【玄語\本宗\A昜\一二】01.txtの検索用訓読。 総ルビ訓読版 検索用原文



00014: 物は性を有す〉性は物を具す〉性は物と混成す〉而して罅縫無し〉故に其の一や全なり〉

00015: 性は体に偶す》物は気に偶す》物は性と粲立す》而して條理有り》故に其の二や偏なり》

00016: 性は物に性す〉

00017: 物は性に物す》故に

00018: 一即一一〉

00019: 一一即一》      (全集・写本とも「一一則一」とある。)

00020: 気は天を成す〉

00021: 物は地を成す》

00022: 性は一を具す〉

00023: 体は一を闕す》

00024: 具一闕二〉剖して経を為す〉

00025: 一気一物》対して緯を為す》

00026:  分すれば則ち 二は粲立す〉

00027:  合すれば則ち 一は混成す》

00028:  一は徒らに一なれば則ち分合せず〉

00029:  二は徒らに二なれば則ち剖対せず》

00030:  一二は徒らならず。

00031:  立すれば則ち各なり〉

00032:  成すれば則ち全なり》是を以て

00033:  剖を以て一を分す〉

00034:  対を以て二を合す》

00035:  剖すれば則ち経なり〉

00036:  対すれば則ち緯なり》

00037:  之を経し之を緯す。條理自ずから分す。錦を以て之を言うに。

00038:  為物は経緯朱緑〉

00039:  成物は鸞鳳華卉》

00040:  其の神は則ち巧婦の意匠なり。是を以て錦は必ず一経一緯。

00041:  神は用し物は成す。是に於て

00042:  一緯の経と分せざる無し〉

00043:  一経の緯と合せざる無し》

00044:  合すれば則ち龍起鸞舞す。

00045:  龍起鸞舞すと雖も。而も

00046:  分すれば則ち経は自ずから経と比す〉

00047:        緯は自ずから緯と比す》

00048:  是を以て一匹の錦。

00049:  性は表裏の二体を具す。

00050:  巧婦は神を運す。

00051:  蚕糸は物を立す。

00052:  人巧知らず。

00053:  天造の薀に至る。

00054:  蓋し大物の気物を為す。

00055:  経緯以て通塞す〉

00056:  精麁以て没露す》

00057:  経通は時を為す〉而して神は事を此に用す〉

00058:  緯塞は処を成す》而して物は物を此に体す》

00059:  是を以て一匹の錦。

00060:  経緯は物す〉

00061:  紡績は事す》

00062:  龍をして斯に起たしめ鸞をして斯に舞わしむ》

00063:  表の燦爛を弄す〉而して

00064:  裏の隠幽を窺う》

00065:  経緯は相い反す。

00066:  類類は相い比す。

00067:  以て対待の道を察す。

00068:  全錦一匹。

00069:  表裏両面。

00070:  以て剖析の所を察す。是を以て

00071:  錦は則ち本一〉故に全なり〉       (本=もと)

