神物剖析図 shinbutsu-bouseki-zu

-条理による地球生命圏の大分類-



左象限の各語の解説

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[天神は乃(すなわ)ち天冊に説く所]
[天地は乃(すなわ)ち地冊に説く所]

とあるので、この図が、

『玄語』の内容を総体的に示したものであることがわかる。

この図は本宗\陰陽のものである。

15443:  本宗は天地の両冊を包む。我が為に大冊と為す。

という文は、この包括性を意味しているのであろう。



この図と整合する文 (玄語¥本宗¥天地¥三説四界より)


576: 天機は已に分す〉而して宇宙転持は相い成す〉(已に=すでに) 577: 性体は已に分す》而して天地水火は並び立す》是に於て     578: 虚実の天地〉                        579: 水火のA昜》            (A=陰-こざとへん) 580: 時処の宇宙〉                        581: 動止の転持》                        582: 偶偶相い合して。一大天地を成す。             

ただしこの文は図の左半分しか示していない。これは、『多賀墨卿君にこ
たふる書』(以下『多賀』とする)の次の文から明らかである。    


231: 没して天をなし、露して地をなす物は、畢竟、地中の天地にして、    蒼々の天、歴々の曜、                     232: 央々たる無際涯に帰し、一大結物の地にして、鬱渤たる神の成れる    天に有せらる。(央は[土央]の代用文字。外字記号F)     

故に、図の右半分が「鬱渤たる神の成れる天」で、左半分が
「一大結物の地」である。『玄語』582:の「一大天地」と『多賀』232:の
「一大結物の地」は、同じ対象を指示している。              


したがって、我々が一般に宇宙または自然として研究しているものは、
『玄語』の論理体系の中では「地中の天地」であることになり、これを
包むものとしての「天」が存在することになる。これを取り扱うのが
天冊の「活部」と「立部」であり、
活部が上図の右半分の領域の上に、立部が下に描かれている。


この図は「経緯剖対図」をテンプレートにして描かれた図であるが、これを
変形させて、「一即四」にした図もある。変形の手順は難しくないが、説明
は煩雑であるので省略する。このとき、無数の[一]を内部に持った「小円」
ができるが、それを[界]という。[界]は四つにまとめられる。それが

四界図

『玄語』体系図

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