00583: 気は宇宙を開す〉而して転持を容す〉 00584: 隠然の天は〉立する所の位〉 00585: 行する所の方を設す〉 00586: 気を運すの理〉 00587: 物を成すの形を立す〉 00588: 物は天地を開す》而して水火を見す》 00589: 粲然の地は》容する所の虚》 00590: 居する所の実を露す》 00591: Cする所の華》 00592: Bする所の液を見す》 00593: 其の合するや。宇宙は隠す〉而して虚実の体を露す〉 00594: 転持は没す》而して華液の性を見す》 00595: 動する者は神にして変す〉 00596: 止する者は天にして定す〉是の故に 00597: 地は止にして定す〉而して其の地は磅※を以て界を為さず〉 00598: 天は動にして変す》而して其の天は穹窿を以て界を為さず》故に 00599: FFは常静〉転動は其の中に遊す〉 00600: 運転は守有り〉 00601: 升降は中有り〉 00602: 袞袞は常走》静止は其の中に居す》 00603: 回復は期を悛す》 00604: 游動は態を変す》是に於て 00605: 動は変すと雖も〉而も静を得て而して紀有り〉 00606: 天は定し地は定す〉 00607: 静は定すと雖も》而も動を得て而して能く活す》 00608: 気は変し物は換す》是を以て 00609: 天は物に変す〉而して期に定す〉 00610: 地は物に定す》而して期に変す》 00611: 天神の天地に於て為成する所なり。 00612: 天地は軽虚以て没し〉 00613: 重実以て露す》 00614: 質を以て気を言えば〉質は実なり〉気は虚なり〉 00615: 気を以て質を言えば》気は精なり》質は麁なり》 00616: 気に精なる者は〉質に虚す〉 00617: 気に麁なる者は》質に実す》是を以て 00618: 気は層層を出でて而して漸みて精す〉 00619: 質は重重に入りて而して愈いよ実す》 00620: 之を火は体の虚を以て而して出でて升り〉 00621: 水は質の密を以て而して降りて入るに徴す》 00622: 気は闃として声臭の窺う可き無し〉而して 00623: 地をして能く其の中に在らしむれば〉則ち精なり〉虚なり〉 00624: 質は密にして罅隙の指す可き無し》而して 00625: 気をして能く其の中に在らしむれば》則ち麁なり》実なり》 00626: 天は能く地に在す〉 00627: 地は能く天に居す》 00628: 麁ならざれば〉則ち精は其の間に在すること能わず〉 00629: 虚ならざれば》則ち実は其の中に居すること能わず》 00630: 精は麁中に通す〉 00631: 実は虚中に塞す》 00632: 気象は天中の物を為す〉 00633: 気質は持中の物を為す》 00634: 天象は猶お地質のごとし〉精たらんとするを以て而して実すること能わず〉 00635: 地気は猶お天気のごとし》実せんとするを以て 而して精たること能わず》 00636: 無質は〉有質の気なり〉 00637: 有質は》無質の質なり》故に 00638: 塵埃は気の為めに揚げらると雖も〉而も質を有せば則ち終に降る〉 00639: 雲煙は気を以て而して升ると雖も》而も質を結べば則ち必ず降る》 00640: 升する者は動す〉 00641: 降する者は静なり》 00642: 動なる者は気にして使然たり〉 00643: 静なる者は質にして自然たり》故に 00644: 質なる者は地の体〉外出を拒す〉而して之を内に保す〉 00645: 気なる者は天の体》内入を拒す》而して之を外に送す》故に 00646: 煙火雲霧〉気に勝る者は疾く升す〉 00647: 土石雨雪》質に勝る者は先に降す》 00648: 持を推し転を察するに。 