00950: 其の一は已に分す。 00951: 昜はCしAはBす。 00952: 大は給し小は資す。而して大は能く小を剖す。 00953: 剖して零砕に至りて〉末は猶お本のごとし〉 00954: 合して諸を一に帰す》本は猶お末のごとし》是に於て 00955: 物は各おのBC給資す。亦た散小の天地を含む。 00956: 日影の星辰に於ける。 00957: 水燥の動植に於けるより。 00958: 以て散じ以て変じ。窮極する所莫し。是に於て 00959: 蔦は生を木杪に寄せ。蛆は体を肉中に化すと雖も。 00960: 亦た末は猶お本のごとし。是を以て 00961: 精を没し麁を露す〉 00962: 時を経し処に居す》 00963: 神本は物を成す〉 00964: 生化は通を為す》 00965: 大に資し以て成す〉 00966: 各に依し以て立す》 00967: 天に在る者は〉乾燥清明なり〉 00968: 地に在る者は》潤湿黯濁なり》 00969: 天地の有する所〉我は 廼ち之を具す〉 00970: 我の 具する所》天地は廼ち之に応す》 00971: 小に成る者は大に資す〉 00972: 地に成る者は天に応す》 00973: 天は 運転環守の方 定す〉而して 00974: 地も亦た中線両極の位 定す〉 00975: 天は GH升降の地を更す》而して 00976: 地も亦た発収粛舒の気 変ず》 00977: 地体は一円塊〉其の用は一一を更す》 00978: 天は則ち 日は照し 影は蔽し〉 日は煦し 影は粛す〉 00979: 地は則ち 照を昼にし蔽を夜にす》春は煦し 秋は粛す》 00980: 天気は清浄なり〉 00981: 物体は濁穢なり》 00982: 万物は成壊し。火は発し水は収するの中に遊す。故に 00983: 気は粛すれば則ち天は清し水は涸す〉霜雪は凝閉し〉植は枯し動は蟄す〉 00984: 気は煦すれば則ち天は濁し湿は動す》雨露は蒸騰し》植は栄し動は出す》 00985: 物の煦粛に応すなり〉 00986: 日は照せば〉則ち天は明に彩は見す〉 00987: 植にして花咲く〉 00988: 動にして神旺す〉 00989: 影は蔽せば》則ち天は暗に彩は没す》 00990: 植にして花合す》 00991: 動にして神蔵す》 00992: 物の照蔽に応すなり》 00993: 天動は東西す〉 00994: 地動は升降す》 00995: 天動は循環す〉 00996: 地動は鱗比す》 00997: 天象は則ち 日月は東西に運旋す〉 00998: 地象は則ち 水火は上下に升降す》 00999: 地昜は蒸騰してA液を噴けば〉則ち雲を発して升り〉雨を結んで降る〉 01000: 天Aは粛凝して地昜を収めば》則ち電を閃して出で》雷を発して撃つ》 01001: 天は〉動にして変すの体なり〉而して 01002: 其の行は則ち整斉す〉攸遠にして天は転し象は運す〉 01003: 日は交し月は食す〉 01004: 昼夜は度を定す〉 01005: 冬夏は気を序す〉 01006: 地は》静にして定すの体なり》而して 01007: 其の行は則ち錯綜す》M忽にして風は起り雨は至る》 01008: 霖旱は常ならず》 01009: A晴は定め無し》是れ則ち 01010: 天は定す〉 01011: 神は変す》 01012: 歳は天に成す〉 01013: 運は神に為す》是れ即ち反比の態なり。 01014: 地は一水土塊。天の守軸に資して〉南北を為す〉 01015: 天の中線に資して》東西を為す》 01016: 天は景影の処を開す〉 01017: 地は水燥の場を開す》自ずから剖して相い偶するに至りては。則ち 01018: 水の高き者は雨を為す〉 01019: 卑き者は水を為す〉 01020: 土の突する者は陸を為す》 01021: 陥する者は壑を為す》 01022: 燥は山を領す〉 01023: 水は壑を領す》 01024: 山は水中に居して島嶼と為る〉 01025: 水は陸中に居して江湖と為る》 01026: 人の取りて以て居す者は山。水に対して陸と呼ぶ。 01027: 土の山を為す者は大壌二つにして。而して其の散は数を知らざるなり。 01028: 神は活し物は立す。