06578: 塊然の球は〉 06579: 天行の其の理をLにするに於て異なる〉 06580: 而して天Lなる者は其の理を横竪にす〉 06581: 混焉の気は》 06582: 地体の其の表を塊にするに於て異なる》 06583: 而して地塊なる者は其の理を邪曲にす》故に 06584: 象質の行は〉衡従本末を分す〉 06585: 山壑の体は》拗突邪曲を分す》 06586: 天転地持は〉体の物を為す〉 06587: 水燥日影は》性の物を為す》 06588: 体物は露地に居す〉 06589: 性物は没地に居す》故に 06590: 象も亦た直円を成す〉而して規矩を天地に分す〉 06591: 質も終に俯立を為す》而して直円を天地に合す》 06592: 気体は直円を以てして立す〉 06593: 象質は横竪を以てして成す》 06594: 性は則ちA昜なり〉 06595: 体は則ち気物なり》而して 06596: A昜と気物と。各おの同じく天地万物を具す。 06597: 気物を以てA昜を統すれば〉則ち中外を一にして〉而して彼此混成す〉 06598: A昜を以て気物を比すれば》則ち中外を各にして》而して彼此粲立す》是を以て 06599: 体に成する者は天地なり〉 06600: 性に成する者は日影なり》 06601: 天地なる者は天転地持なり〉 06602: 日影なる者は気収象発なり》 06603: 日象影気は〉下に水質燥気と偶す》故に 06604: 日影は天地と勢を張ると雖も。而も 06605: 影は収し日は発し〉而して日は弧中に居し〉而して地外に繞す〉 06606: 水は潤し燥は煦し》而して水は弦中に就し》而して地表に浮す》 06607: 華は天間に充す〉 06608: 液は地表に漾す》 (漾=ただようの意。) 06609: 象質は各おの其の気に偶して。A昜の物を見す。然りと雖も 06610: 水燥は天地に合す〉 06611: 日影は天地に比す》則ち 06612: 日影は能く天地と勢を張る。是に於て 06613: 天中の万物は〉日影を得て繋す〉 06614: 持中の万物は》水燥を得て列す》 06615: BC摩盪して。上は則ち星辰を懸し〉其の行を日影の間に於て衡従し〉以て能く循環す〉 06616: 下は則ち動植を化し》其の体を水燥の間に於て俯立し》以て能く鱗次す》是に於て 06617: 動植の物は〉形を塊Lに資し〉愈いよ其の塊Lを変にす〉 06618: 行を邪曲に資し》愈いよ其の邪曲を変にす》 06619: 形位なる者は。大物の成具を成する所。 06620: 小物は資する有りて。以て別に天地を開す。 06621: 直円は理形の正に於て出す〉 06622: 邪曲は理形の変に於て極す》 06623: 正は直円規矩を有す〉 06624: 斜は塊L邪曲を有す》 06625: 塊なる者はLせず〉而も未だ正規を得ず〉 06626: Lなる者は塊せず》而も未だ正矩を得ず》故に 06627: 天の運する所〉其の行をLす〉 06628: 地の立する所》其の体を塊す》 06629: 星漢は最も高く〉其の行は東規に循す〉 06630: 日月は最も卑く》其の行は東規にLす》 06631: FFの間。天形は正円にして〉 06632: 水燥は漸之を假る》 (漸=やや) 06633: 地形は拗突を以て文章を為す》 06634: 望遠鏡の窺う所。日月の体は。文章を有すこと地の如し。是に於いて 06635: 天象と雖も。而も漸みて巳に地に近ければ。則ち 06636: 日月は其の体を塊にす〉 06637: 其の行をLにす》然り而して 06638: 地中の塊Lと同じからざる者は。天地の大分なり。故に 06639: 輪軸は既に設け。方処は既に定する者は。形の斜なり。 06640: 斜中に之を分すれば。西規北矩〉高を以てして正なり〉 06641: 東規南矩》卑を以てして斜なり》 06642: 日月は塊然として〉行は又た輪を架す〉 06643: 輪は月に至れば則ち愈いよ地に近し〉愈いよ輪を生ず〉 06644: 輪の重畳は蔓の木に縁るが如し〉 06645: 日に随うの諸辰は。各おの自ら機軸を持して。輪輪相い架す。 06646: 星漢の脈絡を通するに異なるなり。 06647: 斜なる者は地物の形理と雖も。 06648: 天に親なる者は自ら正を含す。人目を以て之を言うに。 06649: 四辺茫茫として〉視る所は則ち一円象なり〉 06650: 万里歴歴として》指す所は則ち一直線なり》是を以て 06651: 光耀の及ぶ〉 06652: 声臭の至る》 06653: 東西南北N徹す。 06654: Nなる者は円の勢なり〉 06655: 徹なる者は直の力なり》是の故に 06656: 大物は天地なり〉 06657: 一機は転持なり》 06658: 天気地体は〉同じく其の体を円にして〉而して大小を分す〉 06659: 転軸持輻は》同じく其の気を直にして》而して長短を分す》 06660: 運転同規は〉平側を分す〉 06661: 環守同矩は》立倚を分す》 06662: 衡従は同じく横にして〉而して経緯の別を有す〉 06663: 本末は同じく竪にして》而して上下の異を有す》 06664: 塊Lは同じく物にして〉而して俯立の分を有す〉 06665: 邪曲は同じく理にして》而して直円の道を有す》故に 06666: 大物の成は。小は居し大は容す〉 06667: 短は止し長は守す》 06668: 長矩は其の位を守して旋す〉 06669: 大規は其の方を転して行す》 06670: 天円は裏みて地を覆す〉 06671: 地直は立して天を載す》 06672: 内外は分す〉 06673: 経緯は立す》 06674: 外の位なる者は〉円にして容す〉 06675: 内の位なる者は》円にして居す》 06676: 経の方なる者は〉直を以て規を為す〉 06677: 緯の方なる者は》直を以て矩を為す》 06678: 直矩は理を為す〉 06679: 円規は形を成す〉虚中の形なり〉 06680: 横竪は理を成す》 06681: 塊Lは形を為す》実中の形なり》 06682: 景影は処を為す〉而して天物は此に居す〉 06683: 水燥は処を為す》而して地物は此に居す》 06684: 天物は塊然たり〉 06685: 地物はL然たり》 06686: 天物は乾燥し〉虚中を曲行す〉 06687: 地物は潤湿し》実中を邪行す》 06688: 転中は〉守矩は立して緯位を定し〉平して西の経紀を転す〉 06689: 環矩は倚して緯位を運し〉側して東の経象を紀す〉 06690: 経なる者は東西の平規なり〉 06691: 緯なる者は南北の竪矩なり》 06692: 統すれば則ち竪矩は自ら定す〉 06693: 平規は自ら転す〉 06694: 分すれば則ち守して西転す》 06695: 環して東運す》是に於て 06696: 東西は斜絡す〉 06697: 南北は出入す》気象の錯綜する所なり。 06698: 守する者よりして〉而して環する者を観れば〉則ち環する者は斜なり〉 06699: 環する者よりして》而して守する者を観れば》則ち守する者は斜なり》而して 06700: 環して運する者は卻って遅し〉 06701: 守して転する者は卻って疾し》 06702: 持中は》気は円にして》而して竪は水燥の物を通す》 06703: 質は平にして》而して横は山壑の体を列す》