00649: 象は猶お質のごとし〉東は猶お下のごとし〉 00650: 転は猶お持のごとし》西は猶お上のごとし》 00651: 天神は》変動 以て活す》 00652: 定常 以て成す》是を以て 00653: FFの中〉物体は〉濁実重凝して下結す〉 00654: 物気は〉清虚軽融して上散す〉故に 00655: 地体は沈結す〉 00656: 愈いよ密に愈いよ堅なり〉 00657: 堅密は中に依れば〉則ち粗Kは精に之きて天を成す〉 00658: 袞袞の間》神性は》運転HGして斯率す》 00659: 物期は》循環鱗比して退逝す》故に 00660: 天気は転動す》 00661: 愈いよ疾に愈いよ剛なり》 00662: 疾剛は表を保せば》則ち運緩は静に之きて地を成す》 00663: 転は袞袞を紀す〉 00664: 地はFFを紀す》是を以て 00665: 転は物を拒して容せざるの内〉 00666: 地は物を載して沈せざるの間》 00667: 景影は処を布して〉星辰は上に環す〉 00668: 水燥は物を容して》動植は下に立す》 00669: 循環鱗比。期は競いて時を追う。 00670: 天気は動〉 00671: 地体は静》 00672: 動は能く象を率して転す〉 00673: 静は能く質を容して持す》 00674: 地は端を天に於て寓す〉 00675: 天は中を地に於て寄す》 00676: 天は中を守す〉故に動して※せず〉 00677: 地は端を奉す》故に静して躍せず》故に 00678: 地は静と雖も〉而も気は其の中に活す〉 00679: 天は動と雖も》而も位は其の中を守す》 00680: 地は天を載す〉 00681: 天は地を覆す》 00682: 其の間は。乃ち日月星辰は行す。 00683: 山嶽河海は列す。 00684: 推遷転持は成す。 00685: 風雨雷霆は旋す。 00686: 水火艸木は生化す。 00687: 毛羽鱗介は出没す。故に 00688: 其の象を目して。其の機を臆せば。則ち天は亦た度る可きなり。 00689: 其の物を摩して。其の体を踏めば。則ち地は亦た知る可きなり。 00690: 夫れ黒白の棊子。勝敗相い成る者は。 00691: 諸を局に託すればなり。 00692: 今 気体は何に物し〉 (気体=気と体) 00693: 天神は何に事す》 00694: 人の天地に於けるや。亦た其の幕席のみ。 00695: 堂に囿せらる者は幕席の由来する所を知らず。 00696: 幕席の由来する所を知らざれば。則ち 00697: 幕席を知らざるなり。故に 00698: 天地に囿せらる者は。則ち天地を知る能わざるなり。 00699: 天神は宙通の間に運す〉 00700: 天地は宇塞の中に居す》 00701: 天地を除きて而して其の容者のFFを観る〉 00702: FFに充てて而して其の混淪の立を観る〉 00703: 粲立を以て之を観れば〉気は気なり〉 00704: 物は物なり〉 00705: 混成を以て之を観れば》物は亦た気なり》 00706: 気は亦た物なり》是を以て 00707: 気は体を露せずと雖も。物を容して之を居く。故に 00708: 燥は燥の処を天に仮りて〉水と相い拒す〉 00709: 転は転の処を天に仮りて》持と相い拒す》故に 00710: 容者は其の処を施せずんば〉則ち 00711: 居者は其の宅を得ず〉 00712: 居者は其の宅を得るは》則ち 00713: 容者は其の処を施すればなり》然り而して 00714: 容者はFFたれば〉則ち 00715: 居者は無垠なり》 00716: 居者は容者より小ならず〉 00717: 容者は居者より大ならず》 00718: 気は物に之けば〉則ち気ならざる所莫し〉 00719: 体は天に之けば》則ち物ならざる所莫し》 00720: 歳時を除きて而して其の率者の袞袞を観る〉 00721: 袞袞に従いて而して其の絡繹の不尽を観る》 00722: 直往は標本を見ず〉 00723: 円転は首尾を得ず》果たして端緒有らば。