07246: FFの処は。中外 既に立す。 07247: 結は依する所有り〉而して質を中に於て成す〉 07248: 散は向する所有り》而して気を外に於て充す》 07249: 之をFFの 中を併して結する所無きに比すれば。則ち 07250: 其の散は亦た結なり。 07251: 既に散を併せて結を為す。鬱然の文章。一大結物に成す。 07252: 既に一大結物を得る〉 07253: 又た一F散気を余す》 07254: 一の剖析は。A昜を平分す。 07255: 平は不平に走り。不平は平を合す。 07256: 衡は低昂せず。其の力は相い持す。 07257: 昜に走りAに走る。其の勢は相い傾く。故に 07258: 昜物は外に向う〉其の虚動に託す〉 07259: A物は内に向う》其の実止に託す》 07260: 日影水燥なる者は性物なり。天地の体に託す。 07261: 覆する者は文を見す〉 07262: 載する者は章を呈す》而して 07263: 天物は色を以て其の虚体を見す〉 07264: 地物は体を以て其の実体を露す》 07265: 其の勢は則ち背して相い走す〉 07266: 其の力は則ち対して相い持す》 07267: 天は散し地は結す〉 07268: 火は発し水は収す》 07269: 天地は体を露す〉 07270: 水火は性を見す》 07271: 体は其の位を立して覆載す〉 07272: 性は其の形を活してBCす》 07273: 人は麁小の身を以て。水火の中間に立す。 07274: 己よりして天地を分す。亦た未だ尽さざるなり。 07275: 若し一F散気を以て。此の一大結物を観れば。 07276: 此の如く大なりと雖も。而も亦たAなり。小なり。結なり。物なり。故に 07277: 天地は本と一なり。之を散物に於て移せば。則ち 07278: 植の皮身なり。 07279: 動の皮肉なり。故に 07280: FFたる一昜散気は。此の一A結物を為す。 07281: 一昜散気〉 07282: 一大結物》 07283: 結物を開し天地を見す。天地を開し華液を見す。 07284: 気は則ち精没す〉 07285: 物は則ち麁露す》 07286: 天は爾く散虚精清す〉 07287: 地は爾く結実麁濁す》 07288: 人は地上に立して。天上の低覆する者を望み。 07289: 己れ以下なる者を以て〉結実麁濁と為す〉 07290: 己れ以上なる者を以て》散虚精清と為す》是を以て 07291: 己の身。曁に偕居する者を以て之を分かつ者なり。 07292: 若し己の身を精して。日星倒射の地に置き。以て此の天地を観れば。則ち 07293: 水土の核は。日影 之を桴す。 07294: 水烟星月は匝聚して。而して同じく結実麁濁に帰す。是に於て 07295: 結実麁濁は。散虚精清を食す。 07296: 若し散虚精清にして。結実麁濁を吐せば。 07297: 則ち散虚精清は。焉んぞ精没を得ん。 07298: 既已に精没せずんば。則ち相い與に勢を張らん。故に 07299: 没して方位形理を立し〉 07300: 露して散結通隔を為す者は》 07301: 没中に見する有り〉 07302: 隠中に露する有り》 07303: 彼此は粲立す。以て覆載を成す。故に 07304: 精麁は食して天地を混成す〉 07305: 吐して天地を粲立す》 07306: 粲立すれば則ち一気大物なり。 07307: 一気の性は華液に於て見す〉 07308: 大物の体は天地に於て露す》 07309: 天地は散結す〉 07310: A昜はBCす》 07311: 万物は此に於て遊す。 07312: A結すれば則ち結中に昜発す〉 07313: 昜散すれば則ち散中にA収す》 07314: Aは〉天中に於て排して影〉地中に於て収して水〉 07315: 昜は》天中に於て発して日》地中に於て解して燥》 07316: 天色は散虚に清通す〉 07317: 地影は結実に濁隔す》 07318: 虚実なる者は没露散結す〉 07319: 清濁なる者は隠見通塞す》 07320: 天地は之を体境に於て観る〉 07321: 華液は之を性境に於て観る》 07322: 体実の物を質と謂う〉 07323: 体虚の物を象と謂う》 07324: 容せらるるの物は》之を容するの体に従えば。