【玄語\天冊\活部\道徳-徳】09.txtの検索用訓読。 総ルビ訓読版  検索用原文



01141: 一は二を有す〉故に芒※の間〉喪うが如し〉而して

01142: 能くDDとして万開を有する者は〉徳なり〉

01143: 二は一を開す》故に鬱Dの中》得る有り》 而して

01144: 能く歴歴として一有を開する者は》道なり》故に。

01145: 徳なる者は〉天なり〉一の有なり〉貌跡は自ら成す〉

01146: 道なる者は》神なり》二の開なり》機状を為さ使む》

01147: 一を剖し二を対す〉経の態なり〉

01148: 一分し一合す》緯の態なり》

01149: 徳に非ざれば〉則ち万開を混有して〉罅縫を没すること能わず〉

01150: 道に非ざれば》則ち一有を粲開して》條理を見すること能わず》故に。

01151: 徳なる者は〉万緯の得て宅を為す所〉

01152: 道なる者は》万経之所由而為路》是以。

01153: 分して分す〉融せざる所莫し〉一のNなり〉

01154: 合して合す》通ぜざる所莫し》二の貫なり》蓋し。

01155: 性体なる者は〉気物に託する者なり〉

01156: 気物なる者は》性体を有する者なり》

01157: 性体なる者は〉性活し体立す〉

01158: 気物なる者は》気没し物露す》夫れ。

01159: 活立は本一なり〉一なれば則ち交接を須いずして〉己に於て足る〉故に

01160: 精は奉し力は立す〉

01161: 霊は知し神は感す〉

01162: 体を本根精英に於て一にす〉

01163: 用をBC給資に於て運す〉

01164: 剖対は已に二なり》二なれば則ち交接を用いて》 佗に依る有り》 故に

01165: 徳は有し勢は走す》

01166: 居は容し路は通す》

01167: 状を交隔通融に於て為す》

01168: 貌を自使常変に於て成す》

01169: BC給資〉造化は茲に行す〉

01170: 自使常変》天命は茲に成す》

01171: 天は一を有す〉故に

01172: 本神は本と天徳の一を立するなり〉

01173: 神は二を開す》故に

01174: 天神は本と神道の二を開するなり》故に

01175: 本は物を幹す〉

01176: 神は活を運す》而して

01177: 天は之を成す〉

01178: 神は之を為す》

01179: 神は徒らなる能わず〉本は体を物に於て立す〉

01180: 物は死する能わず》 神は性を気に於て活す》

01181: 惟だ徳は以て之を有す〉

01182: 惟だ道は以て之を開す》是を以て。

01183: 徳は有し道は成す〉道徳の一なる所なり〉

01184: 宅は容し路は通す》道徳の二なる所なり》

01185: 道なる者は神なり〉是を以て〉

01186: 本神に非ざれば〉則ち二を混成して活立する能わず〉

01187: 活立せざれば〉則ち物を神にする能わず〉

01188: 徳なる者は》天なり》是を以て。

01189: 天神に非ざれば》則ち一を粲立して剖対する能わず》

01190: 剖対せざれば》則ち物を事にする能わず》

01191: 剖するや條理を示す〉

01192: 対するや反比を并す》

01193: 剖対は已まず》

01194: 万路は無窮〉

01195: 混合は已まず》

01196: 一有は混然たり》

01197: 故に本神は。

01198: 大物に於ては〉則ち大物を活立す〉

01199: 散小に於ては》則ち散小を活立す》

01200: 精なる者は〉有して遺さず〉

01201: 麁なる者は》融して一なり》

01202: 一の徳は〉有して遺さず〉故に其の道や〉開して已まず〉

01203: 二の徳は》融して一なり》故に其の道や》通して貫す》

01204: 諸を一有に資して〉 剖析は万露す〉

01205: 諸を一活立に資して》万生は万活立す》

01206: 各物各性体〉

01207: 各神は相い発接す》

01208: 親なる者は反反混合して〉  相い得て一を成す〉

01209: 疏なる者は相い持し相い隔し》並立して一に居す》然りと雖も。

01210: 之を條理に得て。其の帰する所に帰し。

01211: 比類して相い合すれば。

01212: 疏も猶お親のごときなり。

01213: 居は物を有す〉

01214: 行は事を有す》故に

01215: 之を緯に置けば〉則ちBCの用は〉感応向背す〉而して鬼神を見す〉

01216: 之を経に置けば》則ち栄養の活は》往来生化す》而して造化を示す》

01217: 宅なる者は〉処を成す〉神は物を得て而して居す〉

01218: 路なる者は》時を成す》物は神を得て而して遊す》

01219: 既已に之に居せば〉則ち其の有に非ざる者靡し〉

01220: 既已に之に行せば》則ち其の道に非ざる者靡し》是に於て。

01221: 有開は徳を為す〉

01222: 為成は動を為す》

01223: 有なる者の貌は〉則ち自然〉其の状は則ち跡を成す〉

01224: 開する者の貌は》則ち若く使む》其の状は則ち機為》

01225: 徳に就きて天と曰う〉

01226: 道に就きて神と曰う》

01227: 天は亦た道を具す〉

01228: 神は亦た徳を具す》故に

01229: 有開は則ち天神の徳〉

01230: 為成は則ち天神の道》

01231: 故に。天神は。則ち道徳の主名なり。

01232: 分して各おの道徳を具す。

01233: A昜の尽きざる所以なり。

01234:  合すれば則ち混然たり〉

01235:  分すれば則ち粲然たり》

01236:  其の自を観んと欲すれば〉 則ち須らく其の故を観〉 其の理を繹ぬべし〉

01237:  其の使を知らんと欲すれば》則ち須らく其の勢を察し》其の力を審にすべし》

01238:  理なる者は昭昭〉

01239:  故なる者は冥冥》

01240:  勢は以て能く走す〉

01241:  力は以て能く持す》

01242:  是を以て事物は。

01243:  理を挑げて之を※せば〉

01244:  毫厘逃るる所無し〉

01245:  而して其の故を繹ぬれば》

01246:  則ち其の跡を冥没す》

01247:  神は以て己の分と為さず。

01248:  況んや人の聡明をや。

01249:  若し自然を以て本然と為さば〉則ち孰か之を然ら使めん〉   (「孰」=いずれ)

01250:  若し使然を以て本然と為さば》則ち奚か 自然を容れん》   (「奚」=いずれ)

