自筆本では、06928:以降を「條貫」というファイルに分けている。 06928: 虚実の間は〉上下内外の位を緯に於て序す〉 06929: 動止の中は》東西南北の方を経に於て成す》而して 06930: 内外は動の為に位を上に於て分す〉 06931: 上下は実の為に位を内に於て分す》而して 06932: 西北なる者は止方なり〉 06933: 東南なる者は動方なり〉 06934: 内外なる者は動位なり》 06935: 上下なる者は静位なり》 06936: 天は地に徹して動なり〉 06937: 地は天に貫して静なり》而して 06938: 動は静の奉に依す〉 06939: 静は動の保に依す》 06940: 請う運転の道を審らかにして。以て其の脈を導くを。夫れ 06941: 天地なる者は〉天巓にして地趺なり〉而して転する者は此の條理に合す〉 06942: 運する者は》 天趺にして地巓なり》而して日影は 此の條理を分す》是に於て 06943: 運転は巓趺を返して〉循環は脈を通す〉 06944: 天地は日影を分して》剖析は張を勢す》是に於て 06945: 昜成は則ち日巓影趺なり〉 06946: A成は則ち天巓地趺なり》 06947: 唯だ其の脈を導すれば。則ち 06948: 転は根よりして上に達し〉以て幹を為す〉 06949: 運は枝に至りて下に鬱し》以て根に帰す》 06950: 転巓なる者は広なり〉転趺なる者は狭なり〉 06951: 運巓なる者は狭なり》運趺なる者は広なり》 06952: 辰は暗体を以て〉而して景中に重す〉 06953: 星は明体を以て》而して影中に列す》 06954: 列星は広と雖も〉而も其の脈絡を一にす〉 06955: 重辰は狭と雖も》而も其の脈絡を各にす》 06956: 日を中にして影は外を圍す〉 06957: 地を中にして天は外に散す》而して 06958: 地なる者は固より中なり。 06959: 日は偏に在るが如し。 06960: 日は其の体を以て中と為さず。 06961: 規を循し中を為す。是に於て 06962: A影と昜天と一円毬に帰す。而して 06963: 星なる者は影曜なり〉 06964: 辰なる者は景曜なり》 06965: 運圏の中。星辰日月は。軸を緩急の節に分す。 06966: 圏は乃ち弧なり〉 06967: 軸は乃ち弦なり》 06968: 月弧の弦は短〉而して運勢は急なり 06969: 日弧の弦は長》而して運勢は稍や緩なるも》亦た同中の異なるのみ。 06970: 星天に至れば則ち弧形は最大にして。弦旋も亦た遅なり。 06971: 運標 将に根実を結せんとするの前。A昜の精は華を著す。 06972: 地なる者は持の水燥を以て自ら養す。 06973: 運勢は持中に入れば則ち無し。 06974: 昜蘊は地面に播し。質実の養を為す。 06975: 天なる者は日月を以て其の根を護す。 06976: 其の文は運中に在して而して 06977: 月は其の象をLせずして。其の行をLす。 06978: 日は其の行をLせずして。其の象を散す。 06979: 猶お花芯の其の弁を多くして以て自ら其の心を守するがごとし。而して 06980: 日は其の弧中に華し。自ら機軸を出だす。 06981: 諸辰は其の日を囲繞す。 06982: 以て華の天地を開す。 06983: 以て実の天地を偶す。是に於て 06984: 保根の気は西転す〉 06985: 養花の気は東運す》而して 06986: 諸辰は層層を相重して〉機軸を運す〉 06987: 衆星は点点と平布して》罫面を圍む》是に於て 06988: 衆星は脈絡を一にす〉 06989: 諸辰は脈絡を各にす》 06990: 運環の成する所は。 06991: 層層 緩急有り。故に 06992: 転する者は〉章を地に於て羅して〉物を転中に於て没す〉 06993: 運する者は》文を天に於て繋して》気を持中に於て潜す》故に 06994: 転圏は地心より起して〉而して天表に至す〉 06995: 運圏は天表より反して》而して地心に帰す》 06996: 転は亭亭として幹を為す。章は持中に具す。 06997: 運は文を運中に開して。 06998: 節を生し枝を出し。