00072:  表裏は則ち二》故に偏なり》

00073:  全なれば則ち表裏混成し〉罅縫を没す〉

00074:  偏なれば則ち表裏粲立し》條理を見す》是に於て

00075:  一匹の錦。條理整然。

00076:  鸞羽龍鱗。巧婦苟くもせざるなり。

00077:  爰に龍起鸞舞を経緯に繹ねば。

00078:  則ち髣髴に龍を起こし鸞を舞わさん。

00079: 二の一に於ける。亦た

00080: 一の一に於けるなり。

00081: 是か非か。元気の玄。明を開し幽を閉す。

00082:  混は則ち一にして而して粲は則ち二か。

00083:  粲に対すれば則ち混も亦た粲と並立す〉並立すと雖も〉而も

00084:  混は則ち粲中に没して〉能く一を全す〉

00085:  混は有すれば則ち粲も亦た混成を為す》混成すと雖も》而も

00086:  粲は則ち混中に露して》能く二を偏にす》故に

00087:  全は亦た偏に対して〉而して二は能く一に合す〉是に於て

00088:  二の一に於けるも。亦た

00089:  一の一に於けるなり。故に

00090:  一にして二に伍す。勢は一一を成す。

00091:  痕を著せば則ち隻を見すなり。故に

00092:  性は一を具すと雖も。

00093:  体の一を闕すと並立す。

00094:  並立は則ち痕を著す。一と自ずから間有り。間有りと雖も。

00095:  性は能く一を具す〉故に其の才は能く融し能く通す〉

00096:  体は能く一を闕す》故に其の用は能く分し能く隔す》

00097: 性は已に物に性す〉何ぞ亦た体有る〉具闕にして後〉剖析尽きず〉

00098: 物は已に性に物す》何ぞ亦た気有る》精麁にして後》対待変を尽くす》

00099: 配すれば則ち性体の気物に並するを観る〉

00100: 合すれば則ち性体の気物に入するを観る》是に於て

00101: 二闕は反して〉

00102: 一具に合す》分合共に一にして。 而して

00103: 一は則ち昜〉

00104: 一は則ちA》

00105: 一一の各名を得るなり。

00106: 闕は能く物に体す〉而して其の二を立す〉

00107: 具は能く物に性す》而して其の一を活す》

00108: 剖して散す〉

00109: 対して合す》

00110: 具性はA昜に走す〉

00111: 闕体は天地を立す》

00112: A昜BC〉神は其の天を活す〉

00113: 天地没露》物は其の地を立す》

00114: 立する者は神の鬱Dに活す〉

00115: 活する者は物の混淪に立す》故に

00116: 其の一を混成して〉全偏に統散し〉一二の経を用す〉

00117: 其の二を粲立して》剖対反比し》 一一の緯を体す》故に

00118: 之に遡れば〉則ち條理に従う〉而して偏偏は全に帰す〉

00119: 之を望めば》則ち対待を反す〉而して偶偶は皆な合す》

00120: 一を以て居を同す〉

00121: 二を以て道を異す》

00122: 分を以て気を均す〉

00123: 合を以て物を反す》

00124:  本は一にして。而して一気一物相い分す〉

00125:            一性一体相い合す》

00126:  試みに筆を援きて一画を下すに。

00127:  纔かに一点を露せば。則ち上下既に立す。

00128:  上露せば則ち下成る。表成り裏従う。

00129:  表裏は上下の中に居す。

00130:  上下は表裏の中に居す。

00131:  上下表裏は混成す。而して一画其の中に立す。

00132:  是れ居は同し道は異し。 

00133:    気は均し物は反する所以なり。

00134:  物は反するを以て〉而して露没は自ずから異す〉

00135:  気は均するを以て》而して対に軒輊無し》

00136:  且つ小を以て之を言うに。人 両岸に立ちて各相い望めば。

00137:  其の近遠隠見を為すは〉則ち各おの相い同じきなり〉

00138:  其の近遠隠見する所は》則ち互いに相い異なるなり》是を以て

00139:  物の没露〉

00140:  気の隠見》

00141:  其の道を異にすと雖も〉而も

00142:  其の居を同にす》故に

00143:  物の没する所は〉乃ち

00144:  気の見する所なり〉

00145:  気の隠する所は》乃ち

00146:  物の露する所なり》

00147:  A昜は物に非ず。而して能く物に体す。故に

00148:  物は没露すれば〉則ち

00149:  気は隠見す》二の態なり。故に

00150:  気物は物を為せば則ち没露す〉

00151:  A昜は物を為せば則ち隠見す》

00152:  気は精にして没す〉

00153:  物は麁にして露す》

00154:  麁なれば則ち 気も亦た見す〉

00155:  精なれば則ち 物も亦た没す》故に

00156:  麁なれば則ち性体を見して華液を為す〉

00157:  精なれば則ち天地を没して天神を為す》

00158:  気は物を得て而してA昜は粲立す〉

00159:  物は気を以て而して天地は混成す》

00160:  天地の混成するを以て〉而してAに具する者は〉必ず昜に具す〉

00161:  A昜の粲立するを以て》而してAに具する者は》必ず昜に反す》

00162:  A昜は具を同するを以て〉其の居を異にすること能わず〉

00163:  A昜は具を反するを以て》其の道を同にすること能わず》

00164:  粲立すれば則ち一一平分す〉

00165:  混成すれば則ち一一相融す》

00166:  平分すれば則ち彼此の発は同ならず〉

00167:  相融すれば則ち彼此の有は異ならず》是を以て

00168:  地は結に成し〉