01251:  使なる者は〉神の貌なり〉

01252:  自なる者は》天の貌なり》

01253: 有すれば則ち之を外にする者有らず〉

01254: 有の有を知りて〉而して無の無を知る〉

01255: 行すれば則ち之を遺にする者有らず》

01256: 行の行を知りて》而して活の活を知る》

01257:  天地は活物〉故に死なず〉

01258:  天地は有物》故に無ならず》

01259:  有は則ち無に偶して有なり。是の故に。

01260:  有なる者は則ち有り〉

01261:  無なる者は則ち無し》

01262:  夫れ才に能不能有り。

01263:  以て相い偶す。是の故に。

01264:  有なる者は則ち無なる能わず〉

01265:  無なる者は則ち有なる能わず》是を以て。

01266:  具中は〉則ち闕 亦た之を具す〉

01267:  能中は》則ち不能亦た之を能す》

01268:  全の全たる所以なり。

01269:  而して其の散して万物を為すに至りては。則ち

01270:  性は物に随いて〉而して一具一闕なり〉

01271:  才は運に随いて》而して一能一拙なり》是を以て。

01272:  天に具する者は〉地に闕なり〉

01273:  昜に能する者は》Aに拙なり》是を以て。

01274:  翅を具すれば則ち手に闕なり〉

01275:  飛に能なれば則ち潜に拙なり》

01276:  諸を小に試みるに。亦た大と同じ。故に

01277: 天は融し神は通す。

01278: 其の剖する者よりして言うなり。

01279: 噫 有の宅。

01280: 芒※喪うが如しと雖も。

01281: 昭昭の理を以て之を示す〉

01282: 冥冥の故を以て之を没す》

01283: 明を以て其の戸を開せば〉則ち

01284: 幽を以て其の室を閉す》

01285: 神の得て窺わざる所なり。

01286: 人豈に敢て之を視んや。

01287:  之を囲碁に言わんに。

01288:  未だ対して局を奩に依らざるの中。

01289:  高下勝敗。千万変化は。其の宅に有す。

01290:  已に諸を宅に有すと雖も。然れども神は運し機は動す。

01291:  而して後高下勝敗。千万変化。始めて其に途に露す。

01292:  是を以て。物成せば則ち各其の道徳を具す。

01293:  道徳を已に具せば。

01294:  則ち各其の宅を有し。其の道を行す。故に

01295:  為は〉則ち各其の戸を開し〉而して其の途に上る〉

01296:  成は》則ち各其の宅に帰し》而して其の室を閉す》

01297: 道なる者は経通す〉此に走らざる能わず〉

01298: 宅なる者は緯塞す》此に容れざる能わず》故に

01299: 往せば則ち来者に当す〉

01300: 来せば則ち往者に遇す》

01301: 彼の天徳を観て〉

01302: 此の天命に甘んず》

01303:  徳なる者は〉其の有する所〉

01304:  道なる者は》其の行する所》

01305:  天徳は自然〉而して其の道や成〉

01306:  神徳は使然》而して其の道や為》故に

01307:  馬なる者は〉遠くに行くを有す者〉

01308:  牛なる者は〉重きを負うを有す者〉

01309:  馬なる者は》遠きに行くを行う者》

01310:  牛なる者は》重きを負うを行う者》

01311:  乃ち牛馬の道徳なり。是の故に。

01312:  神本は〉則ち然るに幹運す〉

01313:  天神は》則ち然るに為成す》

01314:  牛に走る〉

01315:  馬に走る》

01316:  牛に持す〉

01317:  馬に持す》牛馬の勢力なり〉

01318:  牛なる所 馬なる所〉以て牛し以て馬す》牛馬の故理なり》

01319:  没中は牛馬を有す〉而して牛馬は露中に出す》此を以て之を推すに。

01320:  天地の有する所は〉則ち

01321:  万物も有する有り》蓋し

01322:  神物の成す所は。則ち

01323:  徳性の為す所なり。

01324:  性なる者は〉物を一にする者なり〉

01325:  物なる者は》体を二にする者なり》

01326:  之を二にする者は〉  有して開す〉

01327:  之を一にする者は》則ち具して能す》

01328:  性才道徳の以て分るる所なり。

01329:  居者は宅す〉故に之を徳と謂う〉

01330:  行者は路す》故に之を道と謂う》

01331:  徳は諸を事に行せば則ち道〉

01332:  道は諸を物に有せば則ち徳》是を以て。

01333:  車は〉 旋転未だ旋転せざるの中に有せば〉

01334:  則ち機触れ勢走る〉

01335:  以て其の旋転の事を其の物に於て行す〉

01336:  桔槹は》低昂を未だ低昂せざるの中に有せば》

01337:  則ち機触れ勢走る》

01338:  以て其の低昂の事を其の物に行せば》

01339:  車と桔槹とは。人造なり。

01340:  旋転低昂は》人造に非ざるなり。

01341:  旋転低昂を有し〉以て

01342:  旋転低昂を行うは》則ち其の器の道徳なり。

01343:  旋転低昂具し〉

01344:  旋転低昂発するは》規矩の性才なり。

01345:  具するに由りて之を有す〉

01346:  発するに由りて之を行す》

01347:  具を有し発を有するは則ち徳〉

01348:  之を具し之を発するは則ち神》

01349:  分すと雖も而も混成す。

01350:  声音に就きて之を言うに。

01351:  発すれば 則ち声は有外に行わる〉

01352:  発せざれば則ち声は闃中に有す》是を以て。

01353:  一声は音韻を未発に具す〉

01354:  [故に発後に音韻は声中に開く》]       (杵築写本を示す。)

01355:  [而して後発する者は声中に能く音韻を具す》] (梅園全集を示す。)