則ち 07325: 象中も亦た象質を有す。是を以て性体の合する所は。 07326: 収して結す〉其の堅は則ち地にして〉而して其のKは則ち液なり〉 07327: 発して散す》其の精は則ち天にして》而して其の麁は則ち華なり》 07328: 天象なる者は日を盛と為す〉A影の斂は〉散して天を為す能わざるに由る〉 07329: 地質なる者は水を大と為す》昜気の噴は》結して地を為す能わざるに由る》故に 07330: 昜散の中 Aは昜を発す〉 07331: A結の中 昜はAを噴す》 07332: 細かに條理の貫する所を尋繹するに。 07333: Aは昜散の処より〉収して質を結す〉 07334: 昜はA結の処より》発して象を見す》蓋し 07335: 地なる者は実す〉其の体は密結〉其の気は粗解なり〉 07336: 密結は入る可からざれば〉則ち物は皆な粗解に居す〉 07337: 天なる者は転す》其の転は剛急》其の運は柔緩なり》 07338: 剛急は行く可からざれば》則ち物は皆な運緩に従す》 07339: 転中は則ち 気は西走し〉象は東走す〉 07340: 実中は則ち 気は上行し》質は下行す》 07341: 実の極は〉土石よりも竪にして〉露質の下に潜す〉 07342: 動の極は》風涛よりも剛にして》没気の標に急す》 07343: 時処は其の物を精没し〉経通緯塞〉露する所無し〉 07344: 天地は其の物を麁露し》文象実質》没する所無し》 07345: 天は則ち虚にして〉而して 07346: 地は則ち実なり》 07347: 天虚は透せざる所莫し〉 07348: 地実は隔せざる所無し》 07349: 天象は東行して西退す〉 07350: 地質は天居して地立す》是に於て 07351: 火の象は〉則ち虚を以てして外出す〉 07352: 以て気を発し〉以て物を食し〉物 来して接すれば則ち食して吐す〉 07353: 水の質は》則ち実を以てして内入す》 07354: 以て物を容し》以て気を拒し》気 来して交すれば則ち拒して容す》故に 07355: 水は能く火気を食す〉而して火体を養す〉 07356: 養すと雖も而も火体を容する能わず〉小中分別すれば〉則ち膏は能く養す〉而して 07357: 水は則ち賊す〉大物より之を観れば〉則ち膏と水と奚んぞ択ばん〉 07358: 火は能く水気を食す》而して水体を養す》 07359: 養すと雖も而も水体を容する能わず》小中分別すれば》則ち燐は能く親す》而して 07360: 火は則ち疏す》一気より之を観れば》則ち燐と火と奚んぞ択ばん》 07361: 天散地結の分にては。気は聚散を有す〉 07362: 質は解結を有す》 07363: 蓋し一なり。其の用は則ち吐食を見す。 07364: 火は湿柴に著けば〉則ち湿暗 上に浮す〉 07365: 火は湿物を※せば》則ち湿潤 内に結す》是を以て 07366: 影体は〉日気の発を以てして散を為す〉 07367: 日体は》影気の斂を以てして聚を為す》 07368: 燥体は〉地を水質に於て占めらるに由りて升して解す〉 07369: 水体は》地を燥気に於て囲まるるに由りて降して結す》是を以て 07370: 水質の収する所は〉火発の本を為す〉 07371: 燥気の解する所は》水結の原を為す》故に 07372: 火は南地に解すれば〉則ち水は北地に凝す〉 07373: 火は北地に解すれば》則ち水は南地に凝す》 07374: 影は収し地は結して〉而して天地はA成す〉 07375: 天は散し日は発して》而して天地は昜成す》 07376: 水は質を結外に融して〉而して解する所の燥に偶す〉 07377: 日は象を散中に発して》而して収する所の影に偶す》 07378: 転間は日影を有す〉 07379: 地表は水燥を有す》 07380: 水は親しむ可し〉而して火は親しむ可からず〉 07381: 諸を地上の水火に試みて。而して其の用を知りて。 07382: 而して後 華液のBC。以て窺う可し。蓋し 07383: 昜は収結の中より〉天間に鬱発すれば〉則ち 07384: 華を象に於て為す〉華は日を以て其の宗と為す〉 07385: Aは発散の表より》地上に疏収すれば》則ち 07386: 液を質に於て為す》液は海を以て其の宗と為す》故に 07387: 火なる者は天Aを収するの中に於て発す〉 07388: 水なる者は地昜を解するの中に於て融す》 07389: 発収解結する者は。