00169:  天は散に成ると雖も》而も

00170:  地は結に専らならば〉則ち長じて天を尽くさん〉

00171:  天は散に専らならば》則ち消して地を尽くさん》

00172:  散結は苟くも徒らなれば。則ち

00173:  上は散を継ぐ者無し〉

00174:  下は結を置く地無し》

00175:  之を桔槹に移すに。

00176:  止すれば則ち持にして直なり〉無意以て動の用を具す〉

00177:  動すれば則ち転にして円なり》自ずから静の復を竢つ》

00178:  之を碓に移すに。

00179:  前を抑うれば則ち後昂り〉天昂は人の抑うるに従う〉

00180:  前を揚ぐれば則ち後低り》人揚は天の低ぐるに期す》故に

00181:  進むを貪れば則ち忽ち退く〉

00182:  退くを欲せば則ち冥に進む》

00183:  此れに長ずれば則ち彼に消す〉

00184:  東を傾むくれば則ち西が欹つ》

00185: 混成すれば則ち一の有に非ざる無し〉

00186: 粲立すれば則ち二の開に非ざる無し》

00187: 一有し二隠す〉

00188: 二開し一移す》

00189: 剖するや分して二に之く〉

00190: 対するや合して一に帰す》

00191: 対すれば則ちA昜以てBCす〉

00192: 剖すれば則ち天地以て給資す》

00193: BCに非ざれば〉則ちA昜を為すこと能わず〉

00194: 給資に非ざれば》則ち天地を為すこと能わず》是に於て

00195: 立する者は気物を露す〉

00196: 活する者は本神を痕す》

00197: 気は天なり〉之を活する者は神気なり〉

00198: 物は地なり》之を立する者は本気なり》

00199: 性体は気物に和し〉本根精英 以て一を成す〉

00200: 本根精英 既に立すれば〉神は用を保営運為に於て為す〉

00201: 性体は気物を隠し》本神天神 以て二を成す》

00202: 本神天神 既に活すれば》天は用を造化天命に於て成す》

00203: 是に於て一は一一を散す。而して

00204: 万有は没露す〉

00205: 万機は動止す》

00206: 万機は態を異にするも〉唯だ鬱Dたり〉

00207: 万有は体を変にするも》唯だ混淪たり》

00208: 混淪を立する者は〉廼ち本気なり〉本根精英は〉神に於て身す〉

00209: 鬱Dを活する者は》廼ち神気なり》保営運為は》物に於て神す》

00210: 之を為する者は神なり〉

00211: 是れ成する者は天なり》故に

00212: 性体気物は〉為具なり〉

00213: A昜天地は》成具なり》

00214: 剖析尽きず〉 成する者も亦た為す〉

00215: 対待相い合す》為する者も亦た成す》蓋し

00216: 一の立する所〉其の物を幹立し〉其の神を活運す〉廼ち本と神となり〉

00217: 二の活する所》一以て之を為し》一以て成すなり》乃ち天と神となり》

00218: 一有し二居す〉

00219: 一活し一立す》

00220: 性体は気物を貫す〉

00221: 気物は性体を割す》

00222: 有せずんば胡か居さん〉              (胡=いずれ)

00223: 活せずんば孰か立せん》              (孰=いずれ)

00224: 二を有するを以て〉而して一移し二に居す〉

00225: 一の移するを以て》而して二 各一を全す》 是に於て

00226: A猶お昜の如し〉

00227: 小猶お大の如し》

00228: 猶如は遞いに反す。其の変は無窮なり。

00229:  気は本を為す。

00230:  物は根を為す。

00231:  体は精を為す。

00232:  性はを英を為す。

00233:  若し気物体性の本根精英を為すに非ずんば。

00234:  則ち豈に相い依って一を成せんや。

00235:  人なるは麁物。麁に通じて精に泥す。故に但だ

00236:  植の 本根精英を有するを見て。而して

00237:  動亦た本根精英を具するを見ず。但だ

00238:  動植の本根精英を有するを見て。

00239:  諸を大物に資するを識らず。

00240:  気物性体を以て成せざる者無ければ。則ち往くとして

00241:  本根精英を具せざる者無し。

00242:  至大は小を遺さず〉

00243:  至精は麁を外にせず》

00244:  一の徳なり。

00245:  人の渺たる麁小の智を以て。

00246:  精没する者を探らんと欲するも。難し。

00247:  然りと雖も精麁は混一して。

00248:  没露は居を同す。何ぞ天地に外れん。

00249:  故に合して一 成す。

00250:  男女感じて而して子 其の中に成る所以なり。

00251:  條理は男女に於て立す。

00252:  罅縫は所生に於て没す。

00253:  分して各おの立す。

00254:  衆くの兄弟の体を一父母に分かつ所以なり。

00255:  衆くの兄弟にして散ず〉

00256:  一父母にして統す》是の故に

00257:  物  立し〉神  活する者は〉此の天地を成す所なり〉

00258:  性体 合し》気物 分する者は》此の天地を為す者なり》

00259:  成は則ち為に於て成し〉

00260:  為は則ち成に於て為すと雖も》

00261:  而も為成は自ずから別なり。而して

00262:  為は成に先だち成は為に後るるに非ず。

00263:  故に天地に観ること有らんと欲する者は須らく條理に繹ねて。

00264:  以て混成に居すべきなり。

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