01356: 蓋し理は其の一を一一にし。剖析は無窮なり。故に

01357: 為成の具は相いBCす。

01358: 万物此の如く擾擾たり。万物此の如く擾擾たれば。

01359: 則ち道徳も亦た之と従う。是を以て。

01360: 精は没し麁は露す〉天地此の如し〉

01361:  天気は動す〉

01362:  地質は止す》

01363:  動は能く象を率して転す〉

01364:  止は能く物を載して持す》

01365:  地は端を天に於て寓す〉

01366:  天は中を地に於て寄す》

01367:  天は中を守す〉故に動して静す〉

01368:  地は端を奉す》故に止して動す》

01369:  徒動は則ち円無し〉

01370:  徒静は則ち直無し》故に。

01371:  地は止すと雖も〉而も雲雨は則ち止中に動す〉

01372:  天は動すと雖も》而も諸象は則ち動中に止す》

01373:  勢は天をして円転せしむ〉而して猶お地の中に違わず〉

01374:  力は地をして直持せしむ》而して猶お天の端に差わず》

01375:  地は外に向いて天を載す〉

01376:  天は中に向いて地を裹む》

01377:  其の中間や。

01378:  日月星辰の行する所。

01379:  山壑河海の列する所。

01380:  推遷転持の成する所。

01381:  風雨雷霆の旋する所。

01382:  水火艸木の生化する所。

01383:  羽毛鱗介の出没する所なり。

01384:  其の之を貫する者に至りては。則ち

01385:  大小有無も。之を形にする能わず。

01386:  智慮思索も。之に至る能わず。

01387:  孰れか能く之を容れん。

01388:  孰れか能く之に居らん。

01389:  天は〉其の象を目にし〉其の機を臆し〉以て之を度る〉

01390:  地は》其の質を摩にし》其の体を踏み》以て之を知る》

01391:  度れば則ち得て逃れずと雖も〉 而も

01392:  之を窮むること能わず〉

01393:  知れば則ち以て数う可しと雖も》而も

01394:  其の物を為すを知るに病む》

01395:  夫れ黒白の棊子。勝敗相い成る者は。諸を局に託すればなり。今

01396:  気物は何の中に物す〉

01397:  天神は何の中に事す》

01398:  空と曰い無と曰う〉

01399:  局を舍てて棊を譚するなり〉

01400:  妄に非ずして何ぞや〉

01401:  実と曰い有と曰う》

01402:  気物を除きて物を索るなり》

01403:  偽に非ずして何ぞや》

01404:  人の天地を観るや。

01405:  其れ猶お幕と席とを観るがごときか。

01406:  幕席に囿せらる者は。堂を知らざるなり。

01407:  天地に囿せらる者は。天地の以て然る所を知らず。

01408:  天地の以て然る所を知らざれば。則ち天地を知らざるなり。

01409:  偽妄に駕して以て往く。

01410:  弁は千人を屈すと雖も。通に於ては則ち未だなり。

01411: 清濁隠見》象質此の如し》

01412:  日影なる者は虚体にして。

01413:  明暗を以て物を露す。

01414:  明は定象有り〉無体の天に託す〉

01415:  暗は定象無し》有質の地に依す》

01416:  日なる者は昜象なり〉

01417:  影なる者はA気なり》是に於て

01418:  物の暗中に在る者は〉

01419:  象にして光〉

01420:  物の明中に在る者は》

01421:  質にして影》故に

01422:  天象は能く明なり〉

01423:  地質は能く暗なり》

01424:  如し明をして尽くす可からしめば〉則ち暗即絶えん〉

01425:  若し暗をして絶える可からしめば》則ち明即尽きん》

01426:  蓋し明暗の相い追うなり。

01427:  明は則ち秋毫を折す〉

01428:  暗は則ち江山を蔵す》

01429:  明暗なる者は〉天地の気なり〉

01430:  睡覚なる者は》物の明暗に従うなり》

01431:  唯だ諸動は意を具す。故に

01432:  色を通ずるの竅を目に開す。故に

01433:  明暗の気なる者は〉

01434:  睡覚の応する所〉

01435:  見不見なる者は》

01436:  色を通ずるの竅にして》明暗に忤わざるなり》

01437:  夫れ室の明に於ける〉

01438:  明の如し外より至れば〉則ち其の暗は奚んか去らん〉

01439:  暗は旧しく已に充たば〉則ち明は何に由りて入らん〉

01440:  表の影に於ける》已に其の有する所なれば》

01441:  則ち日の為に横斜せられず》

01442:  若し其の有する所に非ずんば》

01443:  則ち奚に自りて来たらんや》

01444:  明暗なる者は。麁なり。

01445:  而も猶お其の跡を窺い難し。是の故に

01446:  転すれば則ち転す。