華を開し蔓を出す。 06999: GHは以て日の南北を致す。蓋し日弧以内の動なり。 07000: 地は根を以て中を占す。其の華は弧に居せざること能わず。 07001: 弧は地を周す。日は天地に遍す。 07002: 日月は既に自ら節を生じ枝を出す。 07003: 以て其の華を開して根に合して実を為す。 07004: 何ぞ其の艸木と能く相い似たる。然り而して 07005: 日月の物を為すは〉A昜の性の標に成するなり〉 07006: 水火の物を為すは》A昜の物の本に成するなり》 07007: 水火なる者は麁象〉遂に地質に培う〉 07008: 運転なる者は虚気》以て日月を醸す》 07009: 此れ則ち質より気を結す〉 07010: 彼れ則ち気より象を発す》 07011: 其の理を通するを以て。一球を混成す。是を以て 07012: 水火は地に用有り〉 07013: 日月は天に為有り》 07014: 運の昜を折りて地に向かうこと数万年を経て。而して天を一周す。 07015: 標は日月の偶弧を為す。其の勢は急なり。 07016: 日は転すること三百六十有六回の頃を度る〉 07017: 月は転すること二十七回の頃を度る》 07018: 転行は一斉に推去す〉下緩上急は〉之を自然に於て得る〉 07019: 運行は節節に分推す》上緩下急は》之を使然に於て得る》 07020: 日影なる者はA昜なり。A昜は象を著して。天地と相い杭す。 07021: 自ら英華を枝頭に於て開して。根実と勢を張る。是を以て 07022: 日を中と為す〉 07023: 影を表と為す》 07024: 日は巓を為す〉 07025: 影は趺を為す》 07026: 日は天を為す〉 07027: 影は地を為す》 07028: 諸辰は。日の私する所の軸を以て。其の輪を旋す。是に於て。 07029: 日は駕する所の者を。游輪と為し。黄道に依違するも。亦た月と相い遇し。 07030: 以て西転の二游輪を為す。是に於て 07031: Lは圏線に在らず。故に星漢は罫を布す。 07032: 日月は其の処を認む。 07033: 日月は東運の線。一西線有りて之を累す。 07034: 日なる者は其の華英を盛にして。其の依違のL微なり。 07035: 月なる者は華英を分せず。其の行を迂邪にして。 07036: 艸木の蔓を出だす者に似たり。 07037: 杳渺たる昊天。星漢は則ち遠し。 07038: 日月は始めて能く地と親しむ。 07039: 是に於て属物を除けば。則ち日月の二を見る。 07040: 持する者は柔境。水燥は以て陸に合す。 07041: 寒熱殺威。日月は此にBCす。是に於て 07042: 気を転して外を保す〉 07043: 象を運して内を営す》 07044: 升降條貫は。之を樹の外形〉 07045: 獣の内体に於て比すれば》 07046: 依稀として其の佗ならざるを観る。 07047: 地なる者はA実の質なり。天動に由りて而して気は上伸す。 07048: 伸なる者は垠有りて。精と融せず。 07049: 達は翻って鬱を為して。折るるが如くにして降す。 07050: 昜虚の復勢は根に帰して。実を結す。 07051: 地体なる者は根実なり〉 07052: 鱗比する者は根実を分にす〉 07053: 循環する者は根実を一にす》 07054: 地体は根を為す。転は幹を為す。 07055: 運は下垂して。枝を生し華を結ぶ。 07056: 杪は地に帰して実を為す〉故に (杪=こずえ) 07057: 転幹は亭亭として。一斉に推去し。能く本根の鬱を漏す。 07058: 運文は地に※し枝蔓は各おの動す。 07059: 能く華実の精を蘊す〉 07060: 天は転を以て剛を外に於て成す〉故に持は能く柔なり〉 07061: 地は地を以て堅を下に於て成す》故に水は能くKなり》 07062: 能く滋煦の境を開す》 07063: 地体は一円球なり。GHに中界して。 07064: 運転の斜と。其の進退を合す。 07065: 運転は相い得て。而して日月駕す。 07066: 水生は沈水す〉 07067: 燥生は浮燥す》 07068: 諸辰は景中に於て重す〉 07069: 衆星は影中に於て列す》