06187: 華なる者は〉一気の英華なり〉 06188: 液なる者は》大物の滋液なり》 06189: 昜気は発す〉 06190: A体は融す》 06191: 液無ければ則ち体は成せず〉 06192: 華無ければ則ち気は見せず》是を以て 06193: 天地転持と。水燥日影とは。性体を相い合す。 06194: 天地転持は物を開す〉 06195: 日影水燥は気を交す》 06196: 小物は以て其の間に生化す。是を以て 06197: 大小の物は。同じく聚散解結す。 06198: 緯に露すれば則ち静〉 06199: 経に露すれば則ち動》 06200: 気聚質結して〉而して物は能く生す〉 06201: 気散質解して》而して物は能く化す》 06202: 生化なる者は即ち一動一植。是れ之を小物と為す。 06203: 大は小を容す〉 06204: 常は変を容す》 06205: 小なる者は麁なり〉往来して体を換うる〉 06206: 大なる者は精なり》生化して体を一にす》 06207: 麁を以て精を徴す〉 06208: 常を以て変を察す》 06209: 此れ猶お彼れのごとし〉 06210: 彼れ猶お此れのごとし》 06211: 散結して常に持する者は〉生化の端を没す〉 06212: 散結して体を換うる者は》生化の端を露す》 06213: 金石は攸久に成壊す〉 06214: 雲雨はM忽に聚散す》 06215: 皆な道は異にして居は同じ。 06216: 動なる者は有意〉 06217: 植なる者は無意》 06218: 有意なれば則ち能く動なり〉 06219: 無意なれば則ち能く静なり》而して 06220: 動は能く作止す〉 06221: 植は能く栄枯す》故に 06222: 其の為すや〉気は聚散し〉物は解結す〉 06223: 其の成すや》動は作止し》植は栄枯す》 06224: 作止の変に至りては。則ち 06225: 剖に随いて体は各おの性を具す。 06226: 体性は愈いよ分す。而して態は愈いよ同じからざるなり。 06227: 植は則ち止して形体の変を極む〉 06228: 動は則ち動して動作の変を極む》 06229: 天行は持に於て止す〉 06230: 地行は転に於て止す〉 06231: 気転象運は〉円を以て行す〉 06232: 雲騰雨墜は〉直を以て行す〉 06233: 水は斜に流る〉潮は斜に遡る〉 06234: 鳥は気を御す〉魚は水に游す〉 06235: 獣は地に走る〉魚は水に泳ぐ〉 06236: 蚤は能く跳ぶ〉虱は能く跂る〉 06237: 蟹は横行す〉 蝦は※飛す〉 06238: 人は立行す〉 螺は倒行す〉 06239: 蛛は絲を走る〉※は土を穿つ〉 06240: 水母は浮く〉 海参は転ず〉 06241: 蜈蚣は多足にして行き〉反鼻は無足にして行く〉 06242: 獣は四脚〉人は雙脚〉行の変を極むるなり〉 06243: 日月は転に居し》雲烟は持に居す》 06244: 植は土居し》動は気居す》 06245: 魚龍は水居し》藻苔は石居す》 06246: 獣は伏し》人は臥す》 06247: 鳥は枝を掴み》蛾は壁に點す》 06248: 鳧※は能く浮び》魚鼈は能く潜む》 06249: 物は正しく処して》而して伏翼倒懸す》 06250: 物は夜休む》而して鴟※は昼睡る》止の変を極むるなり》 06251: 生生の跡は。 06252: 金石は自ずから凝し〉変化の由る所を隠す〉 06253: 螺蛤は交わらず》感応の所跡を没す》 06254: 華実は已に見す》牝牡最も著し》 06255: 跡に就き其の変を極むるに。 06256: 動は牝牡を有す〉 06257: 植は華実を有す》 06258: 動は卵胎を分つ〉 06259: 植は子根を分つ》而して 06260: 動植に気化有り〉 06261: 体化有り》是を以て 06262: 植は或いは実を結び。 06263: 或いは子無し。 06264: 或いは※を肉中に生す。 06265: 或いは実を皮中に成す。 06266: 或いは根より生じ〉 06267: 或いは華より結ぶ》 06268: 麻は華と子を分ち。 06269: 紫檀は葉と子と一にす。 06270: 水物の薄感。羽族の薄交。 06271: 魚は一胎数万。人は数交一孕なり。 06272: 鳥は能く卵に伏し。魚は卵に伏せず。 06273: 蟷螂は子を※※に結び。蜘蛛は児を嚢中に畜う。 06274: 或いは子を抱く者有り。或いは卵を負う者有り。是を以て