01447:  持すれば則ち持す。

01448:  明なれば則ち明なり。

01449:  暗なれば則ち暗なり。

01450:  精は麁と隔せず。没して其の間に露す。

01451: 若く以て絡繹として往来す〉

01452:  経一〉緯一》

01453:  処はF然として塞せば〉則ち万物は擾擾として〉聚散解結す〉

01454:  時は袞然として通せば》則ち万期は憧憧として》往来生化す》

01455: 若く以てM忽として聚散す》

01456:  聚者は必ず聚す〉

01457:  散者は必ず散す》

01458:  聚者は必ずしも聚せず〉

01459:  散者は必ずしも散せず》

01460:  以て常なるに非ず〉

01461:  以て変なるに非ず》

01462:  以て自なるに非ず〉

01463:  以て使なるに非ず》

01464:  聚す可く〉散す可き者は〉乃ち機なり〉

01465:  以て聚せざる能わず》以て散せざる能わざる者は》乃ち勢なり》

01466:  聚散を為す者は〉神の入機なり〉

01467:  聚散を成す者は》天の収跡なり》

01468:  入機と収跡とは。

01469:  精と雖も猶お測る可きなり。唯だ

01470:  聚すれば則ち聚す〉

01471:  散すれば則ち散す》

01472:  孰れか得て端倪せん。

01473: 若く布置整斉す〉

01474: 若く更互錯綜す》

01475: 若く懸けて之を列す〉

01476: 若く陳べて之を羅す》

01477: 之に沿い之に泝る》

01478: 唯だ其れ然り。然れば則ち然らざる莫し。

01479: 然らざる莫ければ。則ち然るに遺す莫し。唯だ

01480: 其の室を幽に閉す〉

01481: 其の戸を明に開す》

01482: 其の故に泝り難し〉

01483: 其の理に沿い易し》

01484: 戸を開きて理に沿えば〉

01485: 居者は以て路に上る。

01486: 路は其の勢に走り〉

01487: 宅は其の力に維す》

01488: 往者は後に向かう〉

01489: 来者は前に向かう》

01490: 開閉は異なると雖も〉而も幽明は居を同にす〉

01491: 往来は反すると雖も》而も当遇は会を一にす》

01492: 居を同にすと雖も〉而も幽は則ち明の開す所に非ず〉

01493: 会を一にすと雖も》而も来は則ち往の鬼に異なる》

01494: 徳は理故を有す〉

01495: 麁は資すれば則ち通塞〉

01496: 宅は幽明を有す》

01497: 麁は資すれば則ち明暗》是を以て。

01498: 一なる者は一を一一にすと雖も。而も

01499: 混は亦た粲と。明中に並立す。

01500: 明なれば則ち幽ならず〉

01501: 幽なれば則ち明ならず》是を以て。

01502: 幽明なる者は。徳の室戸なり。

01503: 暗は蔽す能わず〉

01504: 明は照す能わず》

01505: 其の中に入る能わず〉

01506: 其の外に出る能わず》

01507: 能く之を一にす〉

01508: 徳の有するや〉終に

01509: 能く然るを貌にす》

01510: 一の貌なり》

01511: 一の有する所〉

01512: 神も違う能わず〉

01513: 二の行する所》

01514: 天も拒む能わず》

01515:  天なる者は虚なり〉

01516:  地なる者は実なり〉

01517:  地は天を食す〉而して

01518:  天は亦た実す〉而して後

01519:  其の虚する者は稍く精なり〉

01520:  天なる者は動す》

01521:  地なる者は止す》

01522:  天は地を食す》而して

01523:  地は亦た動す》而して後

01524:  其の静なる者は稍く精し》蓋し

01525:  形の正斜〉

01526:  色の清濁》

01527:  麁の対する所。

01528:  精は遂に痕を没するに至る。

01529:  精は遂に痕を没するに至ると雖も。

01530:  而も猶お且つ麁と並び対す。是を以て。

01531:  其の謂う所の精も亦た明中に粲立して。

01532:  遂に麁を為すなり。是を以て。

01533:  幽なれば則ち精は入る能わず。

01534:  入る能わずと雖も。

01535:  而も神は之をして明と粲立す。故に

01536:  一天一神。物は反し力は均す。

01537: 此に走らざる能わざる者は〉勢なり〉

01538: 能く此に維持する者は〉  力なり〉是を以て。

01539: 其の理は沿う可し〉

01540: 其の故は泝り難し》

01541: 泝り難くして而も冥焉の故は遁れず〉

01542: 沿う可くして而も照然の理は見る可し》故に

01543: 昭昭は見る可しと雖も〉而も

01544: 冥冥見る可からず〉

01545: 冥冥見る可からずと雖も》

01546: 而も亦た太だ昭昭焉たり》蓋し

01547: 故なる者は其の然する所〉     (検索キー「なり」)

