ふたつの混成図

002 一一相食混成図 itiiti_sousyoku_konseizu
003 気物相食混成図 kibutu_sousyoku_konseizu


『玄語』における数の初出
『玄語』における概念の初出
[一一体を欠き相い食(は)み性を具す]と、
[気物即物これを天地と謂う]に注目!!

混成図の論理形式は、

○|●

|は、シェファーの棒 Sheffer's strokeである。

上記の式は「白でないか、または、黒でないかである」と読む。つまり、


○|●≡~(○・●)   (○かつ●)ではない。         
   ≡~○∨~●     ○でないか、または、●でないかである。
  というに等しい。この棒記号を「拒否」という。

シェファー(H.M.Sheffer)が、唯一の演算子(a|b)を用いて命題論理学の
公理化を行ったのは1913年であり、ニコド(J.G.P.Nicod)が、シェファーの
方法によって唯一の演算子を用いた唯一の公理で命題論理系を構成しうるこ
とを証明したのは1917年のことである。ニコドが提出した基本的概念は
不並立(incompatibility)と言われ、p|qと書かれる。もし、このホーム
ページでの解釈が正しいとするならば、三浦梅園は18世紀の江戸時代に、
同様の試みに着手していたことになる。ただ、梅園は論理の正しさの証明は
行っていない。彼の方法は実証主義であり、枚挙法によって論理と対象の一
致を検証するというものであった。                  

ふたつの粲立図

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