生を以て経と為す〉 01029: 身を以て緯と為す》 01030: 粛して冬と為る〉 01031: 舒して夏と為る》 01032: 神旺は我が昼を為す〉 01033: 気睡は我が夜を為す》 01034: 我れ亦た任督中界を分かつ。而して 01035: 左右前後は。東西南北に応する有り。 01036: 如し数えて之を尽くさんと欲せば。則ち 01037: 大物を数え尽くして乃ち始めて尽くさん。 01038: 物は麁を以て露すと雖も。而も唯だ一 混として万有を含む。 01039: 天地の物を露するや。地は塊焉として中立す。 01040: 天は藐焉として外居す。 01041: 混淪たる一球は。実に天神の体にして。而して一は此を以て成す。 01042: 一の成する所は。即ち 01043: 二の合する所なり。 01044: 物は虚実を以て而して没露す〉 01045: 気は清濁を以て而して隠見す》 01046: 分れて勢を張るなり。夫れ 01047: 処は〉F然として物を容す者なり〉 01048: 中は不偏に於て定す〉 01049: 外は無垠に於て成す〉 01050: 物は》塊焉として処に居す者なり》 01051: 無内の中に乗す》 01052: 無外の外に充す》故に 01053: 物は虚を以て天体と為す〉 01054: 実を以て地体と為す〉 01055: 気は転を以て天機と為す》 01056: 持を以て地機と為す》 01057: 理は以て気を布す》 01058: 形は以て体を成す》 01059: 内は諸を中に託す〉 01060: 外は諸を処に寄す〉 01061: 火は天に華す〉 01062: 水は地に液す》 01063: FFに宅す〉 01064: 袞袞に路す》 01065: 天地は〉物にして体を露す〉 01066: 水火は》性にして体を見す》 01067: 天地は〉至大の物〉形位 没し〉機体 露す〉 01068: 水火は》至著の物》性気 隠し》象質 見す》故に 01069: 形体は物を天地に於て露し〉 01070: 象質は性をA昜に於て見す》 01071: 形体は能く物に合す〉 01072: 象質は能く物を分す》是を以て 01073: 実体は結を得て而して堅なり〉 01074: 虚気は動を得て而して剛なり》 01075: 剛は麁を容れず〉 01076: 堅は清を停めず》 01077: 転持は処を分す〉而して 01078: 天地は位を定す〉 01079: 清濁は気を布き》而して 01080: 象質は処を得る》是を以て 01081: 散するや〉処と其の気を合す〉 01082: 結するや》物と其の性を成す》 01083: 気物性体。相い得て全す。是を以て 01084: 質実は結を収す〉 01085: 堅重は地を為す〉 01086: 虚象は聚発す》 01087: 柔軽は象を為す》是に於て 01088: 正偶は相い反す〉 01089: 斜偶は相い比す》 01090: 一反一比。文章を織るが如し。 01091: 我れの居す所は。則ち水燥の偶する所なり。 01092: 煦嘘滋液。以てBCを認む。 01093: 象の天に懸る者は。則ち日月なり。 01094: 日は本(もと)明体〉影と明暗を地上に於て更す〉 01095: 月は本(もと)暗体》日と明暗を天中に於て更す》 01096: 日は燥と性を同じくす〉故に燥は地の南北に従いて粛舒す〉 01097: 月は水と性を同じくす》故に水は月の晦望に従いて消長す》 01098: 日月は上に旋転す〉 01099: 水陸は下に羅列す》是に於て 01100: 日月周回して〉而して朔望冬夏は歳を為す〉 01101: 水燥交錯して》而して雲雷雨雪は運を為す》 01102: 神は其の中に鬱Dとして。BC摩盪す。 01103: 其の本根精英を具す。万の動植を成す。 01104: 人は動中の一物。之を大に資す。以て己れの天地を成す。 01105: 已に其の天地を成す。而して其の境を開けば。則ち 01106: 佗の天地万物を并せて。我と対す。故に 01107: 物を分して人物と曰う〉 01108: 気を分して天人と曰う》 01109: 天地より之を観れば。則ち一は大物を開して。境に露没有り。 01110: 我は小中に立して。境に人物有り。