01548: 理なる者は其の以て然るなり》

01549:  蓋し一一の分合。

01550:  体用は則ち能く隠す〉

01551:  天地は則ち能く露す》

01552:  宙は通し宇は塞す〉而して

01553:  天は容し物は居す〉

01554:  居する者も亦た容す〉而して

01555:  大は遂に小に之く〉

01556:  小は則ち大に資す〉

01557:  大は則ち小に給す〉

01558:  本は幹し神は運す》而して

01559:  天は体し神は用す》

01560:  用する者も亦た体す》而して

01561:  為は遂に作に之く》是に於て。

01562:  大物は小物を散す〉

01563:  無意は有意を散す》

01564:  有意は人を為す〉

01565:  無意は天を為す》

01566:  大物は天を為す〉

01567:  小物は物を為す》

01568:  人なる者は各物中の一物〉

01569:  意なる者は各神中の一神》

01570:  人は眇たる此の神物を有す。

01571:  勢を彼の神物に張る。

01572:  故に天なる者は為して思わず。

01573:  分ちて計えず。

01574:  之を計え之を思う〉人の能なり〉

01575:  計えて尽くさず》思うて失する有るは》人の拙なり》是の故に。

01576:  故なる者は其の然る所なり〉

01577:  理なる者は其の以て然るなり〉

01578:  以て然すれば則ち昭昭〉

01579:  暗の蔽す所に非ず〉

01580:  然する所は 則ち冥冥》

01581:  明の照す所に非ず》

01582:  冥冥の中は〉既にする所有り〉

01583:  昭昭の中は》以て当る有り》

01584:  然る所の者は冥焉〉

01585:  以て然る者は昭焉〉是れ廼ち〉

01586:  故は未発に在り〉

01587:  理は已発に在り〉

01588:  已発なる者は跡》

01589:  当に然るべき者は理》是れ廼ち》

01590:  故は已発に在り》

01591:  理は未発に在り》是を以て。

01592:  理は昭昭と雖も〉而も

01593:  然る所に溯れば則ち冥〉

01594:  故は冥冥と雖も》而も

01595:  当に然るべきに推せば則ち昭》

01596:  故は冥を以て体と為す〉

01597:  跡は必ず随いて没す〉

01598:  理は昭を以て体を為す》

01599:  機は必ず随いて顕わる》

01600:  徳は。是の自然の天を有す〉

01601:     彼の使然の神を用す》

01602: 為なる者は則ち素〉

01603: 成なる者は則ち文》

01604: 気物性体は為具を為す〉

01605: A昜天地は成具を為す》

01606:  成具は則ち全を成す〉未全は則ち各おの其の天地を有す〉故に

01607:  成具は亦た小物なり〉

01608:  小物は則ち大に資す》資すれば則ち小も亦た全なり》故に

01609:  成具は則ち其の天地を対有す》

01610:  小物は則ち其の天地を並有す》

01611:  全物と勢を張る》故に

01612:  一一の道は。

01613:  分して各おの勢を張る。各おの勢を張ると雖も。

01614:  而も彼此は相い反す。彼此は相い反すれば。

01615:  則ち一の有する所〉

01616:  乃ち一 之を亡う》是を以て。

01617:  体なる者は〉気に由りて能く之に体す〉而して体なり〉

01618:  用なる者は》体に由りて能く之を用す》而して用なり》

01619:  物は体し神は用す。

01620:  全の成る所なり。是を以て

01621:  火は焔焔を体にす〉而して燔灼を用す〉

01622:  水は溶溶を体にす》而して滋潤を用す》

01623:  火は焔焔の灼を露す〉而して溶溶の潤を没す〉

01624:  水は溶溶の潤を露す》而しての焔焔灼を没す》

01625: 地は一大全物。

01626: 全は偏を分す〉

01627: 大は小に之く》

01628: 小は能く大に居す〉

01629: 偏は能く全を成す》

01630:  物は則ち神の物なり。

01631:  神は則ち物の神なり》故に

01632:  天は則ち物を没す。

01633:  袞袞たり〉

01634:  FFたり》

01635:  経通は時を為す〉

01636:  緯塞は処を為す》

01637:  処なる者は〉物を容する者なり〉中は定して物は位す〉

01638:  時なる者は》神を運する者なり》今は見して神は游す》

01639:  天なる者は精なり〉

01640:  宙は以て自ずから通す〉

01641:  宇は以て自ずから塞す〉

01642:  物なる者は麁なり》

01643:  神は斯の中に活す》

01644:  物は斯の中に立す》故に

01645:  宙は袞袞として引きて経す〉神は得て之を路にす〉

01646:  宇はFFとして容して緯す》物は得て之を宅にす》

01647:  徳は能く之を含す〉

01648:  道は能く之を開す》故に。

01649:  物は自ずから大小長短を有す。

01650:  長大は能く天地を成す〉

01651:  短小は能く天地を為す》

01652:  長大は全物の中に居す〉

01653:  短小は長大の中に散す》

01654:  成す者は全に帰す〉

01655:  散す者は瑣を為す》

01656:  全は以て瑣を統す。其の帰するや一。

01657:  全物は〉大に遺さず〉長に出でず〉

01658:  小物は》皆な大に居し》長に従う》