則ち 00724: 始に前なる所〉終に後なる所を以て〉将に何をか置かんとす〉 00725: 内に内なる所》外に外なる所を以て》将に如何んか観んとす》故に 00726: 我れ南なれば則ち北は辺を為す〉 00727: 我れ北なれば則ち南は辺を為す》 00728: 世世相い望めば〉則ち既往を今に於て観る〉 00729: 時時相い継げば》則ち将来を今に於て観る》 00730: 時は始終を得る可し〉 00731: 処は其れ際涯を有す》 00732: 往せば則ち従いて之を送す〉 00733: 来せば則ち逆いて之を迎す》 00734: 高ければ則ち登りて之を望む〉 00735: 深ければ則ち入りて此を度る》 00736: 竊竊として宇宙を疑う者の為なり。 00737: 此に融して而して天の洋洋を観る〉 00738: 此に活して而して神のDDを観る》 00739: 天は散し地は結す〉 00740: 気は動し物は止す》 00741: 没者は虚す〉 00742: 露者は実す〉 00743: 見者は濁す》 00744: 隠者は清す》 00745: 之の間。清虚止散する者は精なり〉 00746: 有痕は則ち麁〉 00747: 無痕は則ち精》 00748: 有痕以て無痕を推せば。則ち無痕も痕を成す。而して 00749: 精も亦た麁なり。故に 00750: 露を以て没を索れば〉則ち没も亦た露す〉 00751: 実を以て虚を推せば》則ち虚も亦た実す》 00752: 精の極は精を失す〉而して精の麁なる者は〉麁と相居す〉 00753: 虚の極は虚を失す》而して虚の実なる者は》実と粲立す》 00754: 清濁動静。 00755: 聚散解結。往く所皆な然り。故に 00756: 動実濁結〉 00757: 静虚清散》 00758: 麁なる者は各各露す〉 00759: 精なる者は尽く没す》然りと雖も 00760: 散は虚に混せず。 00761: 清は静に混せず。 00762: 静は動の為に推さる〉 00763: 虚は実の為に推さる》 00764: 以て相融せず。終に粲立を為す。 00765: 粲立は混成を隔にす〉 00766: 混成は粲立に別にす》是を以て 00767: 一一並び見して。而して精も亦た露す。 00768: 一なり難き者は〉乃ち二の粲立なり〉 00769: 二なり難き者は》乃ち一の混成なり》 00770: 濁実動結は》麁なり》 00771: 精は麁中に隠す〉 00772: 麁は精中に居す》 00773: FFは中を得る〉而して天地は虚実を以て之に居す〉 00774: 袞袞は今を得る》而して象質は歳運を以て之に行す》 00775: 神は物と反すと雖も。而も能く合一す。故に 00776: 其の性は融して此に通ず〉 00777: 其の道は為して此に成す》故に 00778: 天地は位を開して〉而して 00779: 水火は物を分す》 00780: 天は虚なり〉虚中は虚を以て見る可きの形を成す〉 00781: 或いは象と曰い〉或いは火と曰い〉或いは昜と曰う〉今 新たに命じて華と曰う〉 00782: 実外は実を以て弄す可きの体を成す》 00783: 或いは質と曰い》或いは水と曰い》或いはAと曰う》今 新たに命じて液と曰う》 00784: 宜しく其の対を玩んで。 00785: 其の物を初にすべし。 00786: 声を以て其の主に眩せられざらんことを要す。 00787: 象質と曰い。水火と曰い。A昜と曰う。 00788: 既に専主有れば。華液の新名。以て汎称す可し。 00789: 水火の本名は。地に著わる者を以て主と為す。故に 00790: 日を以て火の宗と為す。 00791: 其の実に獲て。而して其の名に失す。 00792: 象なる者は其の体を虚にして。見る可き者有るの名なり。 00793: 質なる者は其の体を実にして。把る可き者有るの名なり。 00794: 而して水は猶お気類にして。 00795: 定質を成さず。則ち 00796: 質の専主に非ず。 00797: 故に天地に合して之を謂へば。 00798: 水は地上に在り〉 00799: 日は天中に在り》然れば則ち 00800: 天火は影を得て偶す〉 00801: 地水は燥を得て偶す》 00802: 火の水と地上に於て偶する。固より疏偶なり。 00803: 水火は天地に於て望んで。而して後 親偶を為す。 00804: 然れども名を親偶に於て正せば。則ち天日地火。