天地の態なり。天地の異なるを以て。其の態も異なる。 07390: 土石なる者は体成なり〉 07391: 金水なる者は性成なり》 07392: 性に成する者は凝融す〉 07393: 体に成する者は解結す》 07394: 凝融解結は。本と佗に非ず。 07395: 唯だ其の性の異なるを以て。而も其の態も亦た異なり。故に 07396: 土にして常に解す〉 07397: 石にして常に結す》 07398: 金にして常に凝す〉 07399: 水にして常に融す》 07400: 水なる者は天然の融物なり〉 07401: 金なる者は天然の凝物なり》 07402: 氷なる者は水にして凝す〉 07403: 汞なる者は金にして融す》 07404: 石なる者は天然の結物なり〉 07405: 土なる者は天然の解物なり》 07406: 玉なる者は石にして精なり〉 07407: 石なる者は玉にして麁なり》 07408: 土なる者は土にして解なり〉 07409: 砂なる者は土にして結なり》 07410: 結なる者は固にして脆なり〉 07411: 凝なる者はKにして粘なり》 07412: 金は粘り石は脆し〉 07413: 埴は粘り壌は脆し》 07414: 此の性の有らざる所靡ければ。則ち 07415: 艸木鳥獣。 07416: 万の事物。 07417: 人の性情。 07418: 物に従いて名を異にすと雖も。堅Kを有せざる所靡し。 07419: 稲の糯粳。禾の梁※。結する所佗に非ず。 07420: 水火なる者は。A昜の麁体なり。A昜の用を綻露する有り。故に 07421: 或いは結を解し。又た能く結を固にす。 07422: 或いは解を結し。又た能く結をKにす。之を此に於て試みるに。 07423: 水なる者は滋を以て粘物を潤す〉 07424: 火なる者は乾を以て固物を燥す》 07425: 陶瓦なる者は人造の石〉水は粘し火は固す〉 07426: 氷金なる者は天凝の水》※は※し火は融す》是を以て 07427: 土に和すに水を以てし〉之を攻むるに火を以てす〉其の質は石と為る〉 07428: 之に潅ぐに水を以てし》之を攻むるに火を以てす》其の質は終に解く》 07429: 体を以てして成する者は〉火を見て解す〉 07430: 性を以てして成する者は》火を見て融す》 07431: 條理は必ず往く所に於て剖す。而して 07432: 日は景を吐す〉 07433: 水は湿を吐す》 07434: 湿は火を含す〉 07435: 景は月を含す》 07436: 天なる者は散昜なり〉 07437: 地なる者は結Aなり》 07438: 其の間は則ち日影水燥なり。 07439: 影なる者は収Aなり〉 07440: 日なる者は発昜なり》 07441: 昜発は景を伸ぶれば〉則ち露は其の中に結す〉 07442: 水なる者は結Aなり》 07443: 燥なる者は解昜なり〉 07444: A湿は昜を鬱すれば》則ち星は其の表に発す》 07445: 月と辰とは〉天の露なり〉 07446: 火と雷とは》地の星なり》 07447: 地はAを弦中に結して止す〉 07448: 日は昜を弧中に発して走す》 07449: 中に居して外を観る。目は際涯を尽さず。 07450: 地に於て囿せらるるを以てなり。 07451: 日景は〉昜の一円物なり〉 07452: 影地は》Aの一円物なり》 07453: 天は地を包す〉 07454: 日は地を循す》 07455: 混淪たる一円物。未だ之をFFに帰せず。 07456: 気は収すれば則ちA粛す〉粛し結すれば則ち地なり〉 07457: 質は結すれば則ち気達す》達し屈すれば則ち鬱なり》鬱して発すれば則ち日なり》 07458: 日標の余気は。地に帰して燥なり。 07459: 燥は昜にして解す〉 07460: 水はAにして融す》 07461: 水は則ち上を影に比し日に反す〉 07462: 下を火に反し湿に比す》 07463: 日はAを食す〉而して其の発は尽きず〉 07464: 地は昜を噴す》而して其の融は巳まず》 07465: 剖析の尽きざる所然り。