01659:  万物は我と同す。

01660:  運転する所の気象を通中に経歴して〉以て歳日を期す〉

01661:  彼此する所の気質を塞中に交接して》以て天地に成す》

01662:  其の意を神に於て資す〉

01663:  其の身を物に於て資す》

01664:  宇は神を容す〉

01665:  宙は物を率す》

01666:  宙は神に路す〉

01667:  宇は物に宅す》

01668:  性は神を活す〉

01669:  物は体を立す》

01670:  神は宙に行す〉

01671:  物は宇に居す》夫れ

01672:  性なる者は〉精にして神を見す〉

01673:  体なる者は》麁にして物を露す》

01674:  物は神に体す〉

01675:  神は物に用す》故に

01676:  宙は以て宇を運す〉

01677:  宇は以て宙を維す》

01678:  本は以て神を護す〉

01679:  神は以て本を活す》

01680:  天は融して神は通す〉

01681:  天は運して地は立す》

01682:  唯だ其の混焉〉体として性ならざる莫く〉性として体ならざるは莫し〉

01683:  唯だ其の粲然》気は能く物を没す》物は能く気を隠く》是を以て。

01684:  物はFFの宇に塞す〉

01685:  神は袞袞の宙に通す》

01686:  剖析の至る所〉散して已まず〉

01687:  混一の成す所》統して垠無し》

01688:  統ぶれば則ち各散は帰一す〉

01689:  剖すれば則ち一物は瑣砕す》

01690:  性は隠して体は露す〉

01691:  体は没して才は見す》是を以て

01692:  一一の各一一を有すは。

01693:  一の一一を有すに同じ。

01694:  有すれば則ち之を発す〉一の二なる以所なり〉

01695:  一は以て統す〉

01696:  二は以て散す〉

01697:  発すれば則ち之を有す》二の一なる以所なり》

01698:  散は以て偏す》

01699:  統は以て全す》

01700:  資に依り一に帰する所以なり》是を以て。

01701:  麁なれば則ち物は露す〉

01702:  精なれば則ち跡は没す》

01703:  立すれば則ち粲は條理を有す〉

01704:  成すれば則ち混は罅縫を没す》故に

01705: 成具は全物に成す。

01706:  為成の分は如何。

01707:  緯に於ては則ち天地〉気物性体〉為具を為す〉

01708:  天は覆し地は載す〉而して

01709:  日月景影は〉

01710:  袞袞に従いて循環すれば〉則ち昼夜成り〉冬夏成る〉

01711:  水燥土石は〉

01712:  FFに居りて布列すれば〉則ち雲雨成り〉山海成る〉

01713:  経に於ては則ち天神》活立幹運》為具を為す》

01714:  神は為し天は成す》而して

01715:  往来解結は》袞袞に従いて競走すれば》則ち循環 成し》鱗比 成す》

01716:  感応当遇は》FFに居して相い交せば》則ち事物 成し》天命 成す》

01717:  成せざれば則ち為せず〉

01718:  為せざれば則ち成せず》

01719:  姑く小物に就きて之を言うに。

01720:  松柏桧杉は〉屋の為具なり〉

01721:  而して屋の成するは則ち榱題柱桷なり〉

01722:  気液骨肉は》人の為具なり》

01723:  而して人の成するは則ち耳目手脚なり》是を以て。

01724:  其の為する者は即ち其の成する者と雖も〉

01725:    成する者は即ち其の為する者に非ず》是を以て。

01726:  通塞没露〉宇宙天地を成す〉

01727:  清濁乾潤》日影水燥を成す》

01728:  而して後 日影水燥。転に従いて持に居す。而して交錯すれば。則ち

01729:  成する者も為する有りて。而して又為中に成有り。是を以て。

01730:  日月景影は〉東西に転を会す〉而して

01731:  順逆の行を為すれば〉気象は地持に転す〉而して

01732:  面背遠近すれば〉則ち昼夜冬夏は〉地上に成す〉

01733:  水火湿燥は》升降を地に依る》而して

01734:  発収の気を為すれば》気質は地持に運す》而して

01735:  聚散升降すれば》則ち雨暘雷雪は》持中に成す》

01736:  而して土石は虚動に居し。水と燥とを載す。

01737:  水土は地を為す〉

01738:  燥気は天を成す》

01739:  水は土を抱けば〉則ち島嶼を成す〉

01740:  土は水を抱けば》則ち江湖を成す》

01741:  高くして山嶽を成す〉

01742:  深くして潭渦を成す》

01743:  既已に其の物を成せば。

01744:  彼の為す者と。終に別有るなり。

01745: A昜は対偶す〉

01746: 大小は容居す》

01747: A昜は相対すと雖も〉

01748: 大小は容居すと雖も》

01749: 既已に各を為せば。則ち彼此の間。

01750: 隔せざる者は相い融す〉

01751: 隔を為す者は相い通す》

01752: 融するを以てして天なり〉

01753: 通するを以てして神なり》融すれば則ち終に一なり〉

01754: 二を有するを以て然り〉 通する者は 猶お二なり》

01755: 体の隔するを以て然り》故に。

01756: 対偶に於ては〉則ち昜CABす〉

01757: 容居に於ては》則ち大給小資す》

01758: 其の隔する所〉事物は交接し〉鬼神は感応す〉

01759: 其の通する所》生化は往来し》天命は当遇す》

01760:  夫れ万物の用は。

