心の使然なり》是を以て。

11191:  自処する者は〉好悪 思弁に勝る〉故に能く恕す〉

11192:  人を観る者は》我の思弁を以て》人の情慾を律す》故に能く責む》

11193:  自恕する者を以て〉人に恕し〉

11194:  人を責むる者を以て》自らを責む》是れ好悪思弁を修するなり。

11195:  人悦べば則ち親しむ〉親しめば 則ち天下帰す〉

11196:  人恕れば則ち疏んず》疏んずれば則ち親戚棄つ》

11197:  己の醜〉知りて悪めば〉則ち慚意生ず〉

11198:  人の美》知りて愛せば》則ち讃意生ず》

11199:  讃は嘆を為し〉嘆は栄を為す〉

11200:  慚は笑を為し》笑は辱を為す》

11201:  悦怨栄辱なる者は。仁義の生ずる所なり。

11202: 乃ち道徳の全き所なり。

11203:  徳は〉有なり〉

11204:  道は》発なり》

11205:  能く其の有する者を養する者は。其の発を慎む。

11206:  心なる者は混然たり。善悪は機に分す。故に

11207:  能く其の有を養えば〉則ち善は油然として長ず〉

11208:  能く其の発を慎めば》則ち悪は兆朕を消す》       (兆朕=ちょうちん)

11209:  徳は得なり〉

11210:  道は行なり》

11211:  得なる者は之を行に於て得る〉

11212:  行なる者は之を得を於て行う》

11213:  徳なる者は〉行の主なり〉得は学に由りて得る〉

11214:  道なる者は》得の賓なり》道は礼に由りて行う》

11215:  得て有する者は〉混然として目す可からず〉

11216:  由りて行する者は》粲然として目す可し》

11217:  名に由りて論ずる者は〉其の実を失い易し〉

11218:  実に由りて行なう者は》其の名を妄失せず》故に

11219:  君子は。得る者を奉ず〉

11220:      行う者を慎む》

11221:  得て有する所の者  善なれば〉則ち

11222:  由りて行なう所の者 正し》

11223:  忠は以て君に事う〉

11224:  孝は以て父に事う〉

11225:  由りて行なう所の目なり〉

11226:  君に事うるは則ち忠なり》

11227:  父に事うるは則ち孝なり》

11228:  得て有する者の目す可からざるなり》

11229:  目に非ずんば焉んぞ斯の道を載せん〉

11230:  徳に非ずんば焉んぞ斯の目を総いん》此の故に。    (総いん=ひきいん)

11231:  之を安んぜんと欲するを以て心と為れば。則ち其の徳を保つ。

11232:  之を安んずるに道有り。愛と曰う。敬と曰う。

11233:  之を安んぜんと欲して。而も未だ其の道を得ん。

11234:  姑息諂佞。之を危害す。是れ

11235:  古の君子。学を設け礼を制す。人を教化の中に於て模範する所以なり。

11236:  得は善悪を有す〉

11237:  行は邪正を発す》

11238:  其の得る可き者を得て〉 之を善と為す〉

11239:  其の行う可き者を行いて》之を正と為す》

11240:  名は実を載す〉

11241:  実は名を有す》故に

11242:  君子は。実を有して名を有せず〉

11243:      名を奉して実に由る》




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