還って其の主を失す 00805: A昜はもと一一の体なり。 00806: 今 大物は天地を露し〉 00807: 一気はA昜を見す》 00808: 本づく所に推して。以て華液を言う。 00809: 華液は自ずから其の偶を有す。 00810: 偶の素に就きて〉気象気質を曰う〉 00811: 其の成に就きて》日影水燥を曰う》故に 00812: 之を天地に通じて之を観るに。 00813: 日は昜にしてHすれば〉則ち露 天間に結ぶ〉之を命じて月と曰う〉 00814: 水はAにして排すれば》則ち星 地際に生ず》之を命じて火と曰う》 00815: 天地は本一物〉故に華液はA昜を為す〉 (本=もと) 00816: 天地は既に境を分す》故に 00817: 華は気象の日影に偶し》 00818: 液は気質の水燥に偶す》 00819: 人目は素より麁なり。物を視て気を視ず。 00820: 見るに従いて其の疏偶を獲る。 00821: 天に日月と曰う。地に水火と曰う。故に 00822: 世人は未だ日に対するを以て地水便ち是れ月と曰わざると雖も。 00823: 水に対して宜しく天日便ち是れ火と曰うべし。 00824: 華液は則ち天地に合するの水火なり。 00825: 声に依りて聴を誤るは。 00826: 未だ其の主を知る者と為さざるなり。 00827: 是れ一大全物を以て言う者なり。 00828: 其の剖析する所を観れば。則ち両圏相い容す。 00829: 転する所の圏は〉即ち地圏なり〉 00830: 運する所の圏は》即ち天圏なり》 00831: 転圏は則ち天地と巓趺を合す〉 00832: 運圏は則ち天地と巓趺を反す》 00833: 運転環守は理を同せず。 00834: 地趺は〉乃ち天巓なり〉 00835: 天趺は》乃ち地巓なり》 00836: 運転は節を有す。以て日月の弧を繋す。 00837: 弦弧は既に設す。地は転弦の中に居す〉 00838: 日は日弧の中に繋す》 00839: 物体は天地に於て結す〉 00840: 性気はA昜に於て発す》 00841: 性体相い下らず。節は以て枝を出す。 00842: 同胞J胎は。天地一球〉 00843: 華液連環なり》 00844: 華圏は円を天地に於て分す〉 00845: 液圏は円を天地に於て合す》 00846: 合すと雖も天地自ずから天地の一球。 00847: 華液自ずから華液の二圏。 00848: 天地一球は路宅を合す〉 00849: 華液隻圏は歳運を交す》蓋し 00850: 天地の大分。没中は宇宙転持を有す〉 00851: 露中は天地華液を有す》 00852: 宇宙は通塞を為す。而して宙は宇中に通すれば。則ち 00853: 宇は※たり混たり 一を混成す。 00854: 宇中にては。天地の体〉 00855: 転持の機》二円相い合して。宇に居し宙に行す。 00856: 華液両圏。液圏は則ち天地に合す。 00857: 液は天地に洽せば。則ち日影は自ずから規矩を出だす。 00858: 以て中外を成す。己れ其の天に居し。影を以て其の地と為し。 00859: 抗然として天地と弦弧の勢を張る。 00860: 運転は巓趺を反す。其の円は合す。 00861: 日影は圏を分す。巓趺は運転と同せざるなり。蓋し 00862: 物の成。形体色気を以て全なり。是を以て 00863: 形体得ざれば。則ち物は成する能わず。 00864: 色気得ざれば。則ち物は没露する能わず。而して 00865: 色気の成る所。華液に於て濃を為す。 00866: 華は日影を開す〉 00867: 液は水燥を開す》以て虚動実静の中に充す。 00868: 我れ已に地を履み天を載く。是に於てか順逆は我れに定まる。 00869: 地の磅※は土石を結んで拗突を為す。 00870: 以て散虚の天に居る。 00871: 拗処は水占む〉 00872: 突処は燥占む》 00873: 天文は上に懸る〉 00874: 地章は下に捧ぐ》 00875: 発収の際〉寒熱 明暗 温涼 行す〉 00876: 水燥の間》原野 山嶽 河海 成す》 00877: 俯立の諸質は地上に依りて立す〉 00878: 重並の諸曜は運巓を奉じて環す》 00879: 地は弦中に移せず〉 00880: 日は弧中に住せず》 00881: 転趺は〉其の止を実す〉 00882: 運巓は》其の動を虚す》 00883: 一常一変。