08179: 素なる者は〉色の天なり〉 08180: 色なる者は》素の地なり》而して 08181: 素色は運為する所を有す〉 08182: 文彩は変化する所を有す》 08183: 景明影暗は天清に居す〉 08184: 水清燥濁は地濁に居す》是を以て 08185: 天中の散物は〉亦た其の象を明暗にし〉其の体を聚散す〉以て景影の中に懸す〉 08186: 地中の散物は》亦た其の気を乾潤にし》其の体を解結す》以て水燥の中に立す》故に 08187: 月辰の暗は景に於て聚す〉 08188: 星漢の明は影に於て散す》 08189: 景中に居する者は〉其の象は暗なり〉明を受けて光る〉 08190: 偶する者は月〉属する者は辰〉散して景に居すなり〉 08191: 影中に居する者は》其の象は明なり》暗に居して光る》 08192: 聚する者は漢》散する者は星》列して影に居すなり》 08193: 地は明中に居す〉景を為し映せられて彩を見す〉 08194: 日は暗中に居す》影を為し擁せられて光を露す》 08195: 雲烟の濁は〉自ら水解す〉 08196: 雨露の清は》自ら燥結す》 08197: 日は景影を有す〉 08198: 地は水燥を有す》 08199: 地なる者は〉精英の根本〉体を下に於て為す〉 08200: 其の居は中を占し〉水は地を環し〉燥は水を環し〉数層 一円に并す〉 08201: 日なる者は》本根の英華》体を上に於て為す》 08202: 其の行は中を守し》景は日を環し》影は景を環す》数層 一円に并す》是に於て 08203: 日と地と勢を張るなり。故に 08204: 日は景影の主を為す〉 08205: 地は水燥の主を為す》 08206: 合すれば則ち皆な一円に帰す。是に於て。 08207: 月辰は暗にして景に居す〉 08208: 星漢は明にして影に居す〉 08209: 雲烟は濁にして地を出す》 08210: 雨露は清にして天を下す》