01761:  大に資し各に依す〉

01762:  偶を反し類を比す〉

01763:  大に資するを以て〉而して天に応せざる莫し〉

01764:  各に依するを以て〉而して事に通せざる莫し〉

01765:  反するを以て》而して偶に有らざる莫し》

01766:  比するを以て》而して類に有らざる莫し》蓋し

01767:  大物は一体にして〉

01768:  各体は相い隔す〉

01769:  大気は一用にして》

01770:  各気は相い依す》

01771:  体は各を為すに由りて〉而して

01772:  物物は相い隔す〉

01773:  用は反を為すに由りて》而して

01774:  気気は相い通す》

01775:  一資一応は〉

01776:  大小の間なり〉

01777:  一交一接は》

01778:  彼此の道なり》

01779:  接する者は〉体の往来なり〉

01780:  交する者は》気の往来なり》

01781:  大小は各おの天地を有す〉故に其の勢は各に張る〉

01782:  各各は互いに天地を有す》故に其の用は体に依る》故に

01783:  天は則ち天にして天の天地体用を具す〉

01784:  地は則ち地にして地の天地体用を有す》

01785:  著にして日月水火なり〉

01786:  小にして艸木禽獣なり》

01787:  其の事は同じ。此の故に。

01788:  天地日影の体を立し〉而して

01789:  転持照蔽の用を有す〉

01790:  東西上下の位を成す》而して

01791:  昼夜冬夏の跡を定す》

01792:  彼此の以て相い依りて成る所は然るなり。故に

01793:  万物の各神物を具するは。

01794:  大物のBCに由る。蓋し

01795:  大物なる者は体にして〉而して

01796:  BCなる者は用なり》

01797:  体を隔てて神物を有す。而して

01798:  用を並立の間に於て通ぜんと欲す。是に於てか。

01799:  気は交し体は接す〉

01800:  艸木の雨露寒暄に於ける〉

01801:  鳥獣の飲啄営窟に於ける》

01802:  皆な通隔の事なり。

01803:  用なる者は〉経中に行し〉機に為し〉跡に定す〉

01804:  体なる者は》緯中に居し》天は之を容し》物は之に居す》

01805:  隔物通気〉彼此同じからざるなり〉

01806:  緯に居し経に行す》小大亦た一なり》是の故に。

01807:  其の体は立し用は行すなり。

01808:  神は往来に為す〉

01809:  天は当遇に成す》

01810:  往せば則ち来者に当す〉

01811:  来せば則ち往者に遇す》

01812:  物は往来に通す〉

01813:  之を生化と謂う〉

01814:  事は当遇に定す》

01815:  之を天命と謂う》

01816: 終に此に走らざるを得ず〉

01817: 終に此に維せざるを得ず》然り而して

01818: 以て能く冥冥なり〉

01819: 以て能く昭昭なり》

01820:  以て然る者は昭なり〉

01821:  然る所の者は冥なり》

01822:  然る所の者は故なり〉

01823:  以て然る者は理なり》是に於て。

01824:  已に然る者も亦た故と曰う〉

01825:  当に然る者も亦た理と曰う》

01826:  人は。当然なる者を観て〉未だ以て然るの條理を知らず〉

01827:     已に然る者を察し》未だ然する所の故を考えず》

01828:  故を統べ理を統ぶ。見すれば則ち未已は交互す。

01829:  今の理を譚する者は。則ち理を以て気に易う。

01830:  気は没する可からず。故に理気の説有り。

01831:  理なる者は〉天なり〉事物の以て 然るなり〉

01832:  気なる者は》神なり》事物の然るを為すなり》故に。

01833:  転して当に円なるべく〉持して当に直なるべきは〉則ち理なり〉

01834:  転して円を為し》   持して直を為すは》   則ち気なり》

01835:  理気は豈に條理の正対ならんや。

01836:  況んや其の理とする所の者は。

01837:  未だ條理の故を得ず。

01838:  理非の理に局するをや。

01839:  竟に死底の理を以て〉

01840:    活底の気に抗す》

01841:  是に於てか。気は活し理は死す。

01842:  理は気を生ぜず〉

01843:  気は則ち理を有す》

01844:  気の到る所〉

01845:  理有らざる無く〉

01846:  理の在る所》

01847:  気必ずしも随わず》

01848:  理を譚する者は〉将に之を以て事物を尽くさんとす〉

01849:  理を排する者は》将に之を除きて事物を説かんとす》

01850:  偕に未だ理を得ざる者なり。

01851:  理なる者は〉一一の條理を示すなり〉

01852:  故なる者は》混成の罅縫を没すなり》

01853:  罅縫を没すれば〉則ち冥冥示さず〉

01854:  條理を立すれば》則ち昭昭能く燭す》故に

01855:  條理に由りて。以て事物の以て然する所を照せば。

01856:  事物は逃るるに地無し。

01857:  然りと雖も。理も亦た故の偶。

01858:  照なる者は〉暗を得て照らすを得る〉

01859:  暗なる者は》明を待ちて暗きを得る》故に

01860:  理は冥冥の地を得て〉而して昭昭を施す〉

01861:  故は昭昭の物を得て》而して冥冥を布す》是を以て。

01862:  気は事物の然るを為す〉