安んぞ東線一たび転輪に合し。 00884: 一たび守極に横たわらざるを知らんや。故に 00885: 転趺の中は即ち地なり。 00886: 地上一層は〉廼ち水の処なり〉 00887: 水上一層は〉廼ち燥の処なり〉 00888: 運巓の下頭は廼ち月なり。 00889: 月表一層は》廼ち日なり》 00890: 日表一層は》廼ち影なり》 00891: 色界は日を盛とす〉景影は処を為す〉 00892: 而して星辰は其の下に羅る。是に於て巓小趺広なるを覚ゆ〉 00893: 体界は水を主とす》水陸は処を為す》而して 00894: 動植は其の上に立つ。是に於て趺狭天大なるを覚ゆ》 00895: 天は清なり〉故に星辰は乾燥軽明を含む〉 00896: 地は濁なり》故に動植は潤湿重暗を含む》 00897: 万物の遊する所は天にして日影なり〉 00898: 至大は容せざる所無し〉 00899: 至小は載せざる所無し》 00900: 容せざる所無ければ〉則ち物は其の内に沈す〉 00901: 載せざる所無ければ》則ち気は其の外に浮す》 00902: 沙を淘して金を取る〉 重き者は必ず沈む〉 00903: 物を漬して粃を去る》軽き者は必ず浮く》故に 00904: 気象は転中に浮す〉 00905: 気質は持中に沈す》夫れ 00906: 天は無象にして虚なり〉 00907: 地は有質にして実なり》 00908: 無象は浮せば〉則ち有象亦た従いて浮す〉 00909: 諸質は沈せば》則ち本質更に 沈す》故に 00910: 無象は更に有象より浮す〉 00911: 本質は更に諸質より沈す》故に 00912: 天は象を有するに麁なり〉 00913: 象を失するに精なり〉 00914: 地は質を有するに実なり》 00915: 質を失するに虚なり》蓋し夫れ 00916: 天は精大なり〉而して 00917: 日は麁小なり〉 00918: 麁小は以て精大に居す〉 00919: 月表一層〉日は之を環す〉 00920: 日表一層〉影は之を容す〉 00921: 地は堅重なり》而して 00922: 水はK軽なり》 00923: K軽は以て堅重を抱く》 00924: 地上一層》水は之を環す》 00925: 水上一層》燥は之を環す》 00926: 燥影は天の一円中に在る。而して天はFFの中に居す。 00927: 辰は景を以て其の処と為す〉其の物はAにして而して能く光を仮る〉 00928: 星は影を以て其の処と為す》其の物は昜にして而して能く光を発す》而して 00929: 日は黄道を行く。 00930: 星は横極に管す。 00931: 地にして水燥なり》 00932: 日影なる者は〉天中万物の散する所〉其の物は乾燥光明〉軽にして浮き鋪く〉 00933: 水燥なる者は》地中万物の聚する所》其の物は潤湿黯濁》重にして下に就く》 00934: 動植の二は。水陸同じく有り。 00935: 水には則ち魚龍藻樹なり〉 00936: 陸には則ち禽獣艸木なり》 00937: 運転の圏は。巓趺を反す。動植亦た此に資す。 00938: 植は地を本とす〉 00939: 動は天を本とす〉故に 00940: 日影に繋す者は〉象質の分有りと雖も〉而も総て天の象に帰す〉 00941: 其の体を虚にす〉其の物を色にす〉聚散の跡を示さずして〉以て其の物を常にす〉 00942: 循環は已まず〉以て東西す〉 00943: 水燥に居す者は》天地の分有りと雖も》而も総て地の物に帰す》 00944: 其の体を実にす》其の物を液にす》常に解結の跡を露して》以て其の物を変にす》 00945: 鱗比は断たず》以て升降す》是に於て 00946: 天地は能く立す〉 00947: 天神は能く活す》 00948: 天にして日影〉気を得て東西す〉 00949: 地にして水燥》気を得て升降す》以て大物を全す。