00445: 故に万有は皆な麁なり。精は麁中に居す。 00446: 食すれば則ち気ならざるなく〉物ならざるなし〉 00447: 吐すれば則ち物は気ならず》 気は物ならず》 00448: 気は一一を開して。精没麁露す。 00449: 人の覆載に在るや。麁を以て而して麁に居す。 00450: 麁に慣れて而して精に慣れず。 00451: 麁を獲て而して精に遺す。 00452: 分すれば則ち天は能く地を容す〉 00453: 地は能く天に居す〉 00454: 天は地より大〉 00455: 地は天より小〉是を以て 00456: 地ならざるの処は乃ち天〉 00457: 天ならざるの処は乃ち地〉 00458: 合すれば則ち天亦た地に居す》 00459: 地亦た天に居す》 00460: 天は地より大ならず》 00461: 地は天より小ならず》是を以て 00462: 地ならざる所莫し》 00463: 天ならざる所莫し》 00464: 一にして二〉 00465: 二にして一》 00466: 通隔の間。端倪す可からず。 00467: 鬱Dは行すれば則ち路を開す〉 00468: 混淪は居すれば 宅を有す》 00469: 宅路は麁中に没す。 00470: 精は天機を見す〉 00471: 麁は性体を露す》 00472: 天は没すと雖も〉而も袞袞の通。 00473: FFの塞。宇宙を成す〉 00474: 機は既に動止の転持を見す〉 00475: 形は能く直円の形理を成す〉是に於て 00476: 動静の天地を没成す〉 00477: 体は能く気物の天地を立す〉 00478: 性は能く華液のA昜を活す》是に於て 00479: 体性の天地を露成す》蓋し 00480: 清を以て濁を望めば。 00481: 気は清にして散す〉 00482: 物は濁にして結す》 00483: 火は発して懸る〉 00484: 水は収して湛う》 00485: 火は発すと雖も〉而も終古升せざるは〉覆する者有るに由る〉 00486: 水は収すと雖も》而も終古沈せざるは》載する者有るに由る》故に 00487: 通塞散結して。 00488: 幽玄の界に入る。 00489: 上覆下載の際。 00490: 日月星辰は懸す〉 00491: 山嶽河海は列す》 00492: 昼夜冬夏以て成す〉 00493: 東西南北以て紀す》 00494: 文章燦爛。 00495: 万彙鬱郁。 00496: 神は遊す〉 00497: 物は居す》是に於て 00498: 天は気なり〉本を成す〉 00499: 地は物なり》根を成す》 00500: 地 其の気を見するは〉 性なり〉英を成す〉 00501: 天 其の物を形にするは》体なり》精を成す》 00502: 覆載は以て混成す。