01863:  理は事物の然るを照らす》蓋し

01864:  理なる者は〉能く照らす者なり〉

01865:  気なる者は》能く為す者なり》是を以て。

01866:  人造は則ち理先んず〉

01867:  天造は則ち気先んず》

01868:  譬えば舟車を造るが如し。

01869:  舟に先んじて舟の理を照らし〉之を以て此を造る〉

01870:  果して載泛の用を為す〉

01871:  車に先んじて車の理を照らす》之を以て此を造る》

01872:  果して転持の用を為す》

01873:  軽虚は〉理 当に載せて泛かぶべし〉

01874:  然れども載せて泛ぶることを為す者は〉気なり〉

01875:  直円は》理 当に転して持す》

01876:  然れども転して持することを為す者は》気なり》是れ

01877:  人造の理を先んじ〉

01878:  天造の気を先んずる所なり》

01879:  軽虚の載泛する所〉

01880:  直円の転持する所》

01881:  已に其の故を有するなり。

01882:  当に載泛を軽虚に於て照らす〉

01883:  当に転持を直円に於て照らす》是の故に。

01884:  載泛転持に勝る者は〉其の力なり〉

01885:  載泛転持に走る者は》其の勢なり》

01886:  当然の理は〉已に然するの故に由りて論ず可し〉

01887:  已然の故は》然るを為すの気に由りて観る可し》是の故に。

01888:  露する者は昭灼なり〉

01889:  没する者は溟※なり》

01890:  理を以て知る可からず。

01891:  数を以て推す可からず。

01892:  象を以て状す可からず。

01893:  神を以て測る可からず。蓋し。

01894:  天なる者は能く定す〉

01895:  地なる者は能く変す》

01896:  故に天に於ては〉則ち

01897:  日月の道〉

01898:  運転の行〉

01899:  勢は理に随うなり〉

01900:  地に於ては》則ち

01901:  寒熱の運》

01902:  風日の行》

01903:  勢理各おの行す》是の故に。

01904:  理は〉則ち子 当に孝なるべく〉   臣 当に忠なるべし〉

01905:  気は》則ち子 未だ必ずしも孝ならず》臣 未だ必ずしも忠ならず》故に

01906:  勢の走るに至りては。則ち

01907:  理の当然なる者を圧す。

01908:  当然なる者は。其の然らざるを得ざる者を如何ともする能わず。故に

01909:  勢は理に会すれば〉則ち事物は和順す〉

01910:  勢は理に忤わず》 則ち事物は乖戻す》是を以て。

01911:  勢は理の上に伸び易し〉

01912:  理は勢の下に屈し難し》故に

01913:  理を知りて勢を知らざれば〉必ずや誣る〉

01914:  勢を知りて理を知らざれば》必ずや眩む》

01915:  或るひと曰く照らす者は智なり。理に非ず。

01916:  是れ未だ尽くさざるなり。夫れ

01917:  理なる者は。分れて條理を有す。故に

01918:  昭昭は以て照らす。

01919: [理の在る所を知りて。而して

01920:  之に循う者は智なり。之を譬うるに

01921:  理は猶お燭なり〉

01922:  智は猶お目なり》

01923:  燭照して目視るを得るなり。]

01924: G0054U-005  [然れば〉則ち照らす者は〉燭なり〉目以て之を見る〉

01925:               照らす者は理なり》智は以て之を知る》]

01926: G0054U-006    故に燭を秉りて行く者は〉顛倒の患無し〉是れ

01927: G0054U-007    理の晦ます可からざる所以なり〉

01928:               燭を失いて顛倒すと雖も》而も

01929:               尚お※※として已む可からざる者は》勢なり》故に

01930: G0054U-008    天地を假りて以て之を牽けども。而も

01931:               勢は則ち停む可からざるなり。是を以て。

01932: G0054U-009    勢の走る所を知りて〉    以て事に処す可し〉

01933: G0054U-010    理の在る所を知りて》而も以て物を暁る可し》

01934:               円転は首尾を見ず〉

01935: G0054U-011    直推は標本を獲ず》

01936:               没と露と。孰れか其の一を執らん。

01937: G0054U-012    已然なる者は〉則ち顧みて之を視る〉

01938:               当然なる者は》則ち望みて之を推す》

01939: G0054U-013    今  一理を冥※無朕の前に懸けて。

01940:               尽く事物を此に繋ぐ。

01941: G0054U-014    是れ固より天地は廃す可からざる者と雖も。

01942:               亦た偏重の任を擔うこと能わず。

01943: G0054U-015    故は理を含む〉

01944:               理は故に由る》

01945:               其の覆載する所を観て〉而して覆載を推す〉

01946: G0054U-016    其の往来する所を観て》而して往来を推す